LINE疲れか、ワケありか。既読をつけない男女の本音

気になる相手にLINEでメッセージを送ったものの、「なんで既読にならないの？」と不安に駆られ、5分おきにスマホをチェックしてしまった……。そんな経験のある人は多いはず。とはいえ、自分も都合の悪そうなメッセージや、面倒くさい相手からのメッセージに対しては「返信したくない」と、ついLINEの画面をそっと閉じてしまうことも。今回は、LINEのメッセージを既読にしない男女の本音を調査しました。

「LINEに既読をつけない」男女の心の声は？

LINEのトークに既読をつけない、いわゆる「未読無視（未読スルー）」。みなさんも思い当たる節があるのでは？　そうしてしまう理由が気になるところですが、まずは未読無視をしてしまった経験がある人の割合を、男女別に見てみましょう。（※1）（※2）

既読をつけない男女の割合

なんと、女性で未読無視の経験があるという人は、男性の倍以上いることが判明！　どうやら女性には、既読をつけたくない深い理由がありそうです。では、その気になる理由を男女別に見ていきましょう。

男女が未読無視する理由

【男性】

暇だと思われたくない

・「早くに既読をつけてしまうと暇人に見られるから」（23歳／マスコミ・広告／クリエイティブ職）

待っていたと思われたくない

・「すぐに既読がつくと待っていたように思われるから」（25歳／機械・精密機器／その他）

相手を惑わせるため

・「相手を惑わせるため」（30歳／金融・証券／営業職）

ガツガツしていると思われたくない

・「好意を持っている相手。既読をつけなかったのは、ガツガツしていると思われたくないから」（39歳／その他／事務系専門職）

面倒くさい

・「返信が面倒くさく、催促されるのも嫌だったから」（30歳／金融・証券／事務系専門職）

男性の意見では、恋の駆け引きとして既読を遅らせるケースが目立ちました。また、「暇に見られたくない」「がっついて見られたくない」など、プライドが高いのも男性の特徴。そのほか、「やりとりに飽きた」「面倒くさい」という、いわゆるLINE疲れの放置パターンも。

【女性】

すぐに返信できないため

・「忙しくて長文などを打てず、すぐに返信できないとき。すぐに既読をつけると待っていたみたい」（23歳／医療・福祉／専門職）

・「相手に関係なく、すぐに返信できないようなときには、メッセージの内容だけ確認しておくことが多い」（30歳／団体・公益法人・官公庁／事務系専門職）

相手への配慮のため

・「既読になっているのに返信がないと、相手も不安になるかもと思うから。時間ができてからゆっくり返信したいので」（32歳／その他／販売職・サービス系）

・「すぐに返事ができなくて相手に悪いから、返せるときに既読をつける」（31歳／その他／販売職・サービス系）

あまり関わりたくないため

・「面倒くさい相手だったから。嫌がっていることに気づいてほしくて」（28歳／小売店／事務系専門職）

・「嫌いな相手で見たくないとき」（33歳／金融・証券／その他）

男性は「自分がどう見られるか」を気にするケースが多いのに対し、女性はどちらかといえば、相手のことを気にする傾向に。特に、時間がなくて返信できない場合に既読をつけてしまうと、「返事がない」と不安にさせてしまうという意見が多く見られました。また、男性が「面倒くさい」と感じるのと同様に、女性もやはり「もう返事をしなくてもいいや」と思ってしまうときがあるようです。

何しているの？　LINEの未読無視トラブル

既読をつけない男女の心理はなんとなくわかりましたが、自分が未読無視をしたことがあっても、実際に友人や恋人に送ったLINEに既読がつかないと、ヤキモキしてしまいますよね。ここからは、LINEの既読を気にしてしまう男女の割合と、既読・未読が原因で起こったトラブルをご紹介します。（※1）（※2）

未読によって不安になる男女の本音

「LINEが既読にならないと気になる」人の割合は、女性のほうがやや高いという結果に。そして気になるあまり、未読無視によるトラブルも少なからず起こっているようです。

未読無視によるトラブルの割合

割合を見ると少なく感じるかもしれませんが、未読無視が原因で1割程度の人が何らかのトラブルを経験していると考えると、ちょっと見過ごせません。いったい、どのようなトラブルが発生したのでしょうか？

実際にあった未読無視のトラブル

疎遠になった

・「好きな相手に取り乱して長文を送りつけて疎遠になった」（男性／35歳／その他／クリエイティブ職）

怒られた

・「彼氏から無視していると思われ、怒られた」（28歳／運輸・倉庫／販売職・サービス系）

・「会社の同僚からきたLINEをスルーしたら、お前とはもう飲みに行かないと言われたことがある」（男性／39歳／小売店／販売職・サービス系）

心配をかけた

・「未読無視したことで相手が心配になって家まできた」（女性／26歳／医療・福祉／専門職）

・「家族が心配して警察を呼びそうになった」（24歳／医療・福祉／専門職）

内容は、大きく分けて3つ。まずは、疎遠になってしまうパターンが圧倒的多数でした。そして、電話やメールなどほかの連絡ツールを使って、もしくは実際に会ったときに「何で読まないの？」と怒られたりケンカに発展したりしてしまうパターンが2つ目。最後に、「何かあったのではないか」とまわりを巻き込んで心配されてしまうパターン。「LINEを未読無視しただけで、警察を呼ぶなんて！」と思う人も多いかもしれませんが、自分が無視されたほうの立場だったら……やっぱり心配になりますよね。

面倒くさくても、返信は早めにしておくのが正解

未読無視をされて不安な気持ちになる人は少なくありません。そして、たった1回の未読無視が、まさかの騒動に発展してしまうこともあります。そうなる前に、短文でもいいので「今忙しいから、あとで連絡する」などと軽く返信をしておくと、相手も安心するのではないでしょうか。みなさんも、LINEの既読・未読が原因のトラブルにはどうぞお気をつけて。

（真貝まどか）

※画像はイメージです

（※1）マイナビウーマン調べ
調査日時：2018年3月15日～3月17日
調査人数：395人（22～39歳の未婚男性）

（※2）マイナビウーマン調べ
調査日時：2018年3月15日～3月17日
調査人数：394人（22～34歳の未婚女性）