リプライとは。【LINE・Instagram・Twitter】でのやり方を解説
「リプライ」とは「返信」を意味する英語です。LINE、Instagram、Twitterそれぞれに「リプライ」機能がありますが、SNSによって意味や機能、リプライの仕方が異なります。本記事ではSNSの種類別にリプライの機能と方法を説明します。
「リプライ」は返事や返信の意味を持つ”reply”という英単語に由来しています。SNSではすっかり定着しており、略して「リプ」と呼ばれることも多い言葉です。
ところが同じ「リプライ」でも、使用するSNSによって機能や方法が異なることはご存じでしたか？
リプライ機能を持つSNSの中でも、LINE、Instagram、Twitterはそれぞれに意味や機能・やり方が異なっているため、理解していないと誤解や行き違いが生じるかもしれません。
SNSの普及と共に複数のSNSを使い分けることが当たり前になった今、「リプライ」の意味と機能、方法を整理しておきましょう。
「リプライ」とは？
「リプライ」という言葉の基本的な意味やSNSでの意味について説明します。
「リプライ」という言葉の意味
「リプライ」は英語の”reply”という単語に由来します。
replyとは「答える」「返事をする」「応答する」という意味の単語です。動詞のほか名詞でも「応答」や「返事」という意味で使われます。
日本でも「リプライ」やリプライを省略した「リプ」という言葉は、IT関連用語として、メールやSNSでのメッセージに対する返信のことを指しています。
SNSでの「リプライ」の意味
メールで「リプライ」というと「返信」のことを指しますが、SNSではLINE、Instagram、Twitterによってそれぞれ「リプライ」の意味が異なります。
| SNSの種類 | LINE | ||
| リプライの意味 | トークルーム内でメッセージを引用しコメントをつけること | 寄せられたコメント、DMに対して返信すること | タイムライン上のツイートに対して個別に返信すること |
| 返信の対象 | メッセージの発信者 | コメントやDMを寄せてくれた人 | ツイート発信者 |
| 公開範囲 | トークルーム内 | ・コメントへの返信は全体公開 ・ストーリーズ、DMへの返信はコメント及びDM送信者のみ |
発信者・返信者共にフォローしている人 |
SNSごとに違いを見ていきましょう。
LINE
LINEでは、通常の1対1で行われるコミュニケーションの場面での返信は「メンション」と呼びます。
「リプライ」は、相手のメッセージを引用して返信する機能のことを指します。
「リプライ」機能を使うと、特定のメッセージを引用して返信できるため、何に対する返信かを明確に示すことができます。
上記の例では、相手のメッセージを引用しているため、誰の何に対する返事かがはっきり分かります。
この機能は1対1のやり取りだけでなく、グループトークでも使えます。グループトークの場合は参加者全員が見ることができます。
Instagramでは、特に「リプライ」に対して明確な定義がなく、フィード投稿やストーリーズなどに寄せられたコメントや、ダイレクトメッセージ（DM）など、受け取ったメッセージに対して返信すること全般を指します。
リプライの仕方も公開範囲も、コメントが寄せられた場所によって異なるため、注意が必要です。
Twitterでのリプライとは、ツイートに対する返信のことを言います。ツイートした人にメッセージを送りたい時に使います。
Twitterにもメンションという機能があります。通常のツイートに「@ユーザー名」を付けて投稿すると、通常のツイートと同様に、ユーザーに向けたツイートを公開
することができます。
LINEでリプライを送るには？
LINEでリプライを送る方法を説明します。トークの中で、リプライを送りたいメッセージを選んで、ダイアログボックスを長押しします。
長押しすると、黒いウインドウが表示されます。その中の「リプライ」を選んでタップしてください。
タップすると、リプライを送りたい元のメッセージが引用され、それに続けてメッセージを入力します。
リプライはスマホに保存してある画像を選んで送ることもできますし、音声入力も可能です。もちろんテキストメッセージも送ることができます。
希望する方法でメッセージを作成し、リプライを送信すれば完了です。
Instagramでリプライを送るには？
Instagramのリプライの仕方を以下の3種類に分けて説明します。
・フィード投稿へのコメントに対するリプライ
・DMに対するリプライ
・ストーリーズのコメントに対するリプライ
フィード投稿へのコメントに対するリプライ
フィード投稿に対するリプライは、コメントの下の「返信する」をタップします。
「返信する」をタップすると、自動で「@アカウント名」と表示されます。その宛先に続けてメッセージを入力し、紙飛行機アイコンをタップすれば、コメントを送信することができます。
ここでは「アクティビティ」（ホーム画面右上のハートアイコンをタップ）からリプライを送っていますが、投稿に寄せられたコメントをタップしてリプライを送ることもできます。
DMに対するリプライを送る方法
DMが送られてくると、ホーム画面の右上の紙飛行機アイコンに通知がきます。紙飛行機アイコンをタップし、DMを開きます。
メッセージ欄にメッセージを記入して送ればOK。
左のカメラアイコンをタップすれば、インスタのカメラ機能が起動し、写真を送ることができます。
また、右側のマイクのアイコンを長押しすると、音声を送ることができます。右側中央のアイコンをタップすると、ギャラリーから画像を選んで送ることができます。一番右をタップするとテキストメッセージを送ることができます。
いずれもメッセージを入力すると「送信」ボタンが出てくるので、タップすればリプライを送ることができます。
DMはコメントに対するリプライとは異なって、全体に公開されることはありません。
ストーリーズのコメントに対するリプライ
ストーリーズのコメントは、DMで届きます。ホーム画面の右上の紙飛行機アイコンに通知がくるので、アイコンをタップし、DMのページを開きます。
以下は通常のDMと同じようにメッセージを作成して、リプライを送信すれば完了です。
ストーリーズに対するコメントも、コメントに対するリプライも、相手以外に公開されることはありません。
Twitterでリプライを送るには？
Twitterで興味深いツイートを見つけたら、リプライを送ります。
ツイートの下の吹き出しマークをタップして入力画面を呼び出します。「返信をツイート」の欄にメッセージを入力し、「返信」ボタンをタップすることで、ツイートした人にリプライを送ることができます。
ただし、Twitterでリプライを送ろうとしても、送れない場合があります。相手が「フォローしているユーザーのみ」からリプライを受け取るように設定していた場合は、自分がフォロワーでなければリプライは送信することはできません。
また、「@ツイートしたアカウントのみ」と設定している場合は、ツイートをした本人が返信できるアカウントを設定しているので、そのアカウントのみがリプライできます。
相手からフォローされていない人にリプライを送ることができるのは、相手が「全員」のリプライを受け取ると設定している場合だけなので、注意が必要です。
巻き込みリプに気をつけよう
「巻き込みリプ」とは、リプライを送る際に、誤って関係のない人にもリプライを送ってしまうことです。
たとえばAさんが、「海に行きたい」というツイートをしたとします。
A：海に行きたい。
@A B：海はどこが好きですか？私は日本海が好きです。
@B @A C：Bさん、この間は海はキライって言ってなかった？
CさんがBさんのコメントに対してリプライをを送ろうとする時、デフォルトでは返信先として@B @Aの両方が表示されます。
本来であればBさんにだけリプライが送りたい時は、@Bだけを選択しなければいけないところ、誤ってAさんを入れたままリプライをしてしまうことを「巻き込みリプ」と言います。
リプライをうまく使ってコミュニケーションを取ろう
リプライ（reply）とは「返信する」「返信」という意味の言葉です。人と人とのコミュニケーションの場であるSNSでは、積極的に活用したい機能です。
ただ、気をつけなければならないのは、SNSによって「リプライ」が意味する機能や方法、リプライの公開範囲が異なることです。
本記事ではSNSの中でも多くの人が日常的に利用している「LINE」「Instagram」「Twitter」でのリプライの機能や方法について整理しました。
自分のメッセージに反応をもらえるのはうれしいもの。「リプライ」をうまく使ってコミュニケーションを取るようにしましょう。
（小坂井さと子）
※画像はイメージです
