【難読】“なく”じゃないの?「嗚く」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「嗚く」の読み方です。
“なく”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「嗚く」の読み方は?
「鳴く」は“なく”と読みますよね。でも、よく見ると「鳴」と「嗚」は漢字が違います。
どちらも左側は同じ口偏ですが、「鳴」は右側が「鳥」で、「嗚」の右側はそれよりも横棒が一本少ない「烏」なんです。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“なげく”と読みます。
「嗚く」の意味と使い方
『漢字ペディア』によれば、「嗚」の意味は以下のように解説されています。
【嗚】
音読み オ
訓読み ああ・なげく①ああ。嘆息・感嘆の声。「嗚咽(オエツ)」「嗚乎(オコ)・(ああ)」
②なげく。いたむ。
“なげく”は「嘆く」、「歎く」と書くことが多いですが、ひどく悲しむ、世の風潮などを憂えて憤る、ため息をつくといった意味合いで使われる言葉になります。
「嘆く」という漢字をイメージする人が多いでしょうが、「嗚く」とも書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「嗚く」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。右側が「鳥」か「烏」で、こんなに読み方が違ってくるんですね。
似ている漢字は間違えて読んでしまう可能性が高いですが、よく見て正しく使っていきましょう!
(ななしまもえ)