お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

あなたの印象を悪くする口癖5選&悪い口癖を直す方法

トイアンナ

誰しも一つくらいは口癖がありますよね? 「なんか」「でも」「だって」。さまざまな口癖の中でも、口にするだけで印象を悪くするものがあります。今回は、そんな口癖についてコラムニストのトイアンナさんに詳しく教えてもらいます。

「無くて七癖」といわれるように、癖が無さそうな人ですら多少は癖を持っているものです。

そんな中でも、口癖は自分で自覚しづらい癖の一つ。そして、下手な習慣よりもあなたの人生に影響を及ぼしているのもまた、口癖です。

口癖ってどのくらい重要なの?

私が学生の就職活動指導をしていて常にチェックしているのが「口癖」です。なぜなら、どんなに志望動機を作り込んでも、あるいは自己PRで良いエピソードを準備しても、悪い口癖があると面接で落ちてしまうから。

ある学生は、フォーマルな場でも「えっとぉ……」と話し始める口癖が直らず、面接で落ち続けました。

口癖は普段から使っているせいで自覚しづらく、録音でもして聞かなければ気付けません。就活生の多くは「私(僕)、こんなふうにしゃべってたんですね」と指摘を受けてから驚きます。

それくらい自覚できないものなのに、仕事や恋愛でも大きく影響を及ぼしてしまうのが口癖の怖いところなのです。

使っちゃいがちだけど、印象を悪くする口癖って?

では、実際によくある「印象を悪くする口癖」の例を見ていきましょう。

直すべき口癖(1)「どうせ~だから」

まず、直したい口癖の筆頭に挙がるのは“できない理由探し”をする、「どうせ~だから」という言葉。

「どうせ頭が悪いから」「どうせかわいくないから」「どうせ前も失敗したから……」と、できない理由探しをする口癖は、仕事や恋愛でも現実から逃げる口実を作ってしまい、逃げ癖が付きます。

直すべき口癖(2)「○○さんのせい」

次に直したい口癖は、誰かのせいにして現実から逃げようとする「○○さんのせい」という言葉。

トラブルの大半は、多数のことが原因で起こります。自分だけ、相手だけ、あるいは環境だけのせいではありません。誰かのせいにする言葉は気軽ですが、自分や環境要因を無視して誤った判断を下すもととなります。

直すべき口癖(3)「でも」「しかし」

面接やディスカッションで出やすい口癖が「でも」「しかし」です。相手がちょっと的外れなことを言っている場合、使いたくなる口癖ですよね。

とはいえ、そこで相手を否定する言葉を使うと、反発を招いてしまいます。言い方に工夫が必要な言葉……といえるでしょう。

直すべき口癖(4)「~があるからやってないだけ」

次に「まだ準備ができてないからやってないだけ」「いろいろ調べてからじゃないと無理だからやってないだけ」などと、やる前の言い訳が多い人は、結局動けません。

もちろん、会計や機械点検などの緻密な業務は話が別で、慎重に準備した方が良いでしょう。しかし、恋愛や転職の“相談”など、スピード感が求められるシーンでも「まだ動く時じゃない」をやっていると、ライバルに出し抜かれて負けてしまうのです。

直すべき口癖(5)「できっこない」

「前も失敗したから、できっこない」というマインドを持っていると、絶対に成功しません。なぜなら、成功は失敗にへこたれずチャレンジし続けた先にあるからです。

逆上がりに一度失敗したからって、一生諦めるでしょうか? 自転車で一度転んだから、もう自転車に乗るのは無理? たった一度試しただけで「できっこない」と否定するのは、そういうことです。

ネガティブな印象を与える口癖を直す方法

口癖を直すには、口癖を自覚するのが一番。スピーチやプレゼンなどがあれば、一度自分の発言を全て録音し、再生してみましょう。プレゼンの内容だけでなく口癖に目を向けることで、直すべき口癖が分かってくるはずです。

それが恥ずかしいと思うなら、周りの人に「私って、どんな口癖があるかなあ」と質問してみてください。仲の良い友達なら、直した方が良い口癖もちゃんと教えてくれるはずです。

意識的に使いたいポジティブな口癖

ここからは、ぜひ意識的に使いたい口癖をお伝えしていきます。

使いたい口癖(1)「結論から言うと」

ビジネスシーンで役立つ口癖です。これを冒頭に言うだけで、話し方が変わります。話が長いと言われたことのある方は、ぜひ何事も「結論から言うと」で始めてみましょう。

使いたい口癖(2)「どうやったらできるかな」

「無理だ」「どうせできない」の代わりに口に出すと、勇気が出る口癖です。「うーん、難しいなあ。どうやったらできるかな」と言うだけで、できる可能性を模索する方向へ脳が切り替わります。

使いたい口癖(3)「大丈夫」

どんな逆境でも、自分を励ますと力が出ます。「大丈夫、大丈夫!」と自分に声を掛けましょう。ただし、あくまでも自分を励ますための言葉であって、無理をしてはいけません。

使いたい口癖(4)「やる気が出てきた!」

これも勇気を出すための言葉です。「何も手に付かないぜ……」という気分でも、とりあえず声に出して自分を奮い立たせます。

私はこれで何度、仕事を完遂できたことか……。応援って、自分のためにするものですね。

口癖一つで評価が変わるなら、直すのもいいでしょ?

ここまで、悪い口癖の直し方と、状況にポジティブな影響を与える口癖を解説してきました。

たかが口癖、されど口癖。周りに良い影響を与えたり、自分に力をもたらしたりするためにも、一度「私って、口癖とかあるかな?」と周りに聞いてみませんか?

(トイアンナ)

※画像はイメーシです

SHARE