結婚して彼の親と同居したくない! ~彼親との同居の現実、回避策~
ひと昔前に比べ、彼の親と即同居、という結婚は減ってきたようです。しかし、いまだにある、義両親との同居問題。結婚前の男女はこの問題をどう捉えているのでしょう。さらに、既婚者たちに両親との同居の現実について聞いてみました。上手に同居を回避する方法や実はある同居のメリットもお伝えします。
<目次>
未婚女性の意識調査! 結婚して彼親との同居はアリ!?
未婚女性たちは、彼親との同居についてどう考えているのでしょう結婚後に彼の親と同居することについてアンケート調査してみました。
●結婚したら彼親との同居はアリ?
まずは、結婚したら彼親との同居がアリかナシか、意識調査してみました。
Q.結婚したら彼の親と同居はアリですかナシですか。
・ナシ……82.9%
・アリ……17.1%
※有効回答415件
8割強の女性は、義理の親との同居は「ナシ」と答えています。義両親との同居が嫌だと感じる人が大多数のようですね。アリと答えた女性たちも含めて、理由を聞いてみましょう。
●結婚後彼親との同居をしたくない理由
彼親との同居が「ナシ」と答えた女性たちに、理由を詳しく聞いてみました。
新婚生活を楽しみたい
・「はじめは、やっぱり新婚生活を楽しみたいのでいやですね」(38歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「最初は夫婦水入らずですごしたい」(33歳/商社・卸/事務系専門職)
毎日気を使うのはストレス
・「毎日気を使うのが疲れる。見張られてる気がする」(28歳/学校・教育関連 /専門職)
・「相手の親と同居とか気を使って疲れるだけ」(31歳/その他 /その他)
自分の親を見てきた経験上
・「自分の母親が苦労しているのを見てきたから」(22歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「親が同居だったので大変なところを小さいときから見ていたのでぜったいにしない」(38歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
いいことなんて無さそう
・「ストレスがたまりそう。自由がなくなりそう」(36歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「面倒臭そう。自分の心を休めることができない」(23歳/医療・福祉/専門職)
家は安らぎの場所なので
・「一番癒される空間が、一番気を使う空間になってしまう 」(30歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「彼と一緒に住むのも不安なのに、さらに彼の親までいたら全くくつろげないし気を使ってストレスで倒れそうになるからです」(27歳/医療・福祉/専門職)
結婚してしばらくは、2人きりの甘い新婚生活を楽しみたいという意見が多く、同居したら、自分たちの家ではなくなってしまい、一番癒やされたい場所がストレスの場所になってしまうという意見が多く聞かれました。また、自分の母親が苦労している姿をみた経験のある女性からは、嫁姑問題は絶対に上手くいかないという考え方が色濃く感じられますね。彼は結婚したら、家族だけれども、義理の両親は別の家庭を営んでいる人達なので、自分の家族とは思えないようです。そのために、同じ家の中に他人がいるから安らげない、干渉されるのが嫌だという考えになるのでしょう。
●結婚後彼親と同居はしてもいい理由
続いて、彼親との同居が「アリ」だと答えた女性たちに意見を聞いてみました。
好きな人の親だから
・「好きな人の親だからそこまで嫌な親ではないと思うから」(26歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「愛してる人のご両親も自分の親と同じように大切にしたいし、仲良くなりたいから」(32歳/運輸・倉庫/その他)
自分の経験から
・「一人っ子だったから、家族が多いことに憧れるから」(38歳/医療・福祉/専門職)
・「自分の実家も祖父母と同居だったため特に違和感はありません」(33歳/通信/販売職・サービス系)
子育てを手伝ってもらえる
・「子供ができたら子育てを手伝ってもらえると思うから」(26歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)
・「子供ができたら面倒を見てもらえそうだから」(25歳/学校・教育関連/技術職)
相手の両親による
・「一緒にいて楽しい両親ならば、ありでもいいと思う」(30歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「彼の両親やご親族が素敵な人達だったので」(28歳/小売店/販売職・サービス系)
条件付きならアリ
・「重要な理由と生活スペースが分離してればOK」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「自分の部屋があって、干渉しないでくれるならアリ。でも、生活すると色々なストレスがあるだろうなあとは思う。やってみないとわからない部分はあるので、初めからナシとは言わない。正直、嫌ではあるが」(35歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
結婚したら同居もアリと答えた女性たちに共通しているのは、義理の両親とも上手くやっていきたい、出来れば仲良くなりたいと思っていることです。自分が大好きな彼の両親なら、嫌な人なはずないと言い切った女性もいました。義理の両親の性格によるところが大きいようです。同居ならば、子どもが出来た時に子育てや家事を手伝って貰えそう、というメリットを取る女性もいました。親に干渉されない2人の部屋があることという条件付きならアリという声もありましたが、確かにお互いに別々のスペースがあれば、気まずい状態になってときの逃げ場になるのでいいかもしれません。
※『マイナビウーマン』にて2017年3月にWebアンケート。有効回答数415件(22歳~39歳の交際経験のある未婚女性)
未婚男性の意識調査! 結婚して自分の親と同居したい?
では、未婚男性はどのように思っているのでしょう。結婚しても両親と同居したいと思っているのか、意識調査してみました。
●結婚したら自分の親と同居したい男性の割合
結婚して自分の親と同居したいかアンケートを採ってみました。
Q.正直なところ結婚したら自分の親と同居したいですか?
・同居はしたくない……60.6%
・いずれは同居したい……31.9%
・最初から同居したい……7.4%
※有効回答404件、四捨五入の関係で合計が100にならない場合があります
女性よりは少ないですが、それでも約60%の男性は両親と同居したくないと思っているようです。最初から同居したいと思っている男性はわずか7%でした。いずれは同居したいと思っている約3割の男性は、両親の介護のことを考えているのかもしれません。
●最初から同居したい男性の意見
先ほどの質問で「最初から同居したい」と答えた男性に詳しく意見を聞いてみました。
家庭の事情で
・「家業の都合上同居の方がいいから」(36歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「同居確定な状況なんで、してもらわないと困ります」(31歳/医療・福祉/技術職)
親の援助に期待
・「親がいることで助かることがありますからねま、とりあえずそんな事ですね。親にもいるといいかな」(36歳/その他/その他)
・「何か起きた時にすぐに対処する事が出来るので」(27歳/その他/販売職・サービス系)
親に家事をやって貰える
・「共働きになるのは目に見えているから」(36歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
親に子育てを手伝って貰える
・「子供の世話など任せられ、奥さんに少しでも楽させてあげられるから」(38歳/その他/その他)
・「両親も若くないので、心配。また、待機児童問題もあり、今後の育児等の協力関係の下地を醸成したい」(32歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
経済的理由で
・「この不景気の中、親と同居した方が経費が掛からないから」(29歳/その他/その他)
・「自分の持ち家に両親と住んでいるから」(37歳/金属・鉄鋼・化学/クリエイティブ職)
結婚しても両親と同居したいと考えている男性の多くは、置かれている状況から同居せざるをえないという環境のようです。実家が自営業、持ち家などですと、同居もやむなしかもしれません。また、共働きの場合は特に、家事や育児に親の手を借りたいという意見もありました。中には「自分の妻と母とで一緒に暖かい暮らしを楽しみたい」という声もありましたが、少数派でした。
●いずれは同居したい男性の意見
続いて、「いずれは(自分の親と)同居したい」と答えた男性に、詳しく意見を聞いてみました。
同居したいけど最初は2人で住みたい
・「最初は夫婦だけでいろいろ楽しみたいから」(33歳/機械・精密機器/技術職)
・「2人きりで過ごす時間がほしいと思うからです」(29歳/商社・卸/その他)
親が心配
・「高齢者を一人暮らしさせるのはあまりにも無慈悲だから」(36歳/機械・精密機器/技術職)
・「介護をしなくてはいけなくなる時がいつかはくるから」(25歳/情報・IT/技術職)
長男・実家問題
・「長男なので、いずれは実家に戻らないといけないからです」(33歳/医薬品・化粧品/専門職)
・「遺産を継承したい、不動産などの資産が多くあるから」(35歳/ホテル・旅行・アミューズメント/その他)
義父母に慣れてきたら同居したい
・「いきなり家族と同居だと彼女も大変かもしれないから結婚して慣れてきたら家族と同居した方がいいと思ったから」(22歳/その他/その他)
・「段階を踏んで徐々に進めていきたいから」(31歳/医療・福祉/営業職)
子供が出来たら
・「子供が生まれた後、奥さんに用事ができても親にみてもらえる・共働きしやすい」(26歳/医療・福祉/その他)
・「結婚して子供ができた時に、奥さんの負担を減らす事が自分に出来ない場合、同居している方が甘えられる環境にあると感じる。共働きだった場合は尚更それを感じる」(32歳/機械・精密機器/技術職)
最初は2人で暮らしたいけれど、いずれは親と同居したいと考えている男性も、長男であったり、実家を継がなくてはいけない状況の場合が多いようです。また、年を取ったら親の介護をしたいという声も多く聞かれました。正直なところ同居したいけれど、いきなり義父母との同居は妻の負担が大きいからという、優しい男性もいました。同じように妻の負担を軽くしたいという理由で、自分は家事や育児は出来ないので、両親に頼りたいという意見も。
●同居はしたくない男性の意見
最後に「同居はしたくない」と答えた男性の意見を見ていきましょう。
嫁姑問題
・「お互いわざわざ嫌な思いをする必要性がない。嫁姑問題の多くは姑の性格の悪さなのに男が悪く言われる。バカバカしい」(38歳/情報・IT/営業職)
・「嫁姑関係に巻き込まれたくないので」(36歳/その他/販売職・サービス系)
親に干渉されるのが嫌だ
・「親が干渉してきそうだから、、、、、」(26歳/建設・土木/技術職)
・「親との確執を考えると煩わしいから」(25歳/情報・IT/技術職)
妻が気を使ってかわいそう
・「奥さんも気を使いそうでしんどいだろうから」(34歳/その他/販売職・サービス系)
・「彼女の事を考えると色々としがらみやら、なんやら心配させたくないし、迷惑かけたくないから」(32歳/その他/専門職)
近所になら住みたい
・「近くに住むのが一番いいかなと思う」(36歳/情報・IT/技術職)
・「一線は画したいと思う。近ければ許して欲しい」(29歳/電機/技術職)
親離れしたい
・「いつまでも両親に頼っていては一人前ではないから」(31歳/食品・飲料/その他)
・「何かあった時に頼れるのは便利だと思うけど結婚してまで親のそばで生活したいとは思わない」(22歳/その他/その他)
結婚しても親と同居したくない男性は、既に親から独立して暮らしている人が多いようです。同居したくない理由は、嫁姑問題に巻き込まれたくない、自分たちの生活を干渉されたくない、妻に余計な気を使わせたくないなど。そうはいっても、両親が歳をとって介護などで心配になったら、実家の近所にならば別世帯で住みたいという意見は多くありました。あくまで独立した自分の家庭を作りたいということなのでしょう。また、「周囲の話を聞いていると、同居して成功している例が皆無だから」という声も挙がりました。
※『マイナビウーマン』にて2017年3月にWebアンケート。有効回答数404件(22歳~39歳の未婚男性)
既婚者が考える結婚と同居問題
未婚者の大半の意見としては、親との同居は避けたいようです。はたして、結婚で同居は避けられるのでしょうか? そこで、既婚者に同居の現実とリスクを聞いてみましょう。
●現在両親と同居してる既婚者の割合
まず、実際に親と同居しているかどうかについて聞いてみました。
Q.現在どちらかの親と同居していますか?
・同居はしていない……84.4%
・夫側の親と同居……8.8%
・妻側の親と同居……6.8%
※有効回答456件
20代から30代の既婚男女に聞いたところ、約84%とほとんどの家庭は両親と同居していないという結果になりました。いずれかの両親と同居しているのは約16%だけでした。回答者がまだ若い世代というのも影響があるのかもしれませんね。
●いずれは両親と同居を考えているか
いずれ両親との同居を考えているかどうかも意識調査してみました。
Q.いずれ両親との同居を考えていますか?
・同居は考えていない……75.2%
・夫側の親との同居を考えている……15.8%
・妻側の親との同居を考えている……9.0%
※有効回答456件
いずれはということになると、少し増えて同居を考えているのは約25%、4分の1は将来同居することを想定しているようです。それでも、約75%は別々の世帯で暮らしたいと考えており、こちらが多数派です。
※『マイナビウーマン』にて2017年3月にWebアンケート。有効回答数456件(22歳~39歳の既婚男女)
●夫の親との同居の問題点
続いて既婚女性たちに、夫の親と同居することの問題点を聞いてみました。既婚者だからこそ感じる視点にも注目です。
家事について
・「絶対に食生活などの干渉があると思うのでいがみ合いになると思います」(31歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「料理が作れなくなってしまうことです」(31歳/金融・証券/専門職)
自由がなくなる
・「なにもかも自然にできないのでだめ」(31歳/金融・証券/販売職・サービス系)
・「血のつながりの無い人と一緒に暮らさなければならない。姻族とはいえ、結局は赤の他人です。全てにおいて、自由が奪われている気がします」(31歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
自分の時間がなくなる
・「24時間休む暇がないイメージです。夫側の親が家に居なくても普段の掃除、食事に気は遣うし、家に居れば自分の時間はなさそう。永年住んで認知症やその他で介護が必要になればもっと大変だと思います」(31歳/小売店/販売職・サービス系)
・「常に気を使ってやすまる時間がなさそうだし、プライバシーが侵害されそう」(26歳/医療・福祉/専門職)
生活スタイルを干渉される
・「生活を干渉されるのでストレスがたまる」(28歳/ソフトウェア/技術職)
・「生活習慣が違うのでいろいろ我慢が多そう」(35歳/その他/その他)
嫁姑問題
・「どんなに義理母が良い人でも、どこかで気を使わないといけないこと。そういう気疲れがだんだんストレスになってくる」(25歳/食品・飲料/専門職)
・「嫁姑問題。仲間はずれの感覚になる。味覚があわない。料理にケチをつけられる。」(23歳/金融・証券/営業職)
同居することによって、24時間夫の親から干渉されるイメージがある様子。自分はなにひとつ自由にできないのでストレスが溜まるという意見がほとんどでした。同じ屋根の下に年代の異なる2世帯が住むのですから、自分の思い通りにならないことも多いでしょう。義父母にしてみれば、息子の嫁なので、どうしても上から目線になってしまうのかもしれません。どこかにストレスのはけ口がないと辛くなりそうです。
結婚後の彼親との同居を回避する方法
やはり同居はデメリットが多そうです。では、同居を夫や義両親に望まれた場合に、波風を立てずに上手く回避する方法はあるのでしょうか。
☆正直に話す
・「今は二人の時間を大切にしたいと正直に言えばいいと思います」(31歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「両親も気を使うと思うし、はじめは2人で暮らさない?」(32歳/医療・福祉/事務系専門職)
☆親に頼りたくないと前向きに
・「親に頼らずに二人だけの力で生活していきたいから……と前向きな感じで断る」(25歳/食品・飲料/専門職)
・「同居はせずにしばらくは夫婦で頑張って行きたいということを伝えたら良いと思います」(33歳/その他/その他)
☆理論づけて話を同居しない方向へもっていく
・「なぜ同居が必要か追及します。もし介護が必要ならヘルパーを雇うとか、一人が寂しいなら近くに引っ越してもらうとか、それによってどうにか同居しない答えを出します」(31歳/小売店/販売職・サービス系)
・「提案に対するメリットとデメリット、それに対する解決策をプレゼンして、とお願いする。プレゼン次第では検討するけど、しょうもない内容なら却下できるはず。そのくらい大事なこと」(30歳/商社・卸/営業職)
☆お互い気遣いが大変だから……
・「私じゃご両親の気が休まらないと思う」(30歳/ソフトウェア/その他)
・「うまく一緒に過ごせない可能性があることを伝える」(35歳/情報・IT/技術職)
☆妥協案を提案
・「自分も自分の親と同居したいと言う。相手が嫌がるなら、どちらとも同居しないという妥協案になるから」(29歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「近くで別居しようと提案してみる」(28歳/その他/その他)
親との同居を提案したのが、義父母なのか、結婚する彼なのかによっても対応が変わると思いますが、角がたたないように断るのは難しいことです。彼の場合は、素直にまだ2人だけを楽しみたいといえば、経済的な理由がなければ、承諾してもらえるのではないでしょうか。義父母となるともっと具体的な理由があったほうが、角がたたなそうですね。何故同居を望むのかを聞いてみてもいいのではないでしょうか。無理して同居しても、自分の気持ちを抑えて同居したのに、相手からこんなはずじゃなかった……なんて言われたら、悲しいです。
実はある! 彼親との同居のメリット
散々、夫の親との同居のデメリットを見てきましたが、実はメリットもあるようですよ。既婚女性たちに教えてもらいました。
☆経済的な援助
・「経済的なメリットがなければ、何もありません」(36歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「相手様がお金持ちですと、ATMの代わりになります。外では言えないですがね」(29歳/運輸・倉庫/ 技術職)
☆家事の負担が減る
・「ご飯を作ってもらえるから、その点が楽」(27歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「家事を分担できる、生活費を節約できる、さみしくない」(31歳/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)
☆育児を手伝ってもらえる
・「子育てに関してはすごく良い環境だと思う。義理両親は経験もあるし、いざという時には子供の世話を頼める」(25歳/食品・飲料/専門職)
・「もし子供がいれば昔話や愛情をもらったりで、良いかと思います。またもし財産があったり年金で家計を助けてくれれば、メリットになります」(31歳/小売店/販売職・サービス系)
☆家賃・公共料金
・「家賃などの公共料金を払わなくていいこと」(31歳/金融・証券/専門職)
・「家賃がないと思うので金銭的に余裕ができる」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
☆仕事を続けられる
・「保育所が見つからなくても、最悪預かってもらえる」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「共働きの場合に、子供の面倒を見てくれる」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
同居のメリットは2点に集約されました。それは「経済的な余裕」と「育児」です。結婚する年齢にもよりますが、結婚当初はお金がかかることが多くて、やりくりが大変なはずです。家賃、公共料金、食費の負担が少しでも減ったら助かるもの。また、将来もそこに住むのであれば、マイホームのために貯金をしなくてもいいので、その分を教育費や他に回せますね。家事、特に食生活については、食事を作って欲しい人と、欲しくない人がいて、どちらかというと食事は自分で作りたい女性のほうが多いようです。他の家事に関しては分担できそうだし、少しでも負担が減るのは助かりますよね。外に仕事をもっていれば、尚更です。子育てを協力して貰えるのも、大きなメリットではないでしょうか。ただし、育児も昔と今では大分違うので、ここで意見が衝突することもありそうですが。
※『マイナビウーマン』にて2017年3月にWebアンケート。有効回答数105件(22歳~39歳の既婚女性)
まとめ
全体的にみると、親とは同居したくないというのが本音のようです。ただ、結婚相手の実家が自営業だったり、長男でどうしても家を相続しなければいけなかったり、仕方がない場合もある様子。長男長女で結婚した場合など、結婚する前に解決しておいたほうがよさそうです。ただ、同居のメリットも確かに存在するのは事実なようです。家賃などが浮いたり、家事育児を手伝ってもらえる可能性も。夫婦でメリットデメリットをよく考えて決断したいですね。
(岩崎弘美/フォルサ)
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