「らぶりつ」って何? 意味と使い方を解説
Twitter上で若い世代がよく使用している「らぶりつ」。これはどのような意味で、どんなふうに使われるのでしょうか。例文を交えて解説していきます。
「らぶりつ」という言葉を目にしたことはありませんか。らぶりつはTwitter上で使用される「いいね」と「リツイート」のことを指しており、日々多くのユーザーが使用しています。
それでは、具体的にどのような場面で使われているのでしょうか。
Twitterで多く使われている例を見ながら、この「らぶりつ」を紐解いていきましょう。
「らぶりつ」の意味とは?
「らぶりつ」とはTwitter上で使われる表現で、「いいね(ハート)機能とリツイート機能」を合わせて使うことを指す言葉です。
「いいね」と「リツイート」
Twitterにおける「いいね」はハートボタンをタップするだけで相手の投稿に「それいいね」と好意的なリアクションができます。また「いいね」したツイートは別で保存され、いつでも一覧で見ることができます。
リツイートとは他人のツイートを自分のアカウントで再度ツイートすること。他人のツイートを自分のフォロワーの人にも拡散し、共有することができます。
「らぶりつ」の由来
Twitterのいいねがハートマークであることからラブ、そこにリツイートのリツを加えた言葉が「らぶりつ」ですが、元々は「ふぁぼりつ」と呼ばれていました。
2015年以前のTwitterでは好意的なアクションをする際、「いいね」ではなく「お気に入りに追加」という星マークが使われていました。お気に入りは英語にするとfavorite。そのfavoriteのfavo部分をとって「ふぁぼ」と呼ばれていました。
そしてリツイートと合わせて「ふぁぼりつ」と呼ばれていましたが、2015年、「お気に入りに追加」は「いいね」に変更。それに伴って「ふぁぼりつ」という言い方から「らぶりつ」という言葉に変化し、浸透していきました。
「らぶりつ」はどのような場面で使われるの?
具体的に「らぶりつ」はどう使われるのでしょうか。
使い方には大きく分けて2通りあります。自分が「らぶりつ」がほしい時と、相手に「らぶりつ」をする、という場合です。
自分の投稿に対して共感してほしい時、褒めてほしい時、同じ趣味の人ともっとつながりたい時など、その状況はさまざまですが、「いいねやリツイートしてくださいね」という思いを込めて「らぶりつください」などと使用されます。
同じように誰かの投稿が気に入った場合には「らぶりつする」と使います。
また、企業がTwitterを利用したキャンペーンで、フォローとらぶりつをしてもらうことを応募条件としている場合もあります。
【例文あり】「らぶりつ」の使用例
それでは実際にらぶりつを使用した例をみていきましょう。自分が投稿する場合、他の人の投稿に対して行う場合に分けてご紹介します。
例文:自分が投稿する場合
・ずっと描いてた絵がやっと完成した! らぶりつください~。
・らぶりつで気になった人フォローします!
例文:他人の投稿に対して行う場合
・推しの情報が流れてきたからソッコーらぶりつした。
・かわいい猫アカ発見! らぶりつの手が止まらない~!
良く使われる表現「らぶりつフォロー」「らぶりつお迎え」
らぶりつを使用した表現でよく見られるのがこの2つ。
どちらも似たような意味ですが、「らぶりつしてくれた人はフォローします」「らぶりつしてくれた人で気になる人がいたらお迎え(フォロー)しに行きます」という意味です。
らぶりつの類語「自発ください」
こちらはらぶりつと同じような意味を持ち、よく使われる表現です。
「自発」とは「自分から発信」の略。使い方によってやや意味合いは変わりますが「この投稿を見たあなたの方からフォロー、いいね、リツイートしてくださいね」という意味になります。
らぶりつほど直接的ではなく、遠まわしにフォローやいいね、リツイートをしてほしいと表現しています。
らぶりつとの違いは、自発くださいの場、合いいねやリツイートに限らずフォローの意味も含まれていることがあるという点でしょう。
「らぶりつ」を積極的に使ってみよう
いかがでしたでしょうか。「らぶりつ」について理解が深まりましたか。「らぶりつ」は自分の興味関心があるツイートに「それいいね」「拡散しますね」という意思表示が簡単にできる方法。
初めましての人にいきなりメッセージを送るのはためらわれますが、ボタン1つであればとても手軽ですよね。そこから新たなつながりが生まれることも。
らぶりつをうまく使って、あなたの作品を気に入ってくれる人や同じような趣味を持つ人との出会いに期待してみても良いかもしれません。
(ひらり)
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