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女性が33歳からの婚活を成功させるコツ

沢宮里奈(婚活マッチメーカー/コラムニスト)

朝日絵美瑠

結婚を意識するアラサー女性なら一度は耳にしたことがある、「33歳が婚活のタイムリミット」という説。それなら自分はあと何年!? と焦る人や、もう自分は無理だとあきらめてしまう人もいそうですが、本当に33歳を過ぎたら結婚難しくなってしまうのでしょうか。そこで、33歳からの婚活事情について、カップル成立の専門家であるマッチメーカーの沢宮里奈さんに話を聞いてみました。

女性の「33歳婚活限界説」って本当?

いざ婚活を始めるとなると、自分の年齢が男性からどう思われるのか気になりますよね。しかも「33歳が婚活をする限界」なんて話を聞くと、不安になってしまいます。もちろん、33歳を過ぎたからといって、結婚できなくなるなんてことは決してありません。しかし、「33歳婚活限界説」がささやかれるのには、それなりの理由があるんです。

なぜ33歳を過ぎたら結婚は難しいと言われるの?

出産適齢期との関係

「33歳」という年齢にスポットが当たるのは、女性の出産年齢と大きな関係があります。医学的には、35歳以上の初産を高齢出産と言います。できるだけ高齢出産を避けたい場合、結婚するまでに1年、さらに妊娠して出産するまでに早くて1年……と逆算していくと、だいたい33歳がボーダーラインととらえられてしまうのです。

これは医学的に産むのが可能かどうかという話ではなく、出産による体への負担をできるだけ少なくするためにも、出産の適齢期は意識しておきたいという理由からです。ですから、子どもがほしい人、あるいは子どもがほしいと考えている男性との結婚を望むなら、早めに婚活をスタートするのが得策です。ときどき「50歳でも子どもを産んでいる人がいるから」と、のんびり構えている人がいますが、出産の適齢期については、目を背けずに自分なりの考えを持っておくといいでしょう。

自分を磨く努力が必要になる年齢

もちろん、最近は高齢出産する人も増えていますし、結婚は出産がすべてではありません。33歳を過ぎてから結婚することは十分可能です。しかし、若い頃と比べれば、男性から求められるためにも内面や外見を美しく保つ努力は必要になります。そういった意味では、33歳を過ぎると結婚するのが難しいというよりは、男性から求められるために自分を磨かないといけなくなる年齢なのです。

33歳オーバーの女性が婚活を成功させるには?

最近の女性は年を重ねても美しい人が多いので、若い女性に引け目を感じる必要はありません。しかし、年とともに男性から求められる機会が減っていくのも現実。そこで、33歳を過ぎた女性が婚活を成功させるための秘訣について、具体的にお話していきましょう。

33歳からの婚活で心得ておくべきこと

美容に投資する

まずは、若さと美しさを保つ努力をしましょう。年を重ねるごとにさらに美しく、というぐらいの気持ちでいることが大切です。いま美容に投資することは、将来、何倍にもなってきっと自分に返ってきます。

男性を楽しませる会話術を身につける

見た目だけでなく、内面を磨くことも忘れずに。日頃から多くの人とコミュニケーションを取るように心がけ、男性を楽しませる会話術を身につけておきましょう。年相応の豊富な経験があれば、若い女性よりも男性を引きつけられるはずです。

年下の世代と積極的に交流する

オバさんぽい行動やしぐさ、言葉づかいは禁物です。そのためには、同年代の人とばかり付き合わず、職場では後輩と積極的に話したり、若い人に人気のカフェに通ったりするなど、できるだけ若いセンスを自然と身につけられるよう生活しましょう。ファッションもイタくならない程度にさりげなく流行を取り入れるのがポイントです。

ターゲットとなる男性の年齢層は広めに

また、若い男性から年の離れた年配の男性まで、ターゲットとなる男性の年齢は幅を広く考えていきましょう。上手に年を重ねれば、上にも下にもターゲットの年齢層を広げていくことが可能です。10歳年下の男性も、20歳年上の男性も、恐れずにお付き合いの対象に入れていくことで、可能性は広がります。相手の年齢はあまり気にせず、色んな男性に目を向けるよう意識しましょう。

結婚相談所や婚活サイトを利用したほうがいい?

メリットもデメリットも

結婚相談所や婚活サイトは、実年齢を明かさないといけない点では不利ですが、写真や自己PRを掲載できるメリットがあります。これまでの自分の人生で身につけてきたことや、男性をサポートできるだけの収入があれば、しっかりとアピールしましょう。最近は、経済力がある年上の女性を求める男性がかなり増えているので、収入面でのアピールは有効です。

信頼性の高い結婚相談所なら遠回りを防げる

検索機能を活用して、女性の年齢にこだわらない男性を探し出すこともポイント。そういった男性を見つけたら、自分からもしっかりアプローチするようにしましょう。結婚相談所であれば、必要書類の提出や面談によって身元がしっかり分かっているので、遠回りを防ぐことができます。その点では婚活サイトよりも結婚相談所のほうが信頼性が高いと言えますね。

婚活がうまくいかないときの対処法

色々な努力をして婚活にトライしてみても、思うようにうまくいかない人も多いでしょう。お付き合いする相手に出会えなかったり、お付き合いはできてもなかなか結婚に進まなかったり、ぶつかる壁はさまざま。そんなときにも、あきらめないで婚活を続けるための対処法についてご紹介します。

なかなか相手に出会えないときは?

年齢を明かさずに出会える場へ

やはり、婚活の場に積極的に出ていくことが大切です。できれば、年齢を明かさずに出会える場所がベストです。お互いをよく知って、気に入ってからであれば、のちのち年齢を知ってもあまり気にしないという男性は多いもの。逆に年齢ばかり聞いてくるような男性は、早めにターゲットから外してしまいましょう。

男性が話しやすい雰囲気づくりを

婚活の場では、黙っていても男性に寄ってきてもらえるのは20代まで、と心得ておくべきです。かといって、男性に対して自分からグイグイいくのはあまり得策ではありません。あくまでも女性は誘ってもらう側でいるべき。ですが、適度に話題を振って、男性が話しやすい雰囲気をつくりましょう。誰とでも会話が弾むようになれば、誘ってもらえる機会も増えるはずです。

出会った相手が結婚に踏み切ってくれないときは?

都合のいい存在になってない?

実は、30代の女性の場合、「お金を使ってくれるから」「つくしてくれるから」などの理由で男性が女性を都合のいい存在として付き合い、結局は若い女性と結婚してしまう事例があとを絶ちません。なかなか結婚の話が進まない場合は、その可能性がないかしっかりと見極め、もしも自分が都合のいい存在になっていると気づいたら、すぐに関係を絶ちましょう。

彼のまわりを味方につけて

相手の男性が自分のことを真剣に思ってくれているのであれば、年齢や出産のことを考えて、結婚への道のりを急ぐのが当然です。彼がなかなか決断できない性格のようであれば、彼の友だちや家族に会って、周囲からも応援してもらえるようにしましょう。

年齢を受け入れながら、男性から求められる努力を

33歳を過ぎてからでも、婚活を成功させる可能性はまだまだあります。しかし、年齢が少なからず婚活の壁となってしまうことはあるようです。その壁を乗り越えられるかどうかは自分次第。日頃から自分に磨きをかけ、積極的に婚活の場に出て、男性から求められるよう努力しましょう。そうすれば、若い頃にはなかった、自分の新たな魅力も発掘できるはず。幸せな結婚を目ざしてあきらめずにがんばりましょう。

(文:沢宮里奈、構成:朝日絵美瑠)

※画像はイメージです

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