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気楽に生きる方法とは。人生に疲れやすい人の特徴と気楽に生きる心構え

高見綾(心理カウンセラー)

仕事や恋愛、人間関係などで疲れてしまう瞬間ってありますよね。今回は、心理カウンセラーの高見綾さんに、疲れてしまいがちな人の特徴や気楽に生きている人の考え方、もっと気楽に生きるためのコツを教えてもらいました。

あなたは仕事や恋愛、人間関係などに疲れてしまっていませんか?

もし生きづらさを感じているのなら、もっと気楽に生きたいと思いますよね。

実は、疲れてしまいがちな人には特徴があるのです。

そこで今回は、気楽に生きている人の考え方、もっと気楽に生きるためのコツを紹介します。

適度に力を抜いて過ごしていけるようになりましょう。

仕事や恋愛に疲れてしまう人の特徴とは?

仕事や恋愛、人間関係などで疲れてしまいがちな人には、一体どのような特徴があるのでしょうか。

まずはその特徴を紹介します。

(1)完璧主義で自分に厳しい

仕事でミスをしてしまった時に自分を責めたり、「成果を出さなければ」と自分にプレッシャーをかけたりするタイプの人は、疲れてしまいやすいです。

完璧主義で自分に厳しい人は、他人にも厳しいので、周りの言動でイライラすることも増える傾向にあります。

(2)他人を頼らない

困った時や悩んだ時など、他人に頼らず全て自分で解決しようとするタイプの人も、疲れやすいです。

人にお願いしたり、甘えたりするのが苦手なので、悩みを1人で抱え込んでしまい、燃え尽きやすくなるのです。

(3)ネガティブな思い込みが強い

ネガティブな思い込みが強いタイプの人は、人間関係において疲れやすくなります。

例えば、職場の人がそっけない態度を取ってきたら「私のこと嫌いなんだ」と思い込んだり、友達からの返信が遅かったら「無視された」と解釈したりするなど。

相手に確認していないのに、「あの人はきっとこう思っているに違いない」と勝手に判断し、自分で不安を作り出すのです。

(4)人目を気にして人間関係に振り回される

自分がどうしたいかということよりも、「他人がどう思っているのか」を気にします。

その結果、周囲に合わせ過ぎて振り回されてしまったり、「私が我慢すればいいや」と飲み込んでしまったりするのです。

人目を気にし過ぎると、主体性が失われるため気楽に生きられなくなります。

(5)依存心が強い

自分が他人に「何かをしてあげる」ことよりも、他人に「何かしてもらいたい」欲求が強過ぎる人も、疲れやすくなります。

他人は、自分が思った通りには動いてくれないことも多いので、期待が裏切られることで傷付いてしまうのです。

そうすることで、「なんでうまくいかないの」とネガティブな発想に拍車がかかり、落ち込んでしまいます。

気楽に生きるための心構え

では、気楽に生きている人はどういった考え方をしているのでしょうか?

ご自身の考え方と比べながら、確認してみてください。きっと気楽に生きる心構えが見えてくるはずです。

(1)適度な目標を設定する

気楽に生きている人は自分の限度を知っているので、必要以上に追い込むことはしません。

今の自分よりも少し上の、程良いレベルの目標を設定して頑張ります。

一気に変わろうとするのではなく、コツコツ積み上げようとしているのです。

(2)くよくよ考えない

気楽に生きている人は考えても答えが出ないようなことについては、悩みません。

新しいことに挑戦するか迷った時も、「楽しそうかどうか」「自分がやりたいかどうか」というシンプルな物差しで判断します。

すぐに答えが出なかった場合には、とりあえず動いてみてから決めようとします。

(3)自分を責めない

自分に至らない点があったとしても、まずは「今の私にはそういうところがあるんだな」と受け入れます。

自分を責めるのではなく、どうすれば改善できるのかに重点を置いて考えています。

そうすることで、気持ちを早く切り替えることができるのです。

(4)自分が心地良くいられることを重視する

気楽に生きている人は、我慢や無理をし続けません。

ストレスを感じる相手がいれば、近づかないようにしたり、仕事のやり方を少し変えたりするなど、自分に負荷がかからないような工夫をしています。

(5)他人を変えようとしない

彼氏や親友など、身近にいる人に対しては、気を許している分だけ「もっとこうしてほしいのに」という期待や不満が生まれるものです。

しかし気楽に生きている人は、相手の性格や考え方などを無理やり変えようとはしません。

期待や不満を抱くよりも、自分が変わることで何事も解決しようとします。

気楽に生きるコツ

ここからは、気楽に生きるためのコツを8つ紹介します。難しく考え過ぎず、取り入れられるものから試してみてください。

(1)余裕を持ったスケジュールを組むこと

スケジュールが詰まっていると、心に余裕がなくなってしまいます。そしてそんな状態だと、気楽に考えられずどうしてもイライラしてしまうものです。

できるだけ予定を詰め込まないようにして、人から誘われても、無理なら断るという選択肢を視野に入れてみてください。

そして、1日のうちに10分でもいいので、ホッとひと息つける時間をつくりましょう。

(2)「最初からうまくいくわけがない」と考えること

自分にプレッシャーをかけ過ぎると、普段はできることでも、緊張のあまりできなくなってしまうものです。

「うまくいけばラッキー」程度の感覚でいることが気楽に生きるコツです。

(3)気に入った言葉をメモして、定期的に読み返すこと

ことわざや著名人の名言、本に書いてあったフレーズ、他人の口から出た一言など、自分が「良いな」と思った言葉があれば、メモをしておきましょう。

良い言葉はあなたの指針となり、迷った時や疲れた時には、そっと心に寄り添ってくれるはずです。

(4)思い込みはやめて、相手に確認すること

「○○さんは、きっとこう思っているに違いない」という思い込みが強いと、コミュニケーションがうまくいかない原因になります。

推測から判断するのはやめて、分からないことは相手に確認する癖をつけましょう。

(5)自分の本音を伝えること

「私が我慢すれば」という考え方は、こじれると不満がたまり、相手のことを嫌いになってしまうことも。

例えば、彼氏と会えなくて寂しいなら、「私は○○くんが大好きなの。だからもっと会いたいと思っちゃう」というように、あなたの素直な本音を伝えてみてください。

(6)人と分かち合うこと

困ったことがあった時や悩みがある時は、1人で抱えないで信頼できる人に話し、分かち合うようにしましょう。

共有できる人がいるだけで、心が軽くなり余裕が生まれます。

(7)自分の欠点を受け入れること

自分の欠点はあまり見たくないものですが、受け入れたくなくてもがいていると、ぐるぐるとネガティブな悩みのループに入ったまま抜けられません。

自分の欠点を責める必要はなく、「今の私にはそういうところがあるな」と認識するだけでいいのです。

(8)一緒にいて心地良い人との時間を増やすこと

「嫌だな」と思う人と我慢して付き合っていると、イライラして悩みが増えます。

仕事では、好き嫌いで関わりを断つことは難しいですが、プライベートでは、一緒にいて心地良い人との時間を増やすようにしましょう。

気楽に生きるコツが詰まった名言

最後に、気楽に生きるコツが詰まった名言を紹介します。あなたの心に響く言葉はありますか?

「なんで俺はダメな人間なんだ」。そんなふうに思いはじめたらキリがない。それよりもはじめから、「イチローだって7割近くは失敗する。3割成功すれば一流なんだから」と思った方が気が楽になる。(高田純次)

人間って「自分がいかにくだらない人間か」ということを思い知ることで、すーっと楽にもなれるんじゃないかな。(タモリ)

落ち込まへん、それはお前らが過信しすぎや。自分がもっとできると思うから落ち込む。何があってもこんなもんやと思っているから落ち込まない。(明石家さんま)

いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。理由はかんたん。時間がないんだ。(スナフキン)

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は必ず時の来るのを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ。(松下幸之助)

自分を責め過ぎず、少しずつ考え方を変えていこう

仕事や恋愛、人間関係などで人生に疲れてしまう人は、自分に厳しいがゆえに心の余裕をなくしたり、ネガティブな思い込みが強かったりします。

気楽に生きるためには、自分を責め過ぎず、1人で抱え込まないことがポイントです。

また、相手を変えることはなかなか難しいです。そのため、自分が変わることで問題を解決していけるように、少しずつ考え方を変えてみましょう。

そうすることで、もう少し気楽に生きられるようになりますよ。

(高見綾)

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