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スキンシップもある友達以上恋人未満の関係。もどかしい思いを進展させる方法とは?

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー)

LINEのやり取りやデートもしている、手をつなぐなどのスキンシップもあるのになかなか進展しない「友達以上恋人未満」の関係。距離を置くべき? などと悩んでしまいますよね。今回、恋愛コラムニストの藤本シゲユキさんが、友達以上恋人未満の関係を進展させる方法を解説します。

すごく良い感じでスキンシップなどもある関係なのに、付き合っているわけじゃない。

「もどかしいから、早く恋人同士になりたい!」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、「友達以上恋人未満の関係を発展させる方法」について、解説いたします。

そもそも「友達以上恋人未満」の定義って?

最初に、「友達以上恋人未満」の定義についてお話いたします。

(1)告白はないが、2人でよく出かける

友達以上恋人未満の定義でよくあるのが、気兼ねなしに遊びに誘える関係性であること。

お互いが気軽に、「ちょっと今日飲みに行かない?」「○○に行きたいから今度ついてきてよ」と言える関係なんですね。

気付いたら、いつも一緒にいることが多いということもよくあります。

(2)LINEやメールで頻繁に連絡を取る

別に要件はないけれど、LINEやメールで頻繁に連絡を取り合っているのも、友達以上恋人未満の定義と言えるでしょう。

お互いが面白いと思ったものをその都度シェアし合ったり、その日あった出来事を報告しあったりするのも、この関係性にはよくあることです。

(3)軽いスキンシップがある

これはケースバイケースですが、会う度に軽いスキンシップが頻繁にある場合も友達以上恋人未満の特徴です。

この場合、意識してボディタッチをしているわけではなく、冗談に突っ込む時など、自然な流れで触れることが多いようです。

関連記事はこちら▼

あなたと相手の関係性は? 友達以上恋人未満度を診断します。

「友達以上恋人未満」になってしまう原因

続いては、友達以上恋人未満になってしまう原因について解説いたします。

(1)告白のタイミングを逃した

一番多いのがこれでしょう。

告白をしようと思っていたけれど、勇気が出ずに、結局気持ちを伝えることができなかった。

そのまま友達関係になってしまい、「今更告白できないな」という状態になってしまったということです。

(2)今の関係を崩したくない

友達以上恋人未満の状態になっている人は、「今の関係が壊れるぐらいだったら、告白しない方がいい」と思うことが多いようです。

付き合ってはいないけれど良い関係を築けているし、好きな人との接触が多いから、それがなくなる恐怖で前に進めないというわけです。

(3)明らかに脈がない

お互いのどちらかが「ただの友達」と思っていて、もう片方の人間に恋愛感情がある場合。

友達以上恋人未満でそのままステイすることがよくあります。

この場合、友達関係を壊して好きな人に会えなくなるのは嫌だから、今の状態を維持しようとするんですね。

(4)どうせ好きじゃないと決めつけている

これも、友達以上恋人未満の関係に多いことですが、「どうせ私(俺)のことを異性として見てないだろうな」と決めつけている場合がよくあります。

実際にそう言われたわけではないのに、どうせ好きじゃないと決めつけてしまうのは、告白しない言い訳でもあるんですよね。

(5)相手の邪魔をしたくない

相手が、どうしても仕事で頑張らないといけない時期だったり、目標に向けて努力していたりすると、それを邪魔したくないから、あえて恋愛関係に進展させないでおこうと考える人もいます。

この場合、告白しないのは相手の事情を思いやった上での判断だと言えるでしょう。

「友達以上恋人未満」の関係を進展させる3ステップ

それではこの、「友達以上恋人未満」というもどかしい状態を進展させるにはどうしたらいいのでしょうか。

基本的に、友達以上恋人未満の関係は以下の3つのステップで進展していきます。勇気を出して1歩踏み出してみてくださいね。

ステップ1:今の状態を客観視する

そもそも大前提として考えていただきたいのが、「もし友達関係が壊れることになっても、その人と付き合いたいのか?」ということです。

つまり、その相手に対し、どうしようもなく好きなのか、触れていたいと思うのか、セックスしたいと思うのかを考えるということです。

よくあるケースとして、接点が多いから「好き!」と勘違いしてしまっていることが挙げられます。

「じゃあその人に触れたい?」「セックスしたい?」と自分に問いかけて、その答えに迷うのであれば、それは恋愛感情ではありません。

友達関係が居心地良く感じていると、「結婚するならこういうタイプの人がいいんだろうな」という漠然とした考えから、人として好きな状態を、これは恋愛感情であると錯覚してしまうんですね。

なので、異性としてちゃんと好きなのかをまず考えた方がいいでしょう。

ステップ2:ジャブを打つ


友達以上恋人未満の関係であれば、相手の脈ありかなしかを見極めるために、ある程度核心をついた発言や質問をしてみるのがおすすめです。

友達以上恋人未満の関係なら、一緒にいる時間も長く、連絡を取り合っている回数は多くなるでしょう。とはいえ、それだけで脈ありとは限りません。

特に、お互い好意はありそうなのに進展しない微妙な関係が長く続いているなら、どちらも保守的な場合が多く、そう簡単には脈あり言動を見せないものです。

厳しい現実として、親しい間柄だったとしても、それを脈ありと思い込んで告白し、玉砕したケースを挙げたらきりがありません。

そこでまずは、脈ありかどうかを確認するために、軽いジャブを打ちましょう。

友達以上恋人未満の相手にジャブを打つなら、次のような感じです。

例えば恋愛話をしている時に、「○○(相手の名前)みたいな人が恋人だったらいいなって思う時があるよ」と言ってみる。

「○○に恋人ができたら応援したい気持ちはあるけど、正直ちょっと複雑かな」と言ってみる。

このように言って、相手が「なんでそう思うの?」というように聞いてきた時、「だってこんなに仲良くできる異性、他にいないでしょ?」とか、「恋人ができたら、今のように会ったり連絡できなくなったりするじゃん」というように理由を説明しましょう。

その時、まんざらでもなさそうなら、ようやく脈ありの可能性が浮上するわけです。ここで、真顔になってはぐらかされたり、訝しげな表情をされたりしたら、脈なしの可能性が高くなります。

しかし、どうしても関係を進展させたいのであれば、最終的に告白しないと結果はどうなるか分かりません。

そこで、最終ステップです。

ステップ3:告白する

相手の脈ありorなしにかかわらず、気持ちが抑えられないぐらい恋愛感情が肥大化したときは、ちゃんと言葉に出さないと確実に後悔します。

「言いたくても言えなかったこと」って、めちゃめちゃ引きずるんですよね。

では、どのように告白すればいいかというと、その時の気持ちを正直に伝えればいいのです。

「どんな告白をすれば成功するか?」を考えている時点でナンセンス。そもそも言葉とは、正直さと熱意がないと伝わるものも伝わらないんですよ。

誰かが作った言葉よりも、嘘偽りがない自分の言葉で言った方が、響きやすいということです。

告白をして、OKがもらえたら大成功です。

番外編:もしも告白が失敗してしまった時は

告白をしてもOKがもらえなかった場合は、どうすればいいか?

その相手ともう一度友達関係を継続したいのであれば、次のように答えるといいのではないでしょうか。

「友達として、すごく良い関係を築けていたって自分では思ってるから、私(俺)が○○のことをちゃんと吹っ切れた時、もう一度友達になってもらうことはできるかな?

それまでは、吹っ切るために会わないし、連絡も取らないようにしようと思ってるんだけど、○○さえ良ければそうしてもらえるとうれしい。

なんかすごく自分勝手でごめんだけど、これが今の正直な気持ちです」

このように伝えて、後はどのような返事が返ってくるかは、相手次第になります。

一度振られてこのように今の気持ちを伝えたことによって、相手から「好きだって気付いた」「やっぱり付き合ってほしい」などと後から言われたなんてケースも、実はあるんですよね。

いわゆる、失ってから相手の大切さに気付いたというパターンですが、その瞬間はダメでも、後になってからそれが覆る場合は無きにしもあらずなんです。

ただ、言うまでもなくそこに期待し過ぎるのはよくないので、あくまでも「今の素直な気持ちを相手に伝える」ことを念頭に置いてください。

傷つくことを恐れていると関係は進展しない

友達以上恋人未満に限らず言えることですが、傷つくことを恐れて何もしないまま、進展できる関係性ってほとんどないんですよ。

特に相手も恋愛感情を抱いているなら、こちらと同じように臆病になっていることが圧倒的に多いですから、待っていても向こうからは来ないです。

ということは、こちらから仕掛けないといけないんですね。

どうしても、その人のことが好きで付き合いたいという気持ちなのであれば、必要なのは小細工じゃなくて、勇気なんです。

その勇気をいかに奮い立たせられるかが、恋愛関係に進展できるかどうかの分かれ目になると言っていいでしょう。

(藤本シゲユキ)

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