お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

声が小さい人の特徴とは? 心理や原因・克服方法を解説

神戸梛来

声が小さい人は、何度も聞き返されて気まずくなったり、自分の意見が通りにくくなったりと何かと損をしがち。声が小さいことを克服できれば、もっとコミュニケーションが取りやすくなるはずです。今回は、声が小さい人の特徴や心理、克服方法を解説します。

会話している最中に何度も聞き返される……。声が小さかったり、声が通らなかったりすることを気にしている人もいるのではないでしょうか。

声が小さくなってしまうのには、何らかの原因が隠れているかもしれません。この記事では、声が小さい人の心理や原因、声が小さいことを克服する方法について解説します。

声が小さい人の特徴5つ

声が小さいことを気にしている人は意外と多いようです。何度も聞き返されてしまって恥ずかしくなってしまったという人もいるかもしれません。

まずは声が小さい人の特徴を理解しておきましょう。

(1)控えめな性格

声が小さい人は、控えめな性格であることが多いようです。静かな場所を好み、大勢でにぎやかにすることがあまり得意ではない傾向にあります。

1人で過ごすことも多く、大きな声を出す機会があまりありません。さらに、声が小さいだけでなく、ゆっくりと話す人もいます。

(2)人と話すのが苦手

人と話すのが苦手で、声が小さくなってしまう人もいます。

他人と話すのを恥ずかしく感じたり、照れてしまったりしてうまく話せず、自然に声が小さくなってしまうのです。

(3)極度に緊張する

声が小さい人は、あがり症である場合も。誰かと話す時には緊張して、声が震えて小さくなってしまいがちです。

聞き返されたりするとますます緊張して、さらに声が小さくなってしまうこともあるようです。

(4)姿勢が悪い

姿勢が悪いと、話す時に視線がうつむき加減になりがちです。相手と対面で話していても、声が届きにくくなってしまうでしょう。

普段から背中を丸めて歩くクセがある人は、自ずと声が小さくなってしまうかもしれません。

(5)自己開示が苦手

自分の話をするのが苦手な人も、声が小さくなりがちです。「自分の話なんてつまらないのではないか」と自信をなくしながら話していると、自然と声が小さくなってしまいます。

大勢の場での自己紹介や、ちょっとした雑談など、自分のことを話さなければいけない場面で苦痛を感じがちです。

▶次のページでは、声が小さい人の心理や原因を紹介します。

声が小さい人の心理や原因

次に、声が小さい人の心理や原因について解説します。

(1)口を開けずに話す癖がある

大きく聞きやすい声で話す人は、口を大きく開いてはっきりと話す印象がありますよね。一方で声が小さい人は、逆にあまり口を開けずに話しているようです。

意識しているわけではなく、クセになってしまっているのかもしれません。控えめな性格で自分の話をしたくないという心理が、無意識のうちに口を開けずに話すクセにつながっている可能性もあるでしょう。

(2)自信がない

何気ない会話は大丈夫でも、人が見ている場になると声が小さくなってしまう人もいます。このタイプの人は、自分の話す内容に自信がない場合が多いようです。

例えば、大人数の会議や大事なプレゼンなどで声が小さくなってしまう場合は、このタイプかもしれません。

(3)育った環境が影響している

家族全員が小さな声で話していたり、大声で話すのはよくないと教えられていたりと、育った環境が影響して声が小さいタイプの人もいるかもしれません。

小さな声で話すことが当たり前なので、声が小さいことに気づかず大人になっていることもあるようです。

(4)相手への恐怖心がある

厳しく怒られたことのある相手の前でだけ、声が小さくなってしまう人もいます。

何か言ったらまた怒られるかも……と委縮してしまうため、無意識に声が小さくなってしまうようです。

(5)受け身の性格

おとなしい性格で、自分から強く主張することが少ない人も、声が小さくなりがちです。声が小さい人は受け身のタイプの人が多い傾向にあります。

意見を戦わせることを好まず、強くものを言うことはありませんが、自分の意見が通りにくくなってしまうこともあるようです。

▶次のページでは、声が小さいことのデメリットを解説します。

声が小さいことのデメリット

声が小さいことには、何かデメリットがあるのでしょうか? ここでは、声が小さいことのデメリットを3つ紹介します。

(1)自分の意見がスルーされてしまう

どんなに重要な意見であっても、声が小さいとスルーされてしまうことがあります。声が大きい人の主張が通り、何となく腑に落ちない気持ちになった経験がある人もいるのではないでしょうか。

はっきりとした声で意見を言う人は、それだけで説得力があるように感じられます、一方で声が小さいと自信がなさそうに思われてしまい、それだけで不利になってしまうこともあるようです。

(2)会話が成立しづらくなる

声が小さいと、人が多い場所やにぎやかな場所では相手が聞き取れないこともあります。相手が聞き返すことも多くなるでしょう。そうすると、会話が難しくなってしまいます。

相手も何度も聞き返すのが申し訳なくなり、聞こえていないけど適当に相づちを打ってしまいがちに。また、声が小さい人も、相手をイライラさせてしまっていることを申し訳なく思ってしまい、何となく気まずくなることも……。

(3)印象が良くない

小さな声でぼそぼそと話す人は、それだけで暗い印象を与えてしまいます。実際は明るい性格であっても、声が小さいだけで印象が悪くなってしまうのはもったいないですよね。

▶次のページでは、声が小さいことを克服する方法を解説します。

声が小さいことを克服する方法

最後に、声が小さいことを克服する方法を考えてみます。

(1)大きな声で歌う

普段から声を出す習慣がない人は、大きな声で歌うのがおすすめです。カラオケに行くのもいいですし、ドライブ中やお風呂で歌うのもいいでしょう。

大きな声で歌ってみることで、声を出す感覚を思い出せるはずです。

(2)あえて大人数の前で話す

緊張して声が小さくなってしまう人は、大人数の前で話す機会を作るようにするのはどうでしょうか。あえて自分から機会を作り、人前で話すことに慣れていくと、だんだん声の小ささが改善されていくかもしれません。

さらにおすすめは、世代や立場の違う人の前に立つことです。スパルタのようですが、経験を増やさなければうまくなりません。あえて厳しい状況に追い込むのも効果的ですよ。

(3)気心知れた人と話す

職場の同僚とは毎日会うけれど、学生時代の友達とは最近会えていない……という人は少なくありません。

時間を作って気心知れた友達と話してみると、自然といつもより声が大きくなっていることを実感できる可能性があります。普段、職場で話す声量に慣れてしまっている人も、相手が聞き取りやすい声の出し方を思い出せるかもしれませんよ。

相手に伝わるよう、自信を持って話そう

声が小さいことを気にして、話すのが億劫になってしまうこともあるかもしれません。しかし、あなたの意見や主張は間違っていないはずです。堂々と話すことで説得力が増します。

相手に伝わるよう、大きな声で話すことを意識してみてください。うまく相手に伝わる経験を重ね、自信をつけていきましょう。

(神戸 梛来)

※画像はイメージです

SHARE