柔軟性の意味とは? 性格の特徴や仕事での柔軟性をアピールする方法
「柔軟性がある」とは、具体的にどのような意味なのでしょうか? 就職・転職活動などで柔軟性があることをアピールしたくても、伝え方が分からない人もいるでしょう。今回は、柔軟性がある人の特徴や仕事における柔軟性をアピールする方法などを紹介します。
面接などの自己PRをする場面でよく使われる「柔軟性がある」という表現。
しかし、「柔軟性」のはっきりした意味や具体的にどのような性格を表すのかを理解できていない人はいるかもしれません。
そこで本記事では、「柔軟性」の意味や柔軟性がある人の特徴を紹介。また、仕事において柔軟性があることをアピールする方法も解説します。
「柔軟性」とはどういう意味?
そもそも、「柔軟性」とはどのような意味なのでしょうか。
辞書で調べると、以下のように記載されています。
じゅうなん‐せい〔ジウナン‐〕【柔軟性】
1 やわらかく、しなやかな性質。「関節の―を高める体操」2 その場に応じた適切な判断ができること。さまざまな状況に対応できること。「―のある思考」「―を備えた組織」
(『デジタル大辞泉』小学館)
上記の意味を踏まえると、「柔軟性がある人」とは「置かれた状況にふさわしい行動や考え方を判断し、あらゆる場面に対応できる人」のことだといえます。
柔軟性がある人の特徴
ここからは、柔軟性がある人の特徴を紹介します。
(1)臨機応変に対応できる
柔軟性がある人は、臨機応変に対応する能力を持っていることが多いです。
マニュアル通りのやり方や従来の方法に固執しないため、未経験のトラブルが起こっても、自分なりに解決方法を見つけられます。
また、状況に応じて優先順位を調整できるので、効率よく仕事をこなせるタイプだといえるでしょう。
(2)アドバイスを素直に聞き入れる
柔軟性がある人は、自分のやり方だけにこだわらず、アドバイスを元により良い方法を編み出そうとする傾向があります。
そのために、上司のアドバイスはもちろん、同僚や部下からの助言も素直に受け入れます。
このような姿勢からは伸びしろが感じられるため、組織でポジティブな評価をされることも多いようです。
(3)視野が広い
柔軟性がある人は、1つの手段にこだわらずいろいろな解決策を模索するため、広い視野を持っているようです。
仕事とは無関係と思われる分野の知見を応用し、難しい問題に対処することも。
そのため、周囲からは「幅広い知識を持っている」「創造的な考え方ができる」などと評価される場合があるでしょう。
(4)適応能力が高い
柔軟性が高い人は、環境の変化に適応する能力も高いといえます。
例えば、部署の異動などで慣れない仕事をすることになっても、すぐに要領をつかめる人が多いようです。
そのため、新規事業など未経験の分野でも活躍できる可能性があります。新しい知識や経験を通して、どんどん成長していけるでしょう。
仕事における柔軟性をアピールする方法
柔軟性がある人は、その適応能力の高さから、組織において高く評価されることもあります。
そのため、面接などで柔軟性があることを示せれば、好印象を持ってもらえるかもしれません。
そこでここからは、柔軟性がある性格のアピール方法について紹介します。
(1)具体的なエピソードを交えて伝える
ただ単に「自分の長所は柔軟性があるところです」と伝えるだけでは、説得力がありません。
面接官に「こういうふうに仕事ができるなら、確かに柔軟性がありそうだな」と思ってもらうには、具体的なエピソードを盛り込むことが大切です。
例えば、以下のようなエピソードが考えられます。
・会話を通してお客様が何を求めているか判断し、ニーズに刺さるセールストークを展開することができる
・マニュアル通りの対応ではなく、先輩のアドバイスを聞いたり自分でいろいろ試したりしながら、接客をブラッシュアップした
(2)成果を具体的に示す
面接官に「採用したい」と思わせるためには、柔軟性があることだけでなく、それによってどんな成果を上げたのか分かりやすく示すことが効果的だと考えられます。
例えば、以下のように数値も交えつつアピールすると良いでしょう。
営業職の場合
これまで全ての取引企業に対して同じプレゼン資料を使っていたが、取引先の課題と解決方法を資料に盛り込み、ニーズに合った自社製品を紹介した結果、業績が前年比120%になった。
経理職の場合
業務フローを改善すべくこれまでの作業を見直し、必要に応じて仕組みを変えたり新しい電子システムを導入したりすることで、毎月の業務工数を1人あたり5時間程度削減できた。
それぞれ「前年比120%」や「業務工数5時間削減」など具体的な数値の変化を示しているため、どれくらい成果を上げられたのか伝わりやすいです。
柔軟性とは何かを理解してうまくアピールしよう
柔軟性がある人は、型にとらわれず臨機応変な対応ができます。
また、人のアドバイスを素直に聞いて成長できる傾向があるため、企業においてプラスに評価されることが多いようです。
そのため、就職や転職の面接などでうまく柔軟性をアピールできれば、選考を有利に進められるかもしれません。
柔軟性がある人の特徴やその伝え方を理解し、効果的にアピールできるよう準備しましょう。
(Sai)
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