お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

しんどい彼氏と別れるべき? #しんどい私へ贈る処方箋

#しんどい私の処方箋

マッチングアプリの中のひと・とーま

「彼氏との関係がしんどい、別れた方がいいのかな」と悩んだ経験はありませんか? 今回は、これまで1,000人の男女から恋愛に関するお悩み相談を受けてきたマッチングアプリの中のひと・とーまさんに、「しんどい彼と別れるべきか」について相談してみました。

生きていれば「なんか、ちょっとしんどいな」と思う瞬間もありますよね。

このシリーズでは、「恋愛」をテーマに、しんどさと向き合うための人生の処方箋を紹介。

夢見がち気質ゆえ、理想(妄想)と現実のギャップに日々もがく編集部員なみへいが、しんどさへの処方箋を求めて、その道のプロたちに話を聞いてきました!

今回処方箋を授けてくれるのは、国内大手のマッチングアプリ会社「タップル」で働きつつ、1,000人の男女から恋愛に関するお悩み相談を受けてきたマッチングアプリの中のひと・とーまさん。

ふとした言葉の中に、あなただけの処方箋が見つかるかも?

好きだけどしんどい。彼氏との関係に疲れる理由って?

「彼のことが好きなんだけど、付き合っているのがしんどい……別れた方がいいのかも」

そう思った経験はありませんか?

好きな相手との恋愛は楽しいはずなのに、なぜ彼氏との関係がしんどいと思うのでしょう? どんな理由があるのか、その一例を紹介します。

(1)ヤキモチや束縛が激しいから

彼が嫉妬しやすかったり、束縛しがちだったりすると、はじめは「それだけ愛されてるってことなのかな」と思うかもしれません。

しかし、そのうち行動に制限をかけられているように感じて息苦しくなり、その結果「彼との関係がしんどい」と感じるようになってしまうケースもあります。

参考記事はこちら▼

干渉や束縛をする彼氏とは、どう付き合っていくべき?

(2)遠距離恋愛で一緒にいられなくなったから

仕事の都合などで遠距離恋愛になった場合、それまでのような頻度で会うことは難しくなります。

寂しさや不安が募った結果、相手との関係もうまくいかなくなり、「もう付き合い続けるのはしんどい」と感じるようになる人も少なくはないでしょう。

(3)女性遊びや浮気癖が直らないから

彼氏の女性関係が激しい場合、常に不安を抱えることになります。

彼氏の浮気を疑ってしまう自分にも疲れ、その結果、しんどさを感じて別れを選ぶという人もいます。

(4)結婚に不安があるから

彼氏に浪費癖や浮気癖があったり、生活リズムや結婚への考え方に違いがあったりする場合は、「このまま彼と付き合っていてもいいのかな」と不安を抱くこともあります。

話し合うことで解決できる問題もありますが、互いの価値観をすり合わせることができず、精神的に疲弊し、その結果別れを選択するという人もいるようです。

しんどい彼氏とは別れるべき?

前段の通り、「彼のことはまだ好きだけど別れるべきかどうか悩んでいる」という背景には、カップルそれぞれの事情があるようです。

彼氏との付き合いがしんどくなってきたら、別れるべきなんでしょうか? マッチングアプリの中のひと・とーまさんに相談してみました。

別れを選ぶ前に原因を探ってみる

なみへい
世の女性たちの話を聞いてみると、いろんな理由から「彼氏と付き合っていくのがしんどい」と思っているみたいなんです。なみへいはどちらかというと、「彼女がしんどい」と思われがちなタイプなのですが。
とーまさん
あっ、そうなんですねぇ(察した目)。
なみへい
その目、やめてください。……本題に戻りますが、「彼氏との関係がしんどい」と思った場合、別れるべきなんでしょうか?
とーまさん

うーん、そうですねぇ……。しんどいと感じる理由によっても変わりますが、基本的には別れを選ぶ前に、「しんどさの原因」をもう一度探ってみた方がいいと思います。

というのも、しんどい原因は相手だけではなく、自分にもあるかもしれないからです。

なみへい
自分にもしんどさの原因がある、とな……!?
とーまさん
心当たりありそうな返事ですね(笑)。
なみへい
笑い事じゃないですよ! じゃあ彼氏に浮気されるのも自分が原因ってことですか!!(ガタンッ)
とーまさん
いえ、そういうことじゃありません。とりあえずなみへいさん、詰め寄らないでください。座って座って。ステイ。
なみへい
連載も長く続いてきたからか、心なしか私への扱いが雑になってません?
とーまさん

もしかしたら「浮気や女癖の悪さを許している、目をつむっている自分」がいるんじゃないか、ということです。

相手だけが悪いと思っているかもしれないけれど、自分にも変えるべき部分があるかもしれない。その本質的な部分を変えない限り、しんどさからは抜け出せないと思いますよ。

なみへい
私の話スルーするし。……いや、でもグサッときました。根本の原因を解消しないと、しんどさのループが起きてしまうということですね……。
とーまさん

そうです。しんどい恋愛をしている人って、同じパターンを繰り返していることが多いんですよ。

自分がそのパターン繰り返している限り、今の彼氏と別れて別の相手と付き合っても、また同じような心理状態になって「あ~しんどいな」と思うはずです。

しんどいと感じる本当の原因はどこにあるのか?

とーまさん
多くの恋愛相談を受けてきて感じるのは、本質的な問題は、相手ではなく自分の恋愛のスタンスにあるんじゃないかということです。
なみへい
自分の! 恋愛の! スタンスが! 問題ですとな!!?
とーまさん
圧が強い(笑)。仕事だったら、何か問題が起きたら同じ失敗を繰り返さないように行動を振り返って改善するじゃないですか。でも人ってなぜか、恋愛になると自分の行動を振り返らずに同じ失敗を繰り返しちゃうんです。
なみへい

……ハッ、身に覚えあり。元カレの時に学んだはずの失敗(すぐ「結婚してよ」って迫ること)を新しい彼氏にも繰り返して、ギクシャクしたことあったな……。

でも、どうして恋愛だとなかなかスタンスが変わらないんでしょうか?

とーまさん

仕事だと大勢の人に迷惑をかけてしまうから、どうしても自分のスタンスを変えなきゃいけないですよね。

でも恋愛だったら「自分さえ我慢すれば誰にも迷惑かけないし、何も変える必要ないや」と思う人が多いのかも。

そりゃ変えない方がラクだから、絶対に必要でない限りスルーしますよね。何か起きた時には相手のせいにしてた方が気もラクじゃないですか。

なみへい
たっ、確かに……!
とーまさん

「自分に責任がある」だとか、「行動を変えなきゃ」って思うと、自分と向き合わなきゃいけない時間が始まるからしんどくなる。誰かや何かのせいにすればラクだし、傷つきもしない。

だから「自分の恋愛スタンスの間違い」に目をつむって、しんどい恋愛を繰り返してしまうんです。

なみへい
痛い! 真理の刃が刺さってくるぅぅぅ!

自分の恋愛のスタンスを変えるには?

なみへい
「恋愛のスタンス」を変えるって無理ゲーじゃないっすか……。
とーまさん

めちゃくちゃハードルが高く感じますよね。でも実はそうじゃないんです。よく僕が相談を受ける中で答えているのが、「今までとは逆の恋愛をしましょう」ということ。

例えば、自分からデートに誘うことが多かったなら誘われるように仕向けるとか、食事場所を自分が決めていたなら相手に決めてもらうとか。

反対の行動を取ってみて、何か1つでも今までと違った気づきや成功体験があれば、それだけで人って変わっていけるんです。まずは恋愛のスタンスを変えようと意識することが大事なんです。

なみへい
なるほど! それが小さな一歩だとしても、成功体験を積んでいくんですね!
とーまさん

そう! なみへいさんも分かってきましたね(笑)。そうして自分が変わることで解決できる「しんどさ」って結構あると思います。

ただ、それでもしんどいなら、最終的に別れるかを考えましょう。そうしたら、より後悔のない決断ができると思います。

「恋人と別れた方がいいか」の判断方法とは

なみへい
でも私、それでもやっぱり別れるとなったら思い出や情でなかなか決断できないかもしれません……。そんな決断できない優純不断な私に、別れを選ぶ時の基準を教えてください!!!
とーまさん
いい質問ですね。僕は、「別れを判断する時の基準」と「付き合う時の基準」って似ていると思っているんです。
なみへい
エッ難しい。急に哲学的……。
とーまさん

かみ砕いて説明しますね。付き合う時の基準は、「その人といる自分のことが好きになれるか」だと思っています。「この人といる時の自分が好き」と思えるなら、絶対付き合った方がいい。

逆に言えば、恋人といる時の自分のことが嫌いだなと思うようになってきたら、その恋愛ってうまくいっていない証拠。つまり、別れの基準は「その人といる時の自分が嫌いかどうか」だと思うんです。もし嫌いだと感じるなら、僕は別れた方がいいと思います。

なみへい
ぐっはああ! 刺さり倒してます。つまり「この子といる時の自分、好っきゃわ~」と相手に思ってもらえるような人間になれば、その恋愛はうまくいくってことですね!? 2022年の目標これにします。
とーまさん
なみへいさんはもう少し落ち着きを身につける、を目標にした方がいいかも……。

別れる前に自分が変われるか試してみて

今回、とーまさんから授かった処方箋は以下の通りです。

彼との関係がしんどくて別れるべきか悩むあなたへ

 

(取材・文:簑田奈美/マイナビウーマン編集部、イラスト:古荘風穂)

※画像はイメージです

SHARE