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キスはいいの? 付き合う前にやっちゃダメなこと3箇条

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

付き合う前のデートで手を繋いだり、キスをしたことってありませんか? これってOKなのでしょうか? そこで今回は、付き合う前に見極めたいことと、女性がやりがちだけどやっちゃダメなことについて、恋愛コラムニストの神崎桃子さんに教えてもらいました。

こんにちは。恋愛コラムニストの神崎桃子です。

「本当にこんないい人とお付き合いできてよかった!」と思える恋愛なら幸せですが、付き合ったあとで「あぁ、こんなハズじゃなかったのに……」と悩む女性は多いものです。

でもその後悔は付き合う前に自分の見極めが甘かったからほかなりません。

あなたの恋が残念な結果とならないよう、今回は「付き合う前の段階では相手のどんなところを見たらいいのか」また「付き合う前の女性のNG行動」についてレクチャーしましょう。

付き合う前に取りがちな行動


付き合う前に女性がやってしまいガチなうっかり行動があります。あなたも知らず知らずのうちにやっていませんか?相手に気に入ってもらおうとするあまりにミスを招くこともあるのです。

男性の条件や経歴ばかりにとらわれていると、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
お付き合いする前に、デートにおいて男性の言動はしっかり観察しておきましょう。

付き合う前の期間で冷静に見極める

女性たちが付き合ったあとで不満をもらすことの多くは彼の人間性。

「フタを開けてみたらダメンズだった」なんてことのないよう、付き合う前に彼をしっかり観察しましょう。

彼の食事マナーや礼儀をチェック

まず、食事のマナーが挙げられます。
食べ方が汚かったり、箸の持ち方がなってなかったり、作った人に対しての感謝に念がなかったり……ということがあるならこの先あなたはきっと恥ずかしい思いをするようになるでしょう。

礼儀がなっていないような男性は、あなただけでなくその場にいるまわりの人間をも不快な思いにさせてしまいます。
付き合っても自分の親や大事な友達に自信を持って紹介することなどできないでしょう。

男と女の付き合いにおいて“食事の時間”は大きなウエイトをしめています。
ですから恋のお相手は“美味しいものを気持ちよくシェアできる”ような男性を選ぶべきなのです。

批評癖のある彼は要注意

また、自分の知識をひけらかす男性や批評癖のある男性は要注意です。

こっちが質問してないのにワインのウンチクを語りだしたり、お店のインテリアやメニューにケチつけたり店員さんに横柄な態度をとるような男性は“自分のことは棚にあげて
”他人にダメ出したり、批判することが大好きです。

そんな男性はオーダーするときも女性の好みや頼みたいものも聞かず“自分のオススメ”を注文しようとするでしょう。
目の前の相手の気持ちを考えたり相手のペースに合わせる配慮をしてくれません。

自分さえよければという男性は男女の仲になっても女性を満足させるサービスや努力を怠たるのです。

そんな男性と付き合ってしまい、嫌気がさしてイザ別れ話しを切り出ならもう大変。「俺の価値がわからない女」と罵倒しバカ呼ばわりするでしょう

彼のお金の出し方に注目

また「デートでのお金の出し方」で不満を募らせる女性も少なくありません。

誕生日にジュエリーショップに連れてってくれた彼が「コレにしよう」とプレゼントを選んでくれて喜んだのもつかの間、お金を半分催促された……だとか、彼にホテルに誘われて入ったらホテル代を請求された……という話しも現にあるのです。

「え?そんなのまで?」「私にお金を使うのがそんなに嫌なの?」と女性が失望する“キッチリ割り勘野郎”がいるのです。

「ここは男気出して欲しいとこなのに出してもらえない」どころか、逆にお金をアテにされるのは女性からしたら悔しいことです。

いつも彼に奢られっぱなしでも気が引けることですが、男性に甘えたいシーンなのにもかかわらずケチな男性と付き合ったことを後悔している女性もいるのです。

付き合う前に彼のお金の出し方や支払い方はよくチェックしておきましょう。

そもそも「釣った魚に餌はやらないのが男」というもの、それが釣る前から既にお金を出し渋るようであればのちのち嫌な思いをするのは目に見えています。

たとえ彼がご馳走してくれても「今の店高かったんだよ」とか「給料日までまだ先だ」「実は今月苦しいんだよね」とあとで愚痴ってくる男性も恩着せがましいタイプです。付き合ったら何かと不愉快な思いをすることでしょう。

女性はデートというとデートプランや店選びのセンスで”男性を評価”してしまいがちですが、そんなことより大事なのは彼の人となりです。

素敵なお店に連れてってくれるからって“誠意のある男性”だとは限りません!

人としての良識や思いやりにかける男性もいるのです。

デートでは彼が思いやりのある人かどうかを見極めましょう。

付き合う前に女性が取りがちな行動

付き合う前の段階で女性がこんな行動に出てしまうと恋が進展しないことがあります。
特に恋愛ブランク女子は気をつけましょう。

1.情報を与えすぎてはダメ!

イマドキの女性は“気になる男性”や“この先付き合うかもしれない男性”に対して早い段階で自分に関する情報を与えすぎています。

「私のことを知ってほしい」「もっとわかってほしい」という思いから喋りすぎてしまうだけでなく、Twitterでのつぶやきしかり、SNSで自分情報を垂れ流ししている女性は少なくありません。
あなたの投稿から休日の行動や交友関係を目の当たりにして“それまではあなたを気にしていた彼”が興味を失ってしまうこともあるのです

男性は「たやすく知ってしまう」ことで探究心がなくなります。知りすぎてしまうと「ふ~ん、この女のことはわかった、もういいや」となるのです。

男と女の間にはいつも隠し事がないことがいいとは限りません。
特に「元カレの話」や「過去の恋愛話」に関してはたとえ相手から聞いてきたとしても誘導尋問にのっかってはダメ!
ペラペラ話したりせず、出し惜しみするのが正解。

これまでのあなたの素行は今の段階ではまだ“チラ見せ”程度で十分なのです。

自分の情報は見せるタイミング次第であなたの価値を下げたり上げたりします。

付き合う前に自分から暴露したり披露したりせず、相手に「この女性のことがもっと知りたい」と思わせることです。

デートでは自分が喋りすぎるよりも相手の話しをたくさん聞いて彼に関する情報収集に勤めるほうが賢い女といえるでしょう。

2.気合入れすぎ、盛りすぎ、飾りすぎはダメ!

彼からデートに誘われたからといっても、服装やメイクに力を入れすぎてはなりません。

最初から女性がハリキリすぎてしまうと男性から重く思われてしまう……という理由もあるのですが、付き合う前の段階では相手の好みをまだ十分把握できてないからです。

ちゃんとリサーチできているなら構いませんが、まだ互いが手探り状態なのに「いかにもデートしにきました」「こんなにお洒落してきました」いうスタイルは逆効果。

恋愛ご無沙汰女子がやってしまうのが、今の段階にはそぐわない格好なのです。

自分をよく見せたいあまりに飾ったり、または肌の露出度の高い服を着たり、またはギャップを狙って普段とは全然ちがう服でデートに望むことは取り返しのつかない致命的なミスに繋がります。

よく恋愛本やモテるためのノウハウに「男はギャップに弱い生き物」「ギャップを見せて落とせ」などと言われてますが、相手が喜ばなければそれは“モテのギャップ”ではありません。

確かに男性はギャップから恋に落ちることもあります。
それは負のギャップでなく“プラスのギャップ”が見えたときです。

「え? こんな服装するの?」
「ちょっと張り切りすぎじゃない?」
という印象なら相手は損した気分となり恋に落ちることはないでしょう。

何度かデートを重ね“彼の嗜好”を理解した上で「いつもとはちょっとちがう私」を演出すべきです。
そこで改めて彼の目からしたら「へ~彼女ってこんなにかわいかったんだ」
「その服装すごく似合ってる」
となり、あなたをますます好きになるのです。

3.他の男を引き合いに出してはダメ!

女性がよくやってしまうのが「恋の駆け引き」でしょう。

「部長にしつこくされてて困っちゃうんだよね」
「○○さんに誘われちゃった~。どうしようかな」

なんてモテる女を匂わせようとあえて彼に相談してみたり……。
はたまた、飲み会の席で彼もその場にいるにもかかわらずほかの男とベタベタする……な~んてこと。

遠回しに「早くしないとよその男に取られちゃうよ」と焦らそうとする作戦は、狙った効果を生み出すことは少ないのです。

男の影を匂わしたところで彼があなたに夢中になることはありません。

「他の男になんか取られてたまるか!」
「俺がその男から奪ってみせる!」
などと勇ましくファイティングポーズとってくれる男なぞ恋愛ゲームの中でしか登場しないのです。

男性は意外と保守的。面倒臭いことや厄介なことに巻き込まれるのを避けようとします。

他の男を引き合いに出されたら
「あっ、そ、ならいいや……」
と戦わずしてあっさり引き下がってしまうのがイマドキ男子なのです。

恋愛上級者ならともかく「男に追いかけてもらおう」「男の気持ちを煽ろう」と女目線で考えた恋の駆け引きなんてうまくいかないのです。

付き合う前にキスやその先はNG?

付き合う前にキスやその先をしてしまうと、彼女になるのはなかなか難しいでしょう。

「ご馳走さま」とお腹を満たしてしまうことで男性はもうそれ以上動かなくなるもの。

ハッキリ言ってしまえば、まだ付き合ってもいない女性とできてしまえばもうそれ以上になる必要がないのです。

男性にキスやその先を許したからといって彼女になれるというわけではないと頭に入れておくべきでしょう。

よく「ここで断ったらもう誘ってくれなってしまうかも……」と相談してくる女性がいますが、簡単に許してしまう女性に男性は本気にはなりません。

男性からしたら簡単に許してくれる女性はウエルカムにちがいありませんが、男性はそんな女性には真剣にはなりません。

人間というのは勝手なもので自分に従う者を軽視したりぞんざいに扱う傾向にあります。ですから職場でもパワハラなんてことが起こるのです。

男性からせがまれてもそこは服従すべきではありません。
むしろ男性はすぐに許してくれる女性でなく自分の意思を通す女性に対して敬意を払うのです。

きちんと「NO」「イヤ」と言える勇気がある女性には遊びで対応できないのです。

男性が積極的にきたとしても
「私は付き合ってからでないとそういうことはしたくない」
というべきでしょう。

女性は男性に許すことで「ここからはじまるのではないか」と胸を膨らませますが、男はその先の未来を期待して行為に及ぶわけではないのです。

早々にオスとしての目的が果たされてしまえば女性のご機嫌を取る必要はありません。
付き合っていない女性とできたという事実は男性を怠惰にします。

それまであんなにチヤホヤしてきた彼が嘘みたいに連絡してこなくなるなんてこともザラにあるのです。
連絡を寄こしてしてくるのは彼が“おかわりしたい”ときだけでしょう。

 

付き合う前の男性の心理

付き合う前の男性は意外とシビア。
恋愛感情から誘ってくるとは限りません。好きかどうかまだハッキリしなくとも、確固たる自信がなくとも、男性には欲望があるからです。

付き合う前の段階で男性が女性に対して思うことを知っておきましょう。男性の心理を知らずにして何度もデートに応じるのは愚かですよ。

付き合う前に手を出してくる男性の心理とは?

付き合う前に手を出してくる男性は押せばイケると踏んでいるからです!

男性というのは出会い系にしろ、合コンで知り合ったにしろ、お見合いパーティで知り合ったにしろ、友だちの紹介にしろ、どんな形で出会っても「自分が誘えば来てくれる女性」のことをこれはイケるんじゃないかと踏んでいることが多いのです。

「デートに誘えば応じてくれる、俺のことまんざらでもないな」
「2人で会ってくれる、もしかして俺のことが好きなんじゃないのか」
という自信が心のどこかにあるのです。

男性は“自分にまんざらでもない女性”を性的対象としてみなします。

そんな男性はデート中に自分がすることを彼女がどう反応するのかを見ています。
そしてその反応からその先へ進もうとします。
女性が下ネタ話しや大人の話しを嫌がらなければ次は触れてきます。そしてボディタッチができたら今度はキス、そしてキスが大丈夫ならその先も……となるのです。

まだ一線を越えたくなければ女性がきっぱりとストップを掛けなくてはなりません。

また“ちゃんと付き合っていないのに求めてくる男性”というのは、付き合うことでの責任は取りたくないというのが心のどこかにあるのです。

ちゃんと付き合うとなると自分になんらかの責任が発生することを恐れているのです。

特に結婚とかしたくないし、将来とかまだまだ考えたくないという男性は生理的には女性を欲しても付き合うことは躊躇します。

付き合おうと言い出さないのは男性のリスク回避といえるでしょう。
「付き合う」ということに対しては重みを感じとっているからこそ、ここは逃げ道を作っておきたいのです。

もし女性が男性に許してしまったあとで、揉めたりなんらかのトラブルがあったとしても
「え?だって俺たちって付き合ってないでしょ」と平気で言えるからです。
「俺、“付き合おう”とは言ってないよね」とバッサリ切れるからです。

詐欺師やよほどのろくでなしでない限り、男性たちは自分の口から「付き合おう」と言ってしてしまったら、簡単にはフェードアウトできません。

また男性がキスやその先を求めてきても「付き合おう」と言えないのは女性に対して自分の気持ちに自信がないからとも言えます。

「まだひとりに決めたくない」「他の女性も見てみたい」のです。
だからこそ「ここで手を打ちたくない」のです。

「付き合うのは後回し、とにかくそういう関係に……」と早急にコトを運ぼうとする男性の本心は女性の気持ちなんかよりも女性の身体が知りたいだけ。

そんな彼らは「キミのことがもっと知りたい」「キミが好きだからもう少し一緒にいたい」とは言ってきますが「付き合ってほしい」とは絶対言いません。

彼らに興味があるのは「付き合うこと」ではなく“女性の査定”なのです。

しかもそんな査定をしたところで、査定後にその女性を彼女として昇格させることなどありません。

女性の気持ちをちゃんと考えてくれる誠実な男性なら、そういう関係にならなくとも、はじめからそうなる前に「付き合って欲しい」と言ってくるのですから。

手順を踏むことこそ恋の王道

女性は「ちゃんと付き合いたい」と言ってくれる男性と結ばれるべきです。

男性は自分を大切にする女性を大事にします。

男性は「たやすく手に入るもの」にはありがたみや感動を覚えません。また簡単に自分の思い通りになるものを大事に取り扱おうとはしません。男性を本気にさせたければ彼の誘いにホイホイのらないことです。確かに「関係からはじまる大人の恋」もありますが、一般的な恋愛においては“順番を踏むこと”が何より確実なのです。

いろんなことを省いてしまって手を抜いてしまうことで恋愛の喜びを味わえないのは幸せなこととは言えません。

労せず近道をしようとすると本当に欲しいものはかえって手に入らないとうことを頭に入れておくべきでしょう。

(神崎桃子)

※画像はイメージです

 

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