リマインダーとは? 便利な使い方やおすすめアプリ
ビジネスシーンでよく使われる「リマインド」「リマインダー」といった言葉。どんな意味を持ち、どんな使い方ができるのでしょうか。チームでの共有など、便利な使い方を詳しく解説します。
職場で人から「リマインドしてもらえる?」と言われても意味が分からず困ってしまうことや、「リマインダーアプリ」がスマホに入っているもののどんな使い方をすればいいか分かからないという経験をした人は多いのではないでしょうか。
本記事では、リマインダーの意味を解説した上で、便利な使い方やおすすめのアプリを具体的に紹介していきます。
ぜひ参考にして、日々のお仕事に役立ててくださいね。
リマインダーとは?
まずは、「リマインダー」がどんな意味を持つ言葉なのか、きちんと把握しておきましょう。
リマインダーの意味
リマインダ
(前略)備忘のために利用するソフトウエアの機能、ネットサービスやスマートフォン用アプリなどの総称。スケジュールやタスクなどを忘れないように、指定した時間にメールやアラーム、アイコン表示などで通知する機能をもつ。
(『日本大百科全書』)
一言で分かりやすく言い換えるとするならば、「うっかり忘れ防止のお知らせ機能」といったところでしょうか。
「リマインド」との違いとは?
「リマインダー」が「忘れないよう思い出させてくれる機能」を指すのに対して、「リマインド」は思い出させることそのものを表す言葉です。
つまり、先輩や上司に「会議の開始時間を前日にリマインドしてもらえる?」と頼まれた場合、あなた自身がリマインダー代わりの働きをすることになります。
リマインダーを使った例文
「リマインダー」という用語は、以下のような使い方をするのが一般的です。
例文
・彼は物忘れが非常に多いので、リマインダーの導入が早急に必要だ。
・リマインダーをどう設定するかによって、仕事の能率が大きく変わる。
・iPhoneのリマインダーは使いやすく、とても便利だ。
「リマインダー」は機能やアプリを指す言葉なので、「リマインダー機能」「リマインダーアプリ」といった使い方をすると、厳密には意味が重複してしまいます。
気になる場合は、他の言葉と組み合わせず使うようにしましょう。
リマインダーの類語
「リマインダー」には、似た意味を持つ類語がいくつかあります。
リマインダーの類語
・物忘れ防止
・備忘
・リマインド機能
類語も一緒に把握しておくことで、「リマインダー」の意味をより深く理解できるので、覚えておいて損はないでしょう。
英語の「reminder」の意
英語の「reminder」は、日本語に訳すと「忘れていたことを思い出させる人や合図、催促状」という意味を持ちます。
おおむね日本での使い方と同じですが、リマインド機能のついたアプリやソフトウェアのことのみを指すわけではないので、注意が必要です。
リマインダーの便利な使い方
物忘れを防止してくれることから、仕事やプライベートで活躍する便利な機能、リマインダー。
ここからは、そんなリマインダーの使い方として代表的なものを具体的に解説していきます。
(1)タスクを書き出して「見える化」する
タスクに名前をつけて登録し、それぞれの通知が欲しい日時を指定するというのが、リマインダーの最も基本的な使い方。
タスクの一つひとつを登録していくことで、「自分が現時点で抱えているタスク」の全体像が把握できます。
さらに、タスクごとに「実行済み」といった進捗状況を記入できるリマインダーもあるため、何をどこまでやったか分からなくなりやすい人でも安心。
作業効率をアップさせたい人や、着実に仕事を進めたい人に便利な機能だといえるでしょう。
(2)メール通知やアラームで「うっかり忘れ」を防止
予定を把握できるだけでなく、締め切りや実行日を指定した時間にお知らせしてくれるのも、リマインダーの大きなメリットです。
自分の頭だけで膨大なスケジュールを管理していると、「うっかり忘れ」はどうしても防げないもの。
通知が来るよう設定しておくことで、予定をすっぽかしてしまうリスクを回避でき、なおかつ「今週は人と会う予定が多いから、一つくらいうっかり忘れてしまいそうで怖い」といった精神的な負担も軽減されます。
メール通知・ポップアップ通知・アラームなど、通知の方法はいくつかあるため、自分がより気づきやすいものに設定しておくといいでしょう。
通知機能を使いこなせば、タイトなスケジュールで仕事をしている人や、絶対に遅延できない予定が多い人でも安心です。
(3)予定を他の人と共有する
リマインダーの応用的な使い方として便利なものは、登録した予定の共有です。
チームで進めている仕事や複数人で準備を進めているイベントの場合、全体像や細かいタスクを把握している人物が自分だけだと、何かと負担が大きいですよね。
そんな場合は、自分が作成したリストをメールやメッセージアプリ・SNSを使って、仲間と共有しておきましょう。
何がどこまで進んでいるか、チーム全体がリアルタイムで把握することで、やりとりも円滑になります。
おすすめのリマインダーアプリ3選
リマインド機能のついたアプリには、有料のものもありますが、無料アプリで十分な機能が備わっています。
ここでは、特におすすめしたい便利で使いやすい無料アプリを3つご紹介。
それぞれの機能や簡単な使い方についても、解説していきます。
(1)機能がシンプルな「Google ToDo リスト」
スマートフォンはもちろん、パソコンユーザーでも使えるリマインダーです。
パソコンで編集した情報はスマートフォンのアプリに自動で反映されるため、外出先で登録したタスクを職場のパソコンで見る、といった使い方もできて便利。
基本機能
・タスクの登録
・サブタスクの登録
・タスクの詳細情報記入
・タスクの期限日登録
・期限が近い順に並べ替え
・その日の予定をデスクトップ通知
タスクの期限は日付指定で、時間指定ができないので、詳細欄に記入するなどしてうまく活用するのがおすすめです。
必要最低限の機能が備わった、シンプルなリマインダーを使いたい人に最適。
(2)毎日の予定管理もできる「Google カレンダー」
こちらも、パソコン及びスマートフォンで使えるリマインダーです。
カレンダー表示なので、予定を手帳に書き込むような感覚で記入できて、月の予定を一目で確認しやすいのが魅力。
基本機能
・月ごと、週ごとのタスク表示
・タスクの登録
・タスクの詳細情報記入
・タスクの期限日時の登録
・予定のデスクトップ通知
・予定のメール通知
登録したデータを「Google ToDo リスト」と共有できるため、自分の使いやすいように組み合わせることも可能です。
仕事のタスクは「Google ToDo リスト」で、プライベートの予定は「Google カレンダー」で入力するなど、アレンジは自由自在。
(3)iPhoneユーザーなら「リマインダーアプリ」
こちらは、iPhoneの標準アプリとして入っているリマインダー。
Apple IDでログインするため、iPadやMac、さらにはApple Watchと同期することも可能です。
基本機能
・タスクの登録
・サブタスクの登録
・タスクの共有
・日時の指定
・音声入力
・目的地でのリマインド
・アラーム通知
こちらのリマインダーの最大の特徴は、Appleの地図と連携して、指定の場所に付くと通知が届く「目的地でのリマインド」ができること。
「仕事の帰りに最寄りのスーパーで買い物をする」など、ちょっとした用事のうっかり忘れを防止してくれます。
リマインダーを使って効率を上げよう
仕事やプライベートの予定を管理し、うっかり忘れを防止してくれるリマインダーは、目まぐるしい日々を送る現代人の必須ツールともいえます。
今より効率良く、快適に仕事をするために、便利なリマインダーをうまく活用してみてはいかがでしょうか。
(maco)
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