「開脚ストレッチで痩せる」といわれる本当の理由。ダイエット効果を解説

「開脚ストレッチで痩せるらしい」といううわさを耳にしたのですが、実際のところ、本当に開脚をするだけで痩せられるんでしょうか？

今、私のモチベーションが崩れていく音が聞こえました。

よし、立て直しましょう（笑）。そもそも、ストレッチ自体には残念ながら脂肪燃焼効果が期待できません。そのため、開脚だけで痩せるというのは難しいと言えます。

でも、「開脚で痩せた！」とか「ストレッチで痩せ体質に！」のように言われているのも事実。こういうふうに言われているのがどうしてなのか、気になりませんか？

それ、すごく気になります！

開脚ストレッチには、期待できる3つのメリットがあります。こうしたメリットによって、「痩せやすくなる、痩せたように見える」ことから、開脚がダイエットに効果的といわれているのではと考えられます。

今回は、巷で開脚がダイエットに効果的といわれている理由について、詳しく解説していきますね。

では早速、開脚を行うメリットを見ていきましょう。1つ目、開脚を行うことで有酸素運動や筋トレを続けやすくなること。

開脚ストレッチには、ウォーミングアップやコンディショニングの要素があるので、運動前後に行えばけがや痛みの予防になるんです。

たしかに、せっかく運動しても翌日体が痛くて結局3日坊主に……という苦い経験があります（笑）。

そういう人も多いですよね。効果的にダイエットするために、まずは体を運動しやすい環境に整えることが大切。開脚でけがや痛みの予防ができるのは、大きなメリットです。

なるほど。開脚を行うことで長期的にトレーニングしやすい体を作っていくことができるんですね。

続いて、開脚に期待できる2つ目のメリットは、歩く時に正しい姿勢を維持しやすくなること。

開脚を行うと筋肉がほぐれて股関節の可動域が広がります。その結果、歩き方が変わったり、歩きやすくなったりすることが期待できます。

へー！　股関節の柔らかさが、歩き方に関係しているんですか!?

はい。股関節が硬いと、歩幅が小さくなって足をずるずる引きずるなど、正しい歩き方を行いにくくなります。

特に、デスクワークを長時間続けて歩く習慣が少ない人は、歩く時だけでなく普段から姿勢が乱れがちになるので注意が必要です。

開脚で股関節を柔らかく保つことが大切なんですね。

最後に、開脚を行う3つ目のメリットは、むくみが解消されやすくなること。

開脚には股関節周辺の筋肉を動かして血流を促す効果が期待できます。そのため、冷えやむくみを予防してくれるんです。

むくみまで解消されやすくなるんですか。開脚、侮れませんね！

たしかに！　むくみが解消されるだけでだいぶ脚がすっきりしそう。

はい。開脚そのもので痩せることは難しいですが、見た目が変わるので痩せたように感じるのかもしれないですね。

開脚を行うことによってこうしたメリットを得られるため、「開脚をすると痩せる」といったうわさがあるんだと思いますよ！