悪口を言われたら勝ちな理由って? 悪口を言われた時の対処法も解説
悪口を言われたら嫌な気持ちになるかもしれませんが、「悪口を言われたら勝ち」という考え方もあります。
この記事では、悪口を言われたら勝ちといわれる理由や悪口を言う人の心理、悪口を言われた時の対処法を解説します。
悪口を言われたら勝ちな理由5つ
なぜ「悪口を言われたら勝ち」といわれているのでしょうか。その理由を解説します。
(1)相手はあなたを脅威だと思っているから
人としての魅力にあふれていて印象の強い人は、悪口を言われやすい傾向にあります。どうしても目立つため、嫉妬を買いやすいのです。
嫉妬を買いやすいということは、あなたがその相手にとって脅威であるともいえます。相手があなたに対し「いつか追い越されるのでは」「勝てない」と思っているからこそ、悪口を言って足を引っ張ろうとするのでしょう。
(2)悪口を言った人の印象が悪くなるから
周りから見ると「悪口を言う人」は、あまり印象が良くないですよね。周囲から人間性を疑われ、信用を失うことにもなりかねません。
相手はあなたの評価を下げるために悪口を言っていても、結局悪口を言った方の評価が下がってしまうのです。その間にも、あなたの評判は勝手に上がっていくでしょう。
(3)精神的に強くなるから
悪口を言われるのは気分が良くないもの。かといって言い返すと相手をさらに刺激してしまう可能性があります。
悪口を言われている状況を乗り切るには、悪口を言われてもスルーする精神力、つらくなった時に助けを求める力が必要。これらの力を身につけたあなたは、精神的により強くなっているはずです。
(4)客観的に自分を知れるから
悪口を言われた時は、自分を客観的に分析するチャンスともいえます。
もちろん、悪口を真に受ける必要はありません。しかし、悪口をきっかけにして「自分は他者からこう見られているかもしれない」と考え、行動を改めたり考え方を変えたりすることもできます。
自分の弱点や特徴をより深く知ることで、さらに成長できるかもしれないのです。
(5)自分の軸がある証拠だから
人と違うことをすると、目立って批判されやすくなります。反対に、自分の意思を曲げて波風立てないように過ごしていれば、悪口を言われる可能性は低くなるでしょう。
こう考えると、悪口を言われるのは自分の軸があり、自分の意思に従って行動できている証拠といえるかもしれません。
他人に流されず自分を持ち続けるのは誰にでもできることではないので、これからも自信を持ちましょう。
悪口を言う人の心理
では悪口を言う人は、どのような心理からあなたを攻撃しているのでしょうか。ここでは、悪口を言う人の心理について考察します。
(1)コンプレックスが強い
コンプレックスを抱えていて他人に対しての劣等感が強い人は、悪口を言いがち。誰かを悪く言って評判を下げることで「自分は上だ」と思い、メンタルを保ちたいのかもしれません。
しかし、他人を下げても自分のコンプレックスがなくなるわけではありません。結局いつまでもコンプレックスを抱えたままなので、悪口をやめられないのでしょう。
(2)ストレスを発散したい
人の悪口を言うことでストレスを発散しようとする人もいます。
誰かを攻撃したり、集団で悪口を言って共感し合ったりすることで、すっきりした感覚を味わおうとしているのです。「誰かを批判している自分に酔っている」状態なのかもしれません。
この場合、悪口の対象は誰でも良く、身近にいる目立つ人を選んで悪口を言うことが多いようです。
(3)自分の強さを見せつけたい
どうにか自分の強さを誇示したいという考えから、悪口を言う人もいます。これは、特にプライドが高い人に見られる傾向です。
悪口を言うことで相手を攻撃し、「相手はレベルが下だ」「自分の方が優れている」とアピールしたいのでしょう。
心の中では相手を恐れていて、出し抜かれないようにけん制したいという心理もあるようです。
(4)相手の評価を下げたい
悪口を言う人の心理として、「相手の評判を下げたい」というものもあります。その背景には、個人的な恨みや「相対的に自分の評価を上げたい」という思惑があるようです。
このような人の中には、相手の評判を下げるためにうそのうわさを流す人も。ここまでくると、かなり悪意が強いといえるでしょう。
悪口を言われた時の対処法
「悪口を言われたら勝ち」とはいえ、やはり嫌な気持ちになるものです。そのような時は、どのように対処すれば良いのでしょうか。
(1)相手にしない
悪口を言われて悔しいからといって、同じように悪口を言ってしまっては、あなたの評価も下がってしまいます。それでは相手の思うツボ。
悪口を言われても、気にせずに放っておくのが無難です。極力反応せず、なるべく相手と接点を持たないようにしましょう。
あなたが平然としていれば、相手は悪口を言う意味を見失って攻撃をやめる可能性があります。
(2)さらに成長する
先ほどもお伝えした通り、悪口を言われるのはあなたが相手にとって脅威となる存在だからかもしれません。
そこで、相手にとってさらなる脅威となれるよう、もっと成長するのも手です。そうすれば、相手がより劣等感を抱きやすくなり、周囲からのあなたの評価は上がっていくはず。
たとえ相手から悪口を言われたとしても、あなたを評価してくれる人の方が多くなるでしょう。
(3)みんなに好かれる努力はしない
「できればたくさんの人に好かれたい」と思うのは自然なことです。しかし誰にでも「合う人」「合わない人」は存在します。
ですから、みんなに好かれようとせず「嫌われても良い」と割り切ることも大切です。あなたの悪口を言う人ではなく、あなたを好きになって応援してくれる人を大事にしましょう。
そうすれば気持ちが楽になりますし、人生がもっと豊かになるはずです。
(4)「悪口を言う人とは考え方が違う」と諦める
悪口を言うのは良くないことですが、世の中には悪口が「生活の一部」となり、息をするように悪口を言ってしまう人もいます。
そのような人たちに「悪口は良くないこと」と分かってもらうのは難しいでしょう。悪口をやめてもらうことは期待せず、「そういう人なんだ」と諦めることも大切です。
(5)信頼できる人に話を聞いてもらう
ここまでさまざまな悪口への対処法を紹介してきましたが、1人で対処し続けているとつらくなることもあるでしょう。
そんな時は、信頼できる人に話を聞いてもらうのもおすすめです。信頼できる人に理解を示してもらえれば、気持ちがだいぶ楽になるはず。
つらい気持ちを吐き出してすっきりしたら、また前向きに歩んでいく気力が湧いてくるでしょう。
「悪口を言われたら勝ち」な理由を知っておこう
悪口を言う人は、あなたに脅威を感じていたり、コンプレックスを抱えていたりします。あなたがレベルの高い人間だからこそ、悪口を言われているのだと考えられるのです。
このように、「悪口を言われたら勝ち」といえる理由を知っておくと、悪口にいちいち落ち込むことは減るでしょう。
悪口を言われても落ち込まず、前向きに進んでいってくださいね。もちろん、つらい時は信頼できる人に相談することも大切です。
(LIB_zine)
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