女友達への「モヤっとさせない」結婚報告の仕方
彼との結婚が決まったら、女友達にも結婚報告……! けど一旦ストップして。報告の仕方を間違えると、女友達をモヤっとさせてしまうことも。この記事では、女友達をモヤっとさせない結婚報告の仕方を、twitterで人気のE子が解説します。
女友達からの唐突なLINE、唐突な召集、そして「最近どう? 彼氏とうまくいってる?」との質問。
アラサーの女性であれば、このような一連の流れで何かを察するはずだろう。これはフラグが立ちまくっとるな、と思うはずだろう。そう、結婚報告フラグが。
A子「最近どう? 彼氏とうまくいってる?」
B子「実は別れちゃったんだよね」
~中略~
B子「A子はどうなの? もしかして結婚決まった?」
A子「実は、そうなの」
よくある流れである。マジでよくあるやつ、これ。
個人的には私はあまりこの流れにモヤっとしたことはない(そもそも結婚報告をされて腹が立つような人と友人関係を維持できていない)のだが、このまわりくどい報告にモヤっとするという意見はよく聞く。
結婚の報告をLINEでするのはアリ? ナシ?
じゃあまわりくどくなければいいのか?
「急にLINEが来たと思ったらやっぱり結婚報告だったんだけどw」などという女性の意見もよく耳にする。まわりくどくて腹立つ、という意見も、急に報告してきて腹立つ、という意見もあるようだ。
めでたいはずの報告に、やたらと悪意的である。女性のこういうところは本当に怖い。個人的には、べつにLINEで報告すること自体、なんら悪いことだとは思えない。
モヤっとする理由は、もっと根本的なところにあるのではないだろうか。
友達からの結婚報告で「モヤっ」とする原因とは?
多くの女性が友達からの結婚報告メール、LINEにモヤっとしているようなので、本日はその原因について考えていきたい。
結婚報告にモヤっとする理由、それは
・もともと仲がよくない
・仲がいいのに気をつかって連絡してくれなかった
・仲はいいけど自身の精神状態が悪すぎて受け入れられない
のいずれかではないだろうか。
正直、結婚報告にモヤっとしてしまうのは、受け手側にも問題があると私は思う。本当に仲のよい友人からの結婚報告ならば、普通は「自分のことのようにうれしい」などと感じるはずだ。
しかし、自身が幸せでなかったり、メンタルが安定していなかったりすると、そのように感じることができないこともある。それはそれで悲しい事実だが仕方がないこと、タイミングの問題である。
とはいえ、自分が報告する側であれば、ただ細心の注意を払うことしかできないので、それについて考えていきたい。
LINEで報告する際に注意するポイント4つ
ひとりにLINEするなら全員に
結婚報告に限らずそうだが、複数メンバーで仲よくしていたのなら、そのうち一部にだけ連絡をするということは避けたほうが賢明だ。
聞いただの聞いてないだの、裏で情報が行き交ってしまうと、微妙にモヤモヤさせる原因となりかねない。
どこからどこまでの友人に報告をするかは難しいが、十分な配慮が必要である。
また、後述するが「結婚できなくて苦しんでいる友人」に気をつかってあえて報告をしない、というのは絶対にやめてくれ。
私も、これらしきことをされたことがあるが、「え……、私って友人の幸せも素直に祝えないほどに不幸な女に見えるの……? ごめんね、気をつかわせて……」という妙な気持ちになって、普通に落ち込む。なにより、不幸な人として認定されている感じがシンプルにとても悲しい。
普段から連絡をとっている友達にだけ
疎遠になっていた学生時代の友人から、結婚報告が突然来るようなパターンがある。
卒業してから1回も会っていないし、連絡もとっていないのになぜ? というようなケース。
これらは結婚式に招待する客が足りていないとか、「友情」以外の何らかの理由で連絡が入っている可能性が高い。そういった思惑を感じさせる連絡は人を不快にさせるだろう。
ゲストが足りないのなら友人代行サービスなど自身でお金を払って友人を調達すべきだ。
あまり気をつかいすぎずシンプルに報告する
結婚報告を喜べないのは、受け手側のタイミングの問題が大きい。前述したように、そのとき幸せでなかったり、メンタルが安定していなかったりするといった問題だ。
これを結婚報告する側が気をつかって対処することは難しい。逆に気をつかって報告しようものなら相手を深く傷つけかねない。
「○○ちゃんも婚活、大変だと思うけどうまくいってほしいな!」
「私は結婚するけど、結婚が幸せとは限らないし……、結婚して実家から離れなきゃいけないのは結構つらいよ!」
など、どれだけ配慮したつもりであろうと、「結婚したいのにうまくいかない人」からすればモヤっとはするものだ。
幸せアピールをされても不快、申し訳なさを漂わせられても不快。ならば、さらっとシンプルに報告するのが最善策ではないだろうか。
自慢はしない
とはいえ、最低限、これは「報告」にすぎない、という意識は必要かもしれない。
花嫁はなんのためにベールを被るか、ご存知だろうか? 幸せをつかんだ花嫁は、まわりから妬まれるため、危険から身を守るためにベールで姿を隠すのだ。
LINEで報告するにしても、ベールを被ったつもりで文章を考えてほしい。あまりウキウキルンルンムードを出さないよう心がけるほうが身のためだろう。
とはいえ、淡々と報告したとしても、「おめでとう! プロポーズはなんて言われたの!? 指輪はどこのブランド!?」と、いい反応をしてくれる友人もいるかもしれない。
このあたりの対応は難しいが、複数名の友人の前で報告するのなら、「誰がどう感じるかわからない」という意識のもと、自慢にならないよう細心の注意ははらってほしい。
幸せな報告を素直に受け取ってくれない友人は必要か?
結婚報告で相手を傷つけないように心がけたいのは美しい友情だ。しかし、気をつかったとて彼女を救うことができないのであれば、あまり思い悩んだところで仕方がない。今はそういうタイミングなのだと理解し、簡潔にさわやかに報告してみてはどうだろう。
それに対して相手がいい反応をしてくれないのであれば、今は関わらないほうがいいのかもしれない。
女性の友情というのは難しいもので、ライフステージや環境が変わると仲よくできなくなることはかなり多い。
寂しいことだが、無理をせずに自然にしていれば、また時間が経って仲よくなれることもあると信じて、今は思い切ってあなたを祝福してくれる人とだけ関わってみるのもいいのではないだろうか。
(E子)
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