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美容師直伝! 雨や湿気に負けない「巻き髪キープ」のコツ

小林 篤史

家を出る前にしっかり髪を巻いたのに、外に出た瞬間、雨や風で巻きがとれてる……なんて経験をしたことがある女性は多いのでは? そこで今回は、巻き髪をキープさせるためのコツをMINX銀座中央通り店のトップデザイナー・小林篤史さんに解説してもらいました。髪を巻く前のポイントや髪の巻き方の手順、髪を巻いたあとにすべきことなど、意外と知らない情報が盛りだくさんです!

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巻き髪をキープさせるために! 髪を巻く前のポイント

はじめに、髪を巻く前にしておくべきことについて解説します。

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ポイント1:カール専用の下地のスタイリングを使用する

髪を巻く前に、巻き髪専用のスタイリング剤(キープスプレーやウォータースプレーなど)を使いましょう。巻き髪をキープする効果のほかにも、アイロンの熱から髪を守る効果もあるので、一石二鳥です。ただ、ウォータースプレーなどの水分系は、乾いていないまま巻きはじめると、逆に髪が巻きにくいのと傷んでしまう可能性があるので、注意が必要です。

ポイント2:髪が完全に乾いた状態で巻く

髪が完全に乾いてない状態で巻きはじめると、髪が痛むだけでなく、巻きが取れやすくなったり、カール自体がつかない場合も。巻く前にウォータースプレーをつけるときも、ウォータースプレーをつけてすぐに巻くのではなく、必ず乾かしてから巻くようにしてください。また、巻く前にブラッシングやブローをしておくと、寝癖なども取れて、巻きやすくなります。手間はかかりますが、巻き髪の持続も期待できるので、ぜひ気をつけてみてください。

ポイント3:デジタルパーマもしくは、パーマをゆるくかける

パーマをかけた髪の毛を巻くと、「巻き×パーマ」になるので、巻きが取れにくくなります。パーマは、ゆるく大きくかけるか、もしくは毛先だけワンカールかけるだけでも、だいぶちがいます。これは、何よりも効果がわかりやすい方法です。ただし、強めにパーマをかけすぎて髪が傷んでしまうと、逆効果になりかねません。美容師さんに髪質を見てもらった上で判断しましょう。

夜までキープするために! 髪を巻くときの手順

次に、髪を巻くときの手順についてご紹介します。

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手順1:ブロッキングしてから巻く

ブロッキングは、髪を小分けにすること。細かく巻くのと大きく巻くのでは、巻きのつき方がちがいます。面倒だとは思いますが、最低でも上下2つくらいにわけて巻くだけでも、だいぶ変わると思います。ここでの注意点は、巻き髪を左右対称にするために、ブロッキングの高さを左右対称に整えましょう。

手順2:コテを使って短時間で巻く

基本的にコテの温度は、170度~180度。ただ、同じところに長時間熱を当て続けるのは厳禁です。髪の毛にも、熱に耐えられる時間というものがあります。一般的に言われているのは、110度で10分、180度で10秒。なので、10秒以上同じところに熱を当てないように気をつけてください。

手順3:髪の表面をコテで滑らす

髪を巻くとき、すぐに毛先から巻くのではなく、一度髪の表面をコテで滑らせてあげましょう。熱がしっかりと全体にいきわたり、巻きが長持ちする上に、ツヤ感が出ます。髪にウォーミングアップをさせてあげるようなイメージです。

手順4:毛先と中間にわけて、中間から巻く

毛先から巻くと、毛先のみグルグルとカールがついてしまいます。中間から巻いたほうがカールは強く出ますし、上のほうからカールをつけることが可能です。表面の髪のみ中間から巻くだけでも巻きが長持ちするので、ぜひお試しください。

手順5:熱をしっかりと冷ます

髪の毛というのは、熱が冷めるときに形状記憶します。巻いてすぐにほぐしてしまうと、まだ髪がカールを覚えていない状態なので、巻きが緩くなってしまいます。髪に熱を当てたら、冷めるのを待って、最後に一気にほぐしてください。

夜までキープするために! 髪を巻いたあとのポイント

最後に、髪を巻いたあとのポイントについて解説します。

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ポイント1:カール専用のスタイリング剤、スプレーWAXを使う

ここでは、スプレーが大事。スプレーの場合、全体的にまんべんなくつけられるので、重くなりません。よくありがちなミスとして、スプレーやスタイリング剤をつけるときに髪の表面のみにつけている人が多いですが、表面だけでなく、髪を持ち上げて内側にもつけましょう。

ポイント2:仕上げにハードスプレーをつける

最後の仕上げに、湿気対策として、髪の表面に軽くハードスプレーをふりましょう。表面を少し固めることにより、湿気からの広がりを抑えたり、雨からの影響を少なくします。つけすぎるとバリバリになるので、注意してください。

まとめ

朝巻いた髪を夜までキープできると、仕事終わりのデートも怖くない! 巻いた髪を長持ちさせるためにも、ぜひ、トップデザイナー・小林さん直伝のコツを試してみてくださいね。

(監修:小林篤史/MINX)

※画像はイメージです

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