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在宅勤務のメリットとデメリットは? テレワークの効率を上げる方法

トイアンナ

在宅勤務のメリットとデメリットとは? テレワーク歴5年のコラムニスト・トイアンナさんが効率良く在宅勤務を進める方法を解説します。

新型コロナウイルス感染拡大を理由に緊急事態宣言が発令。在宅勤務(テレワーク)が始まり、変化に見舞われた方が多くいらっしゃるかと思います。

そこで今回、業務の大半を在宅勤務でこなして5年になる私が、テレワークのメリット・デメリットをご紹介します。

新型コロナウイルスの影響と在宅勤務の広がり

2019年12月31日、中国は新型コロナウイルスの存在をWHOへ報告。当時は一地域での感染症にすぎないと見られていましたが、瞬く間に世界へ広がります。

日本では2月23日の天皇誕生日における一般参賀が中止になったのを皮切りに、各種イベントが中止決定。4月7日に一部地域へ緊急事態宣言が発令され、その後全国に拡大しました。

緊急事態宣言の前後から、私たちの暮らしも激変。各業界では

・テレワーク(在宅勤務/リモートワーク)の推進
・ライブや舞台などのイベント中止
・店舗スタッフを削減し、ソーシャル・ディスタンス(くしゃみなどで飛沫が飛んでも感染しづらくなる距離)を取る
・飲食のテイクアウトやデリバリー営業
・各種の店は予約制となり、混雑緩和

など、対策が急ピッチで進んでいます。特にオフィスで普段働く方にとっては、急な在宅勤務命令に驚かれた方もいることでしょう。

在宅勤務に「メリット」はあるのか

在宅勤務は、上手に使いこなせればとても楽な制度です。上手に在宅勤務できている人は、だいたいこんなメリットを語ることが多いものです。

(1)自分のペースで仕事ができる

在宅勤務では、人から不意に話しかけられたり、邪魔をされたりする心配がありません。独り言も言い放題です。

会議以外の予定は自分で立てられるため、みずからのペースで仕事を進めたい人にとっては快適に過ごせるでしょう。

(2)仕事の成果が隠されない

オフィス勤務では、「頑張っているフリがうまい人」「残業はするけれど成果が少ない人」が評価されがちです。

しかし、在宅勤務では成果がハッキリと可視化されます。そのため、これまで効率的に仕事をしすぎてサボっていると誤解されてきた人が、再評価されるチャンスがあります。

(3)休み時間に自宅でリラックスできる

在宅勤務では、休み時間に自宅の部屋で思い切りリラックスできます。

オフィスで昼休みに仮眠を取りたかったけれど遠慮してきた人や、ヨガなどの全身運動をしたかった人にとっては天国かもしれません。

在宅勤務の「デメリット」と対策

とはいえ、在宅勤務にはデメリットも目立ちます。ここからは、在宅勤務のデメリットとその対策を見ていきましょう。

(1)すぐ返事をしなくてはいけない気がする

社内のチャットツールなどで連絡が来ると、すぐに返事をせねばならない気になりませんか? サボりと誤解されないため、デスクから全く離れられないという悩みもご相談いただきました。

対策

対策としては「自分の仕事が一区切りするまで、通知を見ないと決める」こと。

相手から「今どこ? 何ですぐ返事しないの?」と催促が何度も来るようなら、在宅勤務時の悩みとして上司へ相談してみましょう。上司経由でその人を説得してもらった方が早い可能性があります。

(2)オフの切り替えが下手になる

自宅でご飯を食べていても、つい仕事のことを考えてしまう……。それが自宅=職場になる在宅勤務のデメリットです。

対策

対策として、プライベートの場所と、仕事の場所を分けましょう。

ベッド用のテーブルを用意してご飯はそこで食べる、仕事に使うテーブルには気が散るものを置かないなど、場所の区分けをハッキリさせて。

(3)やる気スイッチが入らない

自宅だとつい、休みモードでダラダラ仕事をしてしまう……といった方も少なくないはずです。

対策

そんな時は、毎朝「業務前にやるルーティーン」を作りましょう。

私の場合はメイクをし、香水を振って、コーヒーを1杯飲むのが「出勤の合図」になっています。こういう自分スイッチを作らないと、休みと仕事の境界線がぼやけて、休日もリラックスできなくなりますのでご注意を。

在宅勤務中の自宅で作業効率を落とさないためには?

また、上記のデメリットに加え、在宅勤務になってから仕事の効率が上がらないと悩むこともあるでしょう。

そもそも、不測の事態により在宅を急遽強いられた人も多いはず。職場ほど仕事環境が整っていない自宅での作業は効率が落ちて当たり前です。

では、少しでも効率良く仕事をするには、どんなことが有効なのでしょう。

(1) 断捨離する

自宅で在宅勤務をするのが苦手な人の話を聞くと、気が散るものが周りに多いようです。

まずは断捨離をして、仕事机の周りをさっぱりさせましょう。自宅の掃除は気分転換にもなります。

(2) 節酒する

一日中在宅だと、つい酒量が増えがち。ですが、連日飲みすぎると翌日の業務効率が下がりますし、アルコール依存症への道も開いてしまいます。

「休日の前しか飲まない」「夜〇時以降は飲まない」などルールを決め、節酒を心がけてください。

(3)自宅をオフィス化する家具を購入

在宅勤務は、大きなチャンスです。新型コロナウイルスの影響は、日本全国のテレワーク化を推進するでしょう。年単位で自粛が続けば、自宅をどんどん“オフィス化”していかねばなりません。

デスクやチェアを揃えたり、照明や機材を新調したりしませんか。ダラダラするスペースと、シャキっとする場所を区切ることでオン・オフの切り替えも楽になります。

「アフター・コロナ」までに在宅勤務でスキルを磨いておこう

これをきっかけに、自宅を改造して勉強・仕事しやすい空間にできれば、スキルアップもはかどります。

せっかくですし、自宅で“積ん読”になっていた本を読むスペースを作るのもいいでしょう。以前から「なんか勉強しなきゃと思いつつ、参考書を買っただけの人」にとって、これはまぎれもないチャンスです。

家での在り方を根本的に見直して、アフター・コロナのキャリアップを考えちゃいましょう。

(トイアンナ)

※画像はイメージです

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