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恋愛における「束縛」とは? 束縛する人の特徴・心理・対処法

秋カヲリ

彼氏や彼女の束縛が激しい。そんな悩みを抱えている人も少なくないのでは? 今回は心理カウンセラーの秋カヲリさんに、束縛の意味、束縛する男女の特徴や心理的な理由、対処法などを解説してもらいました。

独占欲が強く、恋人を束縛する人と付き合うと困ることも多いですよね。

束縛する人は恋人の自由を制限しないと安心できないので、そういう相手と付き合っていると思うように行動できずストレスがたまったり、心身の負担を感じて疲れてしまったりします。

束縛する人とうまく付き合えるように、束縛する人の特徴や原因、上手な対処法を解説します。

そもそも束縛って?

まずは、束縛の意味と、多くの人が束縛を嫌がる理由を見ていきましょう。

束縛とは「相手の自由な行動を制限する行為」

「束縛」とは、相手の自由な行動を制限する行為を意味します。

恋愛における束縛は、他の異性との交友関係を制限したり、予定をすべて把握しようとしたり、こまめな連絡を強要したりして、恋人を支配的に独占しようとする行為を指します。

具体的には異性の友人に激しく嫉妬したり、自分以外の人と遊ぶのを「やめてほしい」と言って制限したり、何かにつけ「好きだからつらい」と言って阻止しようとしたりするでしょう。

束縛されることが嫌だと感じる理由

「束縛は愛情の証」と捉える人もいますが、過剰な束縛は嫌がる人の方が多いです。

というのも、束縛とは無理やり行動を制限しようとする行為であり、された側にしてみれば、信頼されていないようにも感じるからです。

束縛による行動の不自由さにいら立つのはもちろん、「自分のことを疑っているから束縛するのでは?」と感じ、気分を害することも多いでしょう。

また、過剰に束縛されたり嫉妬されたりする上に、「好きだから嫌なんだ」と愛情を押しつけられると、だんだん自分に依存する恋人を「重い」と感じるようになって嫌気が差してしまう人もいます。

束縛する彼氏・彼女の特徴

束縛する人にはどんな特徴があるのでしょうか?

ここでは、恋人を束縛する男女の特徴を紹介します。

(1)相手のスケジュールを把握したがる

その日のざっくりとした予定を知りたがるだけなら束縛と言うほどではありませんが、細かいスケジュールまで全て把握しようとしたら、立派な束縛行動といえるでしょう。

「今日は何するの?」「どこに行くの?」「誰といるの?」などと、細かい内容まで確認してきます。

(2)連絡が遅いと怒る

恋人の予定を把握していないと落ち着かないのと同様に、連絡が取れなくなると強い不安を感じ、「どうして連絡しなかったの?」と怒ります。

「もしかしたら浮気しているのかも」といった被害妄想まで膨らみ、大量のメッセージや着信が入ることもあるでしょう。

(3)異性との交遊を絶とうとする

異性をライバルと考え、なるべく関わらせないようにするのも束縛する人の特徴です。

異性と会話したり出かけたりするのを極端に嫌い、複数人の飲み会や仕事であっても「なんでその人と行くの?」と嫌がったり、「それならもう付き合えない。別れる」と脅して阻止しようとしたりします。

(4)周囲から孤立させようとする

異性だけでなく、同性との交遊も含めて制限し、周囲から孤立させようとするケースもあります。

同性との予定でさえ「自分との恋愛をおろそかにさせる妨害行為」と捉え、嫌うのです。

(5)ずっと一緒にいたがる

束縛する人は特別扱いをされたがるので、自分とだけ一緒に過ごすことを望みがちです。

一緒にいる時間が長ければ長いほど愛情が深まる、あるいは愛されていると考え、閉鎖的な関係を好むのです。やがて依存関係に陥ってしまうことも多いでしょう。

(6)自分との予定を最優先させようとする

束縛する人は「いいじゃん、一緒にいようよ」「そんな予定断ればいいじゃん」「行かなくても大丈夫だよ」といった言葉で、恋人の行動を制限しようとします。

これは、他のどんな予定よりも自分との予定を優先してほしい、自分との時間をたくさん取ってほしいという気持ちの表れです。

(7)言う通りにしないと怒る

束縛する人は、自分が安心したいがために相手を支配しようとするので、言う通りにしないと怒ります。

「どうして○○してくれないの? そんなことするなんて、俺(私)のこと好きじゃないんだね」というように、言う通りにしないのは愛情がないからだと捉え、恋人を責めることが多いです。

(8)自分が一番になりたがる

とにかく恋人にとって一番になりたいと考える傾向が強く、異性だけでなく友人、家族と比べて、何かあるたびに「私(俺)とどっちが好きなの?」と詰め寄ります。

仕事で忙しくてデートの時間が取れない時でさえ、「どうして?」と不機嫌になるでしょう。

参考記事はこちら▼

彼のことが大好きすぎて、知らないうちに「重い」と思われるような言動をしていませんか? 自分の重い女度はどのくらいなのか診断してみましょう。

彼氏・彼女が束縛する心理

ここまで束縛する人の特徴を見てきましたが、どうして恋人を束縛するのでしょうか?

彼氏や彼女を束縛する心理を3つ解説します。

(1)自分に自信がない

自己評価が低い人は、恋人を束縛することで自分への愛情や自分の価値を確かめようとしがちです。そうしないと自信が持てないのです。

そのため、束縛して常に相手が何している状態なのかを把握し、安心しようとします。

(2)恋敵を減らしたい

束縛して相手の行動を制限することで、恋敵を減らそうとすることもあります。

「もしかしたら誰かに奪われてしまうかもしれない」「別の人を好きになってしまうかもしれない」という疑いがあるから、恋人が自由気ままに過ごしていろいろな人と触れ合うのが怖いのです。

(3)裏切られるのが怖い

過去の恋人に浮気されるなど、何らかの裏切り行為をされた人は「もう裏切られたくない」「放っておいたらひどいことをされるに違いない」と恐れて束縛する場合があります。

自分がまた過去のような苦しみを味わわずに済むように、束縛によって予防しているのです。

束縛する彼氏・彼女への対処法

恋人に束縛されて「なんでそんなに疑うの?」と怒るのは逆効果です。

最後に、束縛された時の上手な対処法を3つ紹介します。

(1)不安を感じさせないようにする

不安を感じると束縛行動によって安心しようとするため、不安を感じさせないようにすれば束縛の頻度や度合いも下がっていくはずです。

自分から「今日は○○へ行ってくるね」と予定を伝えたり、連絡をこまめに取ったりして安心させるように意識してみましょう。

(2)好きなところを伝える

相手の好きなところを伝えて、「自分は愛されているんだ」と自信を与えるのも、不安を拭って束縛を軽くする方法です。

「あなたのこういうところが好きだよ」とこまめに伝えて、束縛しなくても安心できるようにするといいでしょう。

(3)愛情表現をたくさんする

好きなところを言うのもそうですが、たくさん愛情表現をすることが何よりもの安心材料になります。

「好きだよ」といったストレートな言葉はもちろん、キスやハグなどのスキンシップでも愛情表現するといいでしょう。

束縛の治療薬は、豊かな愛情表現

束縛されると腹が立つこともあるかもしれませんが、怒っても問題は解決せず、かえって関係が悪化することが多いです。

相手に好意があるなら、しっかり愛情表現して安心させるようにしましょう。「愛されている」と自信を持てるようになれば、自然と束縛は和らいでいきますよ。

(秋カヲリ)

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※画像はイメージです

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