【難読】“ある”? 「阿る」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「阿る」の読み方です。
“ある”? いやいや、違和感しかない!と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「阿る」の読み方は?
阿波、阿吽と読む他にも、人の名字で阿部というのをよく見ますよね。
きっと「阿」は、“あ”以外の読み方が想像できない人もいるのではないでしょうか。
しかし、実は「阿る」は“ある”とは読まず、全く違う読み方になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“おもねる”と読みます。
「阿る」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「阿る」の意味は以下のように解説されています。
おもね・る【×阿る】
[動ラ五(四)]人の気に入るように振る舞う。へつらう。「上役に―・る」
つまり、相手に気に入られるような言動をとること、という意味になります。
気に入られようと行動することを非難する意味合いが含まれるので、ネガティブな表現として使われます。
日常的には使わないかもしれませんが、「よいしょする」や、「媚びる」といった言葉と同じような意味となります。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「阿る」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。よく見る漢字でも、送り仮名によって、途端に読み方がわからなくなるものもありますね。
使う機会は少ないかもしれませんが、小説などで出てきた際にさらっと読めるように、覚えておきたいですね。
(ななしまもえ)