婚約指輪にお返しは必要? 相場やおすすめアイテム、喧嘩にならないためのポイント
結婚が決まると、それをきっかけにパートナーの価値観を新たに知る機会も増えるでしょう。その1つが、婚約指輪とそのお返しについて。考え方の違いで喧嘩に発展してしまうカップルもいるようです。この記事では、婚約指輪のお返しの相場やおすすめアイテム、また喧嘩しないためのポイントを紹介します。
いよいよ結婚……という大切な時期に、パートナーと価値観の違いで喧嘩に発展してしまうこともあるでしょう。
そのきっかけの1つとして、婚約指輪のお返しをどうするかという問題が挙げられるかもしれません。
ものや挙式にお金をかけなくなっている風潮もありますが、結婚は両家の事情も関わってくるイベント。価値観の違いが表れやすい部分ともいえます。
本記事では、婚約指輪やお返しについての認識違いで喧嘩にならないためのポイントを紹介します。
婚約指輪にお返しは必要?
一般的には、男性から女性に贈られる婚約指輪ですが、必ずしも女性からお返しが必要というルールはありません。
お返しの有無や相場、どんなものを贈るかは、個人や各家庭によって意見が異なります。
実際、「PLACOLE WEDDING」を運営する冒険社プラコレの調査によると、62%の女性が婚約指輪のお返しをしたと回答しました。
「必ずお返しするもの」「婚約指輪と同等のお返しを贈るもの」などという思い込みが元で喧嘩に発展しないよう、認識をすり合わせておく必要があるでしょう。
また、本人同士だけではなく、自分の家族に相談してみたり、相手の家族の意見も聞いてもらうのがベター。
婚約は「結婚」という家同士の結びつきについて、最初にクリアすべきイベントといえるかもしれません。
[調査概要]
表題:「婚約指輪のお返し」に関する実態調査
調査主体:プラコレウェディング
調査方法:Instagram ストーリーズ
調査期間:2021年2月7日~2月8日
有効回答:812名
婚約指輪のお返しの相場とタイミングは?
続いては、婚約指輪のお返しの相場と渡すタイミングについて見ていきましょう。
まず相場については、婚約指輪に限らず誰かから贈り物をもらった時には、もらったものの半分〜1/3程度の金額でお返しをするのが一般的です。
そして、お返しを渡すおすすめのタイミングは、結納や両家顔合わせの食事会。
このタイミングで家族に婚約指輪を初めて披露することも多いため、その時にお返しを贈ることで祝福ムードの演出に一役買ってくれるかもしれません。
もし、上記のような場面が少し先になりそうな場合は、指輪を贈られてからあまり期間を空けすぎずにお返しをするのがおすすめです。
婚約指輪のお返し予算は? みんなのアンケート
実際に婚約指輪のお返しをした人は、どの程度の予算でプレゼントを贈ったのでしょうか?
アンケートに回答して、みんなの意見を見てみましょう。
Create a Poll婚約指輪のお返しにおすすめのアイテム5選
続いては、具体的に婚約指輪のお返しとしておすすめのアイテムを紹介します。
これから始まる結婚生活に思いを重ねて、パートナーが大切に使い続けてくれるものを選んでみましょう。
(1)腕時計
スーツやネクタイなど、身に着ける機会が多いものは、お返しの中でも人気が高いアイテム。
中でも腕時計は、メンテナンスをすることで長く使い続けられるので、婚約指輪のお返しとして特におすすめです。
指輪と同じ宝飾品でもあるため、見栄えがするという点でも選びやすいかもしれません。
(2)スーツ、礼服
スーツや礼服一式も、婚約指輪のお返しとして選ばれることが多いアイテムです。
職場での普段使いはもちろん、特に両家顔合わせの食事会や親戚が集う冠婚葬祭の場、友人の結婚式など、「きちんと感」が求められるシチュエーションで身に着けられるものがベターでしょう。
家庭を持った男性として格を上げる、オーダースーツを検討してみるのも良いかもしれません。
(3)バッグ・財布・靴
皮革製品も、男性向けプレゼントの定番の1つです。
スーツだと体型の変化が気になるという場合、また、より日常的に使える実用的なものが良いという場合におすすめ。
パートナーの好みに合わせて、バッグや財布、靴などを贈ってみましょう。
(4)旅行
パートナー好みの品物を見つけるのが難しい場合は、2人で楽しめる思い出を贈るのも一案です。
例えば、旅行券をプレゼントしてみるのはどうでしょうか?
2人で行先などを計画するのも、きっと楽しい時間になるはずです。
(5)家具・家電
2人の新生活に役立つ家具や家電を贈る人もいます。
ソファーや大型テレビなど、家具・家電は比較的単価が高い商品。そのため、結婚生活で一緒に使うことを想定して贈るのは合理的といえるかもしれません。
新生活に思いをはせて2人で選ぶのも、きっと楽しい時間になるでしょう。
婚約指輪のお返しで喧嘩しないための注意点
それでは最後に、婚約指輪のお返しを巡って喧嘩しないためのポイントを紹介します。
(1)婚約指輪とそのお返しに込める思いを共有する
婚約指輪は「プロポーズの必需品」というイメージを抱く人もいるかもしれません。
しかしその意味を深堀りすると、「結婚する決意」の象徴であり「一生の財産」でもあるのです。
「結婚したいから流れで指輪を用意する」「マナーとして、何となく欲しそうなものをお返しする」というのではなく、お互いに贈り物に込める思いを再確認してみてはいかがでしょうか?
その思いを共有しあうことで、2人の絆がより深くなるはずです。
(2)お返しのことまで考慮して指輪の予算を決める
お返しの相場は「もらったものの半分〜1/3」と紹介しました。
可能であれば、予算の認識に食い違いが起きないよう、婚約指輪を準備する段階で金額の目安を相談しておくのも一案でしょう。
お互いがどのくらいの予算で考えているかをすり合わせておくことで、後々の相違を防ぐことができます。
(3)アイテムは一緒に選ぶ
「婚約指輪のお返しは、サプライズ演出をしたい」という人もいるかもしれません。
しかし婚約指輪とそのお返しの品は、普段のプレゼントとは異なる「一生モノ」を交換する機会です。
そのため、できれば一緒にお店を巡ったり、複数の候補から選んでもらったりして、相手と一緒に選ぶと良いかもしれません。
婚約指輪のお返しについてはパートナーや家族に相談を
結婚に向けてのマナーや慣習には、本人同士だけでなく家族の意見も関わってくることがあるでしょう。
動くお金も大きいため、喧嘩にならないよう慎重に進めていきたいものです。
婚約指輪とそのお返しが、2人や両家の価値観を知るチャンスと捉えて、お互いによく話し合ってみてくださいね。
(ユキッ先生)
※画像はイメージです