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忘れられないお別れをした話

#私とわたしの話

もちろんいつもは「私」。でも、あのときは「わたし」だったかも。私は一人だけど、いつもと違う「わたし」になりたいとき、なぜかあのときだけ勇気を出せた「わたし」、ちょっとだけ大胆になれた「わたし」。この連載では、マイナビウーマンの読者たちが綴ってくれたエッセイ「私とわたしの話」をお届けします。

今回のテーマは「忘れられないお別れをした話」。読者の方々が綴ってくれたエピソードの中から3つのお話をご紹介します。

最後の「またね」

大学に入学してすぐに、
バイト先の先輩に告白されてお付き合いを始めました。
付き合ってから3年ほど経った頃のことです。
何度も別れては、また付き合い……を繰り返していたものの、
彼のことは何でも知っていると思っていました。

ある日、いつものように彼の家に泊まると、
なんと、トイレに知らない生理用品が……!
彼に聞きました。
「最近、ここに妹来たの?」
私の問いに対して、
「彼は来てないよ」と彼は答ました。

それから、いつもと変わらぬ一夜を過ごし、
これまた、いつもと変わらぬトーンで、
「またね」と言って、彼の家を後にしました。

それきり一度も連絡していません。

(30歳・営業職)

もう会わないのに伝えた「またね」が、とても切ないです。あえて怒りをぶつけたり、問い詰めたりしない投稿者さんの強さを感じます。

思い出の場所で

本当に好きな人だったけど
親に反対されて仕方なく別れた。

何年も一緒に過ごしてきた仲だったけど、
親同士が仲がどうしてもよくならなかったことが理由。
お互い親を捨てようかとおもって悩んだけど、
それでもやはりどちらを取るかで親を取ることにした。

最後は本当にもう会わないと決めて
思い出の場所でさよならをした。

(29歳・事務職)

本人同士は想い合っているのに、親同士の事情で一緒にいることができないというのは、とてもつらかったことでしょう。きっとお別れをした場所は一生の思い出ですね。

会ったことがない彼への依存

学生の頃、インターネットで知り合った方と
恋愛をしていました。
出会ったこともない人に対して
「なぜ、そこまで恋愛感情を抱いたのか」
今になっては謎ですが、
その時は本気で相手のことが好きでたまりませんでした。

その人の行動で一喜一憂してました。
半年ぐらい連絡をとってやっと会えると思った日、
その人はその場に来ず、そしてブロックされていました。
私は本当にショックで……当時は大号泣してました。

今になっては心から「は?」って言いたくなるけど、
依存とかほんとに周りが見えなくなって恐ろしいなと思います。

(35歳・医療関係)

最近はマッチングアプリを使って恋愛を始めることはごくごく普通ですが、当時はまだ珍しかったのかもしれません。会ったことがないからこそ、相手への想いが募ることもありますよね。

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2023年1月20~22日
調査人数:100人(20~30代の女性)

 

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