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開脚ストレッチの効果とは? 股関節を柔らかくする3つのメリット

川﨑真菜美

開脚ストレッチは、運動初心者でも行いやすい動き。そんな開脚にはどんな効果があるのでしょうか? ダイエット効果はあるの? 今回は、パーソナルトレーナーの川﨑真菜美さんが、そんな疑問にお答えします。

こんにちは、マイナビウーマン編集部のたじーです。最近、運動不足解消のために簡単なストレッチを取り入れようか悩んでいます。そこで注目しているのが、「開脚」。

開脚ができるってちょっと憧れますよね。とはいえ、実際にどんな効果が期待できるのかも気になるところ。

そこで今回は、パーソナルトレーナーの川﨑真菜美さんに、開脚ストレッチに期待できる効果について聞いてみました。

開脚 効果

開脚ストレッチに期待できる効果

普段デスクワーク気味で、運動不足の私。せめて簡単なストレッチを習慣にしようと思い、気になっているのが開脚ストレッチです。

川﨑さんによると、開脚で期待できる効果には以下の3つがあるということです。

(1)血流を促し、冷えやむくみを予防する

開脚は運動不足の私でも取り入れやすそうなイメージがありますが……、ずばり、開脚ストレッチにはどんな効果が期待できるのでしょうか?

はい、開脚ストレッチを行うことでまず期待できるのは、下半身の血流を促しやすくする効果です。

デスクワークや運動不足で下半身の筋肉を動かす機会が減ると、筋肉が固まって血行が悪くなりがちに。開脚ストレッチで股関節周辺の筋肉を動かしたり伸ばしたりすることで血行が促されると、脚の冷えやむくみの予防効果が期待できます。

冷えやむくみ、まさに気になっていました。

(2)筋肉の張りを防ぎ、体のバランスを整える

また、デスクワークや立ち仕事などで長時間同じ姿勢を続けていると、特定の筋肉だけが緊張する状態が長く続きます。こうした筋肉の緊張をほぐさずに放置していると、体のバランスをうまくとれなくなり、姿勢が悪くなる場合も。

姿勢が悪くなると太って見えたり疲れて見えたりするだけでなく、筋肉の無駄な張りを引き起こすこともあるんです。

筋肉の張り……例えばどういうことでしょうか?

例えば、太ももの前や横だけパンパンに張ってしまうことってありませんか? これは、猫背や反り腰のように姿勢が悪くなると、体がバランスを取るために一部分の筋肉だけが発達してしまうから起こります。

開脚で下半身の筋肉の緊張をほぐすと、正しい姿勢を維持しやすくなります。その結果筋肉の無駄な張りがなくなると、体のバランスをきれいに見せる効果も期待できますよ。

(3)気持ちがトレーニングに向かいやすくなる

たしかに、太ももが張っていると脚が太く見えてしまいますもんね! ちなみに……、開脚ストレッチにダイエット効果は期待しても良いのでしょうか?

う~ん、難しいですね。そもそもストレッチ自体には脂肪燃焼効果は期待できないので、開脚に直接的なダイエット効果があるとは言えません。

ただし、むくみが改善されることで脚が細くなったように見えるのはあるかもしれないですね。

たしかに。むくみが解消されると脚が細く見えそう!
また、ストレッチといえど立派な運動なので、運動習慣がない人にとっては、軽い負荷で行える手軽なトレーニングの入り口になるかもしれませんね。

開脚ストレッチに期待できる効果

・血行が良くなり、冷えやむくみを予防できる

・筋肉の張りを予防し、体のバランスがきれいに見える

・気持ちがトレーニングに向かいやすくなる

開脚ストレッチはどのくらいの時間で行うのが効果的?

川﨑さんのお話を聞いて、早速開脚ストレッチに取り組もうと思っている人も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、開脚ストレッチを効果的に行うコツを紹介します。

コツ1.開脚は2~30秒間掛けて行う

早速開脚ストレッチを取り入れてみようと思うのですが、伸ばす時間はどのくらいが効果的ですか?
開脚に限らず、ストレッチは2~30秒間掛けて行うのがおすすめです。
意外に短い秒数でOKなんですね! 1分間とか、長くやらないと意味がないのかと思っていました。

コツ2.痛みが出ない程度に伸ばす

1分間もストレッチする必要はないと思います! というのも、開脚を長時間行ったり、無理に可動域を広げたりして痛みが出ると、逆に筋肉の緊張につながって効果が下がりやすくなるんです。

なので、「ストレッチは長時間やらないと意味がない」とか、「痛ければ痛いほど効く」は間違い。痛みが出ない程度で、短い時間でも習慣づけて行うことの方が大切ですよ。

そうなんですね、今までのストレッチの常識が覆されました!
良かったです! 開脚を行う時は筋肉に無駄な負荷が掛からないように、体の力を抜くことを意識すると良いですよ。

コツ3.ストレッチの際に呼吸は止めない

なるほど。うまく体の力を抜くにはどんなことに気をつけたら良いですか?

呼吸を止めないように意識してみましょう。ゆっくりと深い呼吸を行うと緊張が和らぎ、体に無駄な力が入りにくくなります。

継続して開脚ストレッチに取り組めるように、頑張りましょう。

開脚ストレッチを効果的に行うコツ

・2~30秒間掛けて行う

・痛みを感じない程度で伸ばす

・ストレッチの際に呼吸は止めない

効果的な開脚ストレッチのやり方

効果的な開脚ストレッチのやり方

最後に、人気YouTubeチャンネル『まなみチェンネル』の動画を参考に、効果的な開脚ストレッチのやり方を見ていきましょう。

今回のストレッチには、おうちにあるバスタオルを使います。厚手のバスタオルか、薄いものなら2枚重ねて使うと良いですよ。

ページ下部に実際の動きを確認できる動画のリンクを貼っているので、併せて参考にしてくださいね。

開脚ストレッチ1

1. バスタオルをくるくる丸めてお尻の下に敷き、床に膝を立てて仰向けになる。

効果的な開脚ストレッチのやり方

2.かかとをくっつけて、脚を左右に開く。

効果的な開脚ストレッチのやり方

3.この姿勢のまま、深呼吸をして体の力を抜く。心地良いと感じるまで、10回深呼吸する。

開脚ストレッチ2

1.床に膝立ちになる。

効果的な開脚ストレッチのやり方

2.片脚を横に伸ばす。この時、手を前に出してお尻をプリっと後ろへ突き出すと、より股関節が伸びやすくなる。

効果的な開脚ストレッチのやり方

3.このポーズで10回深呼吸を行う。続けて、反対側も同様にストレッチする。

以上でFinish! お疲れ様でした。

以下の動画では、開脚ストレッチのやり方を紹介中。併せて、開脚ができない原因を詳しく解説していますよ。

効果的なストレッチを行おう

デスクワークでほぼ1日中座りっぱなしの私は、ガチガチの股関節をほぐすべく開脚ストレッチを取り入れてみることにしました。

毎日継続して行うことでうれしい変化を実感できるかもしれません。一緒に頑張りましょう!

(監修:川﨑真菜美、取材・文:田島佑香/マイナビウーマン編集部)

※一部画像はイメージです

※本記事はトレーナーの見解に基づき解説しております

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