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彼氏の浮気の見破り方と、浮気していたときの対処法 #オンナの敵が教えるオトコの本音

朧(ロマンチックプランナー)

オンナの敵のような数々の暴言で知られるロマンチックプランナーの朧さんが、男女間の綺麗ごとに斬り込み、オトコ側のエグい本音を大暴露。夢見がちなアラサー女性のための連載「オンナの敵が教えるオトコの本音」、まだまだクレーム覚悟で連載第6回です。

マイナビウーマン読者のみなさまこんにちは。

今回のテーマは「浮気の見破り方」なんですが、女性が男性の浮気を見破る方法について、なぜか男性が書く羽目になった難しさを最初に白状させてください。

そもそも「浮気」の定義も人によってバラバラなのが実際のところで、恋愛コラムとしては早くも暗礁に乗り上げつつある残念な書き出しです。

さて困りました。こういうときはまず定義からほじくり返すのが定番の流れなんですが、担当編集のたかはしさんによると、2016年にマイナビウーマンが一般女性を対象に行ったアンケート調査では「手をつなぐ」からが浮気という見解が多いらしく、アラサー女性の意外な潔癖さに腰が抜けかけた直後、少しだけイラッとするものも感じてしまったロマンチックプランナーの朧です。とっくに夏は過ぎ去ったアラサー女性のみなさま、いかがおすごしでしょうか。

手をつないだら浮気ですって?
馬鹿も休み休み言え。

「浮気」の定義の男女差から埋めたい

先ほどの調査によると、手をつなぐところからが浮気という話だったんですが、とりあえず全男性を代表して断言すると、誰かと手をつないだ程度のことを浮気と責められましても、まず99%相手にできません。

相手にしていられないというのが正直なところなんですが、ひとまず男性を謝らせたとしても、内心では「面倒な女だな」という舌打ちが漏れるだけです。これは良い悪いという話ではなく、問題としてピンとこないのです。せめてキス以上の“粘膜的接触”からを男性にとっての「浮気」と捉え直したうえ、対処としてはそこから先の部分を考えましょう。

というよりも、よその女と親しげなLINEをしていた。ふたりで食事をしていた。どこかに行った。手をつないでいたらしい。学生同士の恋愛ならともかく、これらを浮気としてシバキ上げるのは、アラサー女性であればなおさら、女の格を下げるだけです。

もう一度言いますね。男性にとって「浮気をした」と恋人から追及されたときにちゃんと反省できるのは、キス以上の粘膜的接触に限ります。そのうえで、こうした「ガチの浮気」の見破り方を考えましょう。

浮気の見破り方(バレ方)

浮気の見破り方に様々なテクニックや観察力が語られる一方、男性の浮気のバレ方は実際のところかなりマヌケなのが現実です。曰く、寝ぼけて知らぬ女の名前をムニャムニャ呟いた、貸してもらった本にプリクラが挟まっていた、一緒に観た覚えのない映画の感想などを一緒に観たかのように語りだす、などなど。

なにやら他人事とは思えないこの手の男性の「ガチの浮気」は、もはや無邪気なレベルで馬脚をあらわしてくれるので、好きに泳がせておけば大丈夫です。このタイプはむしろ「そういう馬鹿だと知って付き合う」心がけのほうが重要になるケースです。寛容な心で愛しましょう。どうかよろしくお願いします。

では、ほんとうに見破るべき、つまり抑止すべき浮気とはどのようなものでしょうか?

さきほどの「浮気の定義」では、手をつなぐ程度の「浮気」でガタガタ抜かすなと申し上げました。実はこれには理由があって、この程度の「浮気とも言えない浮気」が露見してしまう男は、むしろ男性としては真面目なタイプが多く、「ガチの浮気」には意外と手を出しません。

要するに、見破るべき浮気とは、一見浮気をしないように見える男性が「ガチの浮気」にいたるまえの“兆候”を探すほうが賢いわけで、これは男性の交友関係の広さによって2つのパターンに大別され、いくつかの特徴や観察が知られています。

参考記事はこちら▼

彼氏が浮気している可能性は? 彼の「浮気危険度」を診断でチェックしてみましょう。

(1)交友関係が狭い男性の特徴と浮気の兆候

孤独なタイプです。このタイプの男性は人との接点自体が少ないため、手をつなぐ程度からふたりで食事をする程度の「浮気とも言えない浮気」は少ない一方、基本的に寂しがり屋でもあり、機会があればほぼためらいなく「ガチの浮気」をします。

この手の男性の浮気の兆候は、会う頻度や連絡の頻度です。これが少なくなってきたら要注意かもしれません。また、この手のタイプの男性はあなたに会っているときの態度には変化が少なく、束縛を嫌う傾向にもあるため「ガチの浮気」がほとんど見えにくい特徴があります。

基本的な対処としては、会う頻度や連絡が少なくなってきた時点で自分への関心を取り戻す努力をするのがベターですが、その前段階で予防的な抑止を図ることもできなくはありません。

それは、あなた側の人間関係に彼を取り込んでしまうことです。これがベスト。というのも、この手のタイプの男性を観察すると、共通の知人がいないまま1対1の人間関係で女性と付き合っているケースが多く、その「自分と恋人を取り巻く交友関係のなさ」が、寂しさをまぎらわす動機としても、抑止力の欠如としても、浮気という現象にあらわれやすいからです。

(2)交友関係が広い男性の特徴と浮気の兆候

この手のタイプの男性は、かつては「浮気とも言えない浮気」がバレるたびに健全な痴話喧嘩を繰り返してきたような男性が悪い方向に進化してしまったポケモンです。

このタイプの「ガチの浮気」の兆候は本人の態度からとても分かりやすい特徴があります。基本的にはあなたへの扱いが雑になる。何人かのグループでいるときなどは特にその傾向が顕著になります。年齢もプライドも高いアラサーとしては屈辱に身震いする瞬間ですが、2人きりになった瞬間を見計らって男をシメあげてもウルウルした瞳で「ピカァ……」と悪意はなかったことを涙ながらに訴えてくるか、「ピィ〜カァ〜」と逆ギレしてくるのがオチです。

この手のタイプの「ガチの浮気」は、(1)のケースとは逆に交友関係の広さに原因があるため、基本的には監視と制限の方向で浮気の兆候に臨むしかありません。ビシバシ厳しく取り締まりましょう。

ちなみに、世の中に語られている「男性の浮気の見抜き方」の大半は、男性の目線からするとこのタイプの男性を想定したものがほとんどである印象です。スマホに触れることが多くなった、音楽や香水の好みが変わった、上の空でいることが多くなった、急に不機嫌になったり優しくなったりする、などなど、いかにもありがちなやつです。

浮気していたときの対処法

基本的には泣き寝入りしてください、と書くと今回で連載が終了しそうなのでもう少しだけ丁寧に書くんですが、一度「ガチの浮気」をした男にはかならず二度目があります。これは男女を入れ替えてもそうなんですが、一度浮気がバレた人間にかならず二度目があることは、もはや人類普遍の法則です。

なので、浮気を許す場合は次の浮気も許す覚悟で臨む必要があり、そうすると数学的帰納法にしたがって無限に浮気を許し続けることになるんですが、いずれ限界は訪れます。

でもね、それでいいと思うんです。相手を許せなかったら別れればいい。それだけの話です。もしかしたら自分にも原因があったかもしれない、などと自罰的に考える必要はありません。あなたの相手に対する気持ちのみが問題で、その残量と相談するしかありません。

そうすると結局、浮気という男女間に横たわる根深い問題については、「ことさらそれを探さないようにする」というのが、もっとも賢い分別なのかもしれません。

(ロマンチックプランナー 朧)

※画像はイメージです

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