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ケチな人の特徴7つとは? ケチの心理と付き合い方のコツ

小日向るり子

ケチな人に共通する特徴から、その心理をカウンセラーの小日向るり子さんが解説。身近な人や恋人がケチな性格だったらどうするか、付き合い方の対処法を紹介します。

あなたの周りに「ケチだなぁ」と思う人はいますか?

もしその人があなたの気になる男性だったら、この人と付き合ったり結婚したりしても大丈夫かな? と不安になることもあると思います。

ケチな人とはどのように付き合っていけば良いのでしょうか。

今回は「ケチな人」の特徴やケチになってしまう心理、さらに上手な付き合い方まで考えてみたいと思います。

「ケチ」の意味とは? ケチな人とはどういう人?

ケチとは、金銭や品物を惜しんで出さないこと、またはそのような人のことを指します。

全員からお金を集める場面になるとどこかに行ってしまったり、自分の物を人に貸すことを惜しんだりする人が、一般的にケチな人と呼ばれます。

ケチな人の特徴

ケチな人の特徴というと、何があるでしょう。ここからはケチな人の特徴を挙げていきます。多く当てはまるほどケチ度が高いといえるでしょう。

(1)「もったいない」とよく言う

もちろんもったいない精神も大切ですが、口癖のように「もったいない」と言う人は、自分のお金や物に過剰な執着があるのかもしれません。

(2)お金を払う場面を避けることが多い

歓送迎会や誕生日のお祝いなど、お金がかかる集まりを避ける傾向にあります。

(3)1円単位で割り勘をしようとする

二人で食事に行った時に、どんなに細かいお金でも割り勘にしようとします。絶対に損をしたくないという心理が、1円単位での割り勘につながるのです。

(4)冠婚葬祭のような場面でお金を出し渋る

ご祝儀や香典など「気持ち」でお金を出す場面で、欠席してしまうことがあります。人とのつながりや礼儀よりも、お金を払いたくないという気持ちを優先してしまうのです。

(5)電車代のかからない場所で会おうとする

人と会うとき、一般的にはお互いが行きやすい場所を考えます。しかし、ケチな人は支払い金額が少ないことが一番大切であるため自分の電車代がかからない定期圏内や、自分の最寄り駅に近い場所を指定してきます。

(6)無料の物を持ち帰る

例えば、コンビニで割り箸を多めにもらったり、ドリンクバーでティーパックを持って帰ったり、無料でもらえるものを持って帰ることが多いです。ケチな人は、お金をかけずに物を増やせることが大好きです。

(7)食事に行った時に「じゃあ○○円でいいよ」と言う

たとえ多く出してくれた場合でも「○○円でいいよ」と上から目線で言うことが多いです。お金を払ってはいますが、心の中に「本当は払いたくないのに大切なお金を払ってあげた」という感情がそうしたもの言いにさせるのです。

参考記事はこちら▼

もしかすると、自分ではあたりまえだと思っていた行動が、実は「ケチ行動」である可能性も!? この診断では、生活習慣や性格からあなたの「ケチ度」を診断します。

なぜケチになるのか、その心理とは

ケチな人は、なぜケチな人になってしまうのでしょうか。ケチな行動を取る心理的理由を挙げます。

(1)合理的思考

物事を合理的に考える人は、感情よりも理屈や効率の良さを大切する傾向にあります。効率的でありたいがために徹底的に無駄を省き、気持ちや人間関係よりも数字を重視してしまいます。

(2)親の価値観

親などの主な養育者がケチであった場合はその考え方が影響してきます。お金を使うことはもったいない、お金は使わない方がいい、という価値観の元で育てられるとお金を使うことに抵抗を感じるようになるのです。

(3)幼少期の貧困体験

幼い頃に貧乏だったり、お金に自由が無かったりすると、いくらお金があっても「いつか無くなってしまうのではないか」という不安を常に感じるようになります。この心理がなるべくお金を使わない行動につながってしまいます。

(4)自己価値が低い

自己価値が低いと無意識に「自分はこんなにお金を使う資格が無い」と思ってしまい、お金を使うことに抵抗を感じるようになります。

(5)人間不信

何か大変なことが起こったときに解決してくれるのはお金であって、お金だけは裏切らないと思っています。

過去に貸したお金を返してもらえなかったり、騙されてお金を取られてしまったりするなど、お金に関連した人間不信を経験したことがあるとこのような思考になりやすいです。

(6)幼少期のトイレトレーニングの失敗

精神医学者・フロイトの発達理論です。フロイトは、子どもがトイレトレーニングを始める2~4歳くらいの時期にトイレに無理やり行かせたり過度に潔癖を強いたりすると、物などをため込みがちで、ケチな性格になると分析しました。

気になる男性や彼氏がケチだったらどうする?

もし気になる男性や付き合っている彼氏がケチであったらどうしたらいいでしょうか。ここからは、ケチな男性への対処法をご紹介します。

(1)なるべくお金のかからない付き合い方をする

お金がかからない遊びを提案して誘ってみましょう。散歩デートや公園でピクニックなど、お金をかけずに楽しむ方法はたくさんあります。ピクニックにお弁当を作って行けば、料理のアピールもできて彼はお金がかからず一石二鳥です。

(2)前もって金額を明確にする

ケチな人にとって、いくらお金がかかるか分からない状況はストレスです。前もって「どこどこに行くとこれくらいお金がかかるよ」と明確にすることで、彼も心の準備ができるため、いざお金がかかる場面でもぎくしゃくせずに済みます。

(3)ケチであることを前提で付き合う

ケチな人と付き合う場合「この人はケチな人だ」と割り切っているかは大切です。

相手の性質を理解して付き合っていれば、もしケチな行動をされた場合でも「まあケチな人だから」と受け流すことができますが、理解していないと「なんでこんなことするの?」といった怒りや悲しみにつながってしまいます。

(4)お金を使うことは悪いことではないと伝える

「お金を使わないこと=良いこと」という価値観で育てられた場合はお金を使うことに対して罪悪感を覚えている人が多いです。

散財は良くないですが、「必要なものに必要なお金をかけるのは悪いことではないよ」と徐々に伝えてみましょう。

幼少期に培われた本人の価値観を変えていくのは難しいため、根気よく伝えていくことが大切です。

ケチは必ずしも悪いことではない

ケチな人、というと悪いように聞こえがちですが、見方を変えれば無駄な出費が無いしっかりした人、とも言えます。

「ケチ=嫌な人」と決めつけるのでなく、逆の側面からも見てみましょう。

「私のことが好きでないからお金を出してくれないのでは?」と思い悩む必要はありません。ケチとは個人の価値観であり、あなたのせいではないのです。

価値観の違いはすり合わせていけば良いですし、他の部分が素敵であればそこに焦点を当てて評価することも大切。

対処法もぜひ参考にして、ケチな人とも上手に付き合ってくださいね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

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