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子供が嫌いな人の心理的な特徴とは? カウンセラーが解説

大塚統子(心理カウンセラー)

子供が嫌いだと感じる人は少なくないでしょう。それで悩んでいる人もいるかもしれません。心理カウンセラーの大塚統子さんは、だからといって、そんな自分を嫌になる必要はないと言います。本記事では、子供が嫌いになる理由や子供が嫌いな人の特徴などを解説します。

SNSで子供のエピソードを目にするとき、スーパーで親子連れが近くにいるとき、どんなことを感じますか?

一般的には「子供はかわいい」「子供は無条件に愛するもの」という認識があります。一部では「子供が嫌い」と言うのをタブー視する人もいます。

しかし、実際には子供を好きと思えない人も少なくありません。

今回は子供嫌いの理由とその原因にある心理を解説し、その心との付き合い方を紹介します。

子供が嫌いな人は意外と多い?

周囲の人から子供の話を聞かされるのが苦手、お店で走り回る子供を見ると腹が立つなど、言わないだけで「子供が嫌い」と思っている人は多くいます。

子供がかわいいと思えない、子供が欲しくない、産みたくないなど、子供が嫌いなことで悩む人もたくさんいるのです。

中には、結婚したら子供を産むものだと思っていて、子供が嫌いなために「結婚したくない」と真剣に考える人もいます。

子供が嫌いな5つの理由

子供を嫌いになるには、どんな理由があるのでしょう。子供のどんなところが嫌で、どう思うから嫌なのでしょうか。

(1)イライラする

騒ぐ、すぐ泣く、汚す、ふざける、甘える、ちゃんとできない、手が掛かるなど、子供のすることが気に障るとイライラします。

子供と居るとイライラする自分になるので、子供が嫌いな人が多いです。

(2)うるさい

子供は感情の塊です。楽しければ笑い、嫌なことがあれば泣き、うるさくなります。

子供特有の甲高い声を不快に感じたり、不必要な大声にイライラしたり、泣き止まないことにストレスを感じる人は少なくありません。

(3)振り回される

成長過程では仕方がないことですが、子供はわがままを言います。状況などお構いなしで欲求をぶつけてきます。

そして、叶わなければ、泣いたり、すねたり、暴れたりと面倒になることもあります。そんな子供に振り回されるのが嫌という人もいます。

(4)物理的にも精神的にも距離感が保てない

人懐こい子供はまとわりついてきたり、スキンシップを求めたりします。また、子供は大人なら絶対に言わないような失礼なことを聞いたり言ったりします。

そういった物理的な距離が保てないところや、遠慮がなくて生意気なところを嫌う人もいます。

(5)分からない

子供には大人の考える常識が通用しません。予想外のことを突然したり、こちらの言うことが通じなかったりします。

何をするか分からない、どう扱ったらいいか分からないと、緊張して疲れます。特に普段から不安を感じやすい人にとっては、分からないのは苦痛です。

▶次のページでは、子供が嫌いな人の心理的特徴について解説します。

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