【エピソード1】“2度目”だからより慎重に見る「相手の内面」
2022年7月から配信がスタートしたABEMAの『セカンドチャンスウェディング2』。タイトル通り、参加者全員が「もう一度、結婚したい!」と願う、バツイチの男女10人の婚活リアリティー番組です。“離婚したからこそ分かる”結婚に本当に必要なことって? をテーマに、Tinderでのスピード婚を経験し、結婚4年目となるライター・瑞姫が、毎週の配信話を追いながらガチ考察します!
7月2日(土)からABEMA で配信が開始された『セカンドチャンスウェディング2』。4週間の“週末婚”を経て、プロポーズを最終目標にそれぞれパートナーを探します。
この連載では、その『セカンドチャンスウェディング2』のエピソードと恋愛について、毎週紐解きながら分析。今回は、放送されたばかりの第1話を考察していきます!
2度目の結婚を望む10人の男女たち
(C)AbemaTV, Inc.
今回番組に参加した10人の男性と女性のプロフィールは以下の通り。みなさん離婚歴や年齢はバラバラですが、それぞれ“2度目”の結婚を望む理由があるようで、理想の人物像を明確に持っている様子。
男性メンバー
・ジュング(32)、トレーニングジム経営、離婚から10カ月
・リョウタ(31)、芸人、離婚から4年
・タカマサ(34)、美容外科医、離婚から4年
・トシマサ(25)、競輪選手、離婚から4カ月
・タクヤ(30)、パーソナルトレーナー、離婚から3年
女性メンバー
・エツコ(28)、YouTuber、離婚から1年
・サリナ(34)、フリーランス、離婚から3年
・カオリ(33)、キャスティング会社勤務、離婚から6カ月
・ハルナ(32)、女優・モデル・フットサルオーナー、離婚から3年
・ミク(24)、モデル・インフルエンサー、離婚から2年
例えば、女性メンバーの中で唯一の子連れであるミクさんは「子育てを一緒に楽しんでくれるパートナーが欲しい」という理由での参加。
エツコさんは「離婚した後に冷静に自分のことを分析した結果、しっかりした人がいい」など、みなさん自分が惹かれる相手であることはもちろん、相手の価値観や性格についてより冷静な判断基準があるようでした。
お互いを知るためにどこを見る?
(C)AbemaTV, Inc.
番組はタキシードとウエディングドレスを身に纏った参加者がそれぞれ顔を合わせ、合同結婚式をするところからスタート。この時点ではパートナーは決まっていませんが、ランダムに決められた相手のことを既に意識してるメンバーもいる様子でした。ファーストインパクトって大事ですよね。
その後は、それぞれが結婚したいパートナーを決めるための「10人の共同週末婚」の様子が放送されました。
(C)AbemaTV, Inc.
まず行われたのが、これからメンバー全員が過ごす家の大掃除。ここで芸人「8.6秒バズーカー」のはまやねんことリョウタは別の仕事のため一度家を後にします。
残ったメンバーはそれぞれペアに別れて4カ所を掃除することになるのですが、バス・トイレを掃除することになったタクヤさんは、ペアになったハルナさんも感心するほどの手際の良さを見せていました。
(C)AbemaTV, Inc.
さらに、鏡に映るハルナさんに「美女が隣にいる」と話し、お風呂掃除が終わった後は「お風呂入ろうか? この後」とドキッとさせる一言を言いつつも、1つ1つの家事を丁寧にこなしていく様子は、普段から掃除していないと中々できないことだと感じます。
実際に生活していく上では、家事の価値観や、どれくらい家をきれいに保つかなども重要ですよね。そういった部分も、一度夫婦での共同生活をしたことがあるメンバーだからこそ、より気になるところです。
すでに気になる相手をロックオンするメンバーも
(C)AbemaTV, Inc.
掃除の後は2つのチームに別れて食事へ。タクヤ、エツコ、トシマサ、ミク、カオリの5人がチームになるのですが、ここで一際目を引いたのが、トシマサさんのミクさんへの猛烈なアプローチです。
序盤から隣の席に座ってマグロのお刺身をお互いに食べさせ合うという距離の近さを見せた2人。さらにどういう人がタイプなのかという話題になると、トシマサさんはミクさんの回答を聞こうと前のめりになるあまり「近い! 毎回近い!」と指摘されてしまいます。
トシマサさんはミクさんと最初の合同結婚式でもペアになっており、指輪の交換やケーキを食べさせ合いをしていたこともあって意識していたのかもしれません。ミクさんもそんなトシマサさんの様子にまんざらでもない様子ですが、「自分がいなくても生きていける人が良い」というトシマサさんの言葉には一瞬表情が固まったように見えました。
「子育てを一緒に楽しんでくれるパートナーが欲しい」というミクさんからすれば、「1人で生きていける人」というのは少し結婚において違うと感じたのかもしれませんが、現時点ではまだ判断がつかない様子。
結婚に求めるものが一致するかどうかは、2度目の結婚だからこそ、「失敗したくない」と慎重に確認が必要な部分です。
結婚に大切な価値観がどれだけ合うか
(C)AbemaTV, Inc.
一方のチームは、サリナ、ジュング、ハルナ、タカマサの全員が30代のメンバー。フランクに話していた5人とは対象的に、お互いの価値観を確認するような踏み込んだ会話が際立っていました。
「結婚相手に求めるもの」について話題に上ると、ジュングさんは「仕事が優先。それを分かってくれる人がいい」と回答し、それにはタカマサも「それができる人じゃないと難しい」と同意。ジュングさんとタカマサさんは仕事が第一優先であることを強く感じましたね。
自分を幸せにしてくれる人のために働いてくれる人を望む人もいれば、子育てや生活を優先してほしい人もいるため、どちらが正解かどうかは相手次第。その部分のミスマッチが起きると、結婚生活は上手くいきません。
さらに、子どもについてもタカマサさんは「相手があってのことだから難しいけど、絶対欲しいと思ってる」と言う一方、ジュングさんは「追々と言う感じかな……」と話しており、この後の恋に影響が出てきそうな予感がしていました。
そのほかにも「スキンシップはしたい派か」「寝るときのベッドは一緒がいい?」など生活に対しての不一致がないかを確認する質問が多く、結婚生活において価値観がどれだけ大切かを感じさせられます。
(C)AbemaTV, Inc.
また、その夜に現在気になる人について正直にトークすると、ほぼ全員が食事に行ったメンバーの中から名前を挙げる結果に。
男子会ではタカマサさんの「1回失敗しているからこそ、好きです。付き合います。結婚します。みたいな感じではない」という言葉に全員の意見が一致しており、メンバーの「1回失敗しているからこそ次の相手とは幸せになりたい」との気持ちや、先に進むことへの慎重さが伝わってきましたね。
意中の人として2人から名前を挙げられたのは?
(C)AbemaTV, Inc.
合同週末婚を経た1話目のラストで意中の相手が明かされたのがタクヤさん、トシマサさん、ミクさんの3人。
タクヤさんは自身の母がシングルマザーだったこともあり、複雑な気持ちや心境が分かるとミクさんへの気持ちを明かしましたが、「ただ、その子が好きな男の子を知っているから」とミクがトシマサと仲が良く、好意を寄せていることに気づいていました。タクヤさんの少し諦めたような表情が切なかったです。
また同じくミクの名前を挙げたトシマサさんは、2週目の週末婚で「2日間一緒にいてちゃんと自分が男らしくいられるのか、ただの友達ではなく女性として見れるのか」判断したいと、意外にも冷静な様子を見せていました。
(C)AbemaTV, Inc.
一方、2人から名前を挙げられていたミクさんはと言うと、「一緒にいて楽というか、楽しいのはトシくん。ただ、真面目な話ができるのはタクヤくん」と性格の違う2人に悩んでいる様子。自分が一緒にいて純粋に楽しい人か、真面目な話もできる理解がある人か。
ミクさんは果たしてどちらを2週目の週末婚のパートナーに選んだのか。今後の展開に目が離せませんね。
第1話のラストでは、2週目の週末婚を思い思いに過ごす様子が見受けられましたが、相手はまだ分からない状態。どんな結末になるのか、2度目だからこそ分かる“結婚に本当に大切なもの”は何なのか。毎週土曜日を楽しみにしながら一緒に追って行きましょう!
(瑞姫)