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デリケートゾーンの脱毛はするべき? 女医に聞く、ムダ毛の正しい処理方法と失敗しないコツ

大地まさ代

実は気になっているけれど、なかなか他人に聞けないことのひとつが、デリケートゾーンのムダ毛の処理ではないでしょうか。夏はもちろん、冬でも、下着からはみ出てしまったときや生理時などに、デリケートゾーンのムダ毛に意識が向いてしまうことがあるのでは。今回は、女性たちが気になるデリケートゾーンの脱毛について、リゼクリニック新宿院の院長である大地まさ代先生にお話を聞きました。

女性の太もも

デリケートゾーンのムダ毛処理のメリットとは?

VIOラインのムダ毛処理は、次の2点のメリットが考えられます。

(1)清潔の保持

デリケートゾーンは毛が太い部分なので、雑菌が繁殖しやすく、ニオイの原因になることがあります。また、生理の血液がきれいに処理できずに溜まった状態になると、ムレの原因になったり、ムレからかゆみが出たりすることがあるので、VIOラインのムダ毛処理によって清潔感をキープしやすくなります。

(2)大胆なデザインのファッションを楽しめる

VIOゾーンのお手入れをしないと、ショーツや水着からムダ毛がはみ出て、身につけたいものが着られないことも。VIOラインを脱毛することで、大胆なデザインが楽しめるようになります。

意外と多い! 最近のデリケートゾーンのムダ毛処理のニーズとは?

介護風景

デリケートゾーンのムダ毛処理は、「清潔の保持」「大胆なデザインのファッションを楽しめる」というメリットのために行う方が多いのですが、最近は40代~50代の方で、「将来の介護を考えて」VIOラインの処理を希望する方が増えている傾向があります。20~30代の女性だと、全身脱毛をする流れでVIOラインの処理を希望するのに対し、40~50代の女性は、おそらくご自身が親の介護などを経験して、将来的に自分がその立場になったときに、お子さんやまわりの方へ負担をかけたくないという配慮でVIOラインの処理を希望しているようです。

デリケートゾーンの毛の形は何がいい?

デリケートゾーンのムダ毛処理をする際に悩むのが、毛の形です。Vゾーンでいうと、逆三角形で、もともとの毛より範囲を狭めて、ショーツからはみ出ない大きさに小さくし、かつ薄めにして残す方が一番多いですね。ほかに、長方形型のIラインや、上側を丸くしたUラインにする方もいます。いずれにしても、形を整えるだけではなく、薄くして残す方が多い傾向があります。

デザインは個人の好みですので、VIOラインの処理をされる方のイメージと、加えてパートナーの好みなども考えて決めるのがいいと思いますよ。

自己処理をする場合の正しいお手入れ・NGなお手入れ

デリケートゾーンの肌はとてもデリケートなので、ほかの部位でやっているような、脱毛ワックスや除毛クリームなどでの処理はオススメできません。特に、Iラインというのは粘膜に近い部分のため、よほど気をつけて処理をしないと危険ですので、基本的に自己処理をオススメしていません。

シェーバー

Vラインの自己処理をする場合に一番適してるツールを挙げるなら、シェーバー(カミソリ)です。特にお肌にやさしいのが電気シェーバーだと思いますので、それでやさしく処理するのがいいと思います。

毛抜きを使う方もいると思いますが、毛を引っこ抜くことによって、薄いかさぶたができてしまう状態になり皮膚が傷つきがちになってしまいます。すると、埋没毛になったり、菌が入ってしまって毛嚢炎になる可能性があるため、毛抜きはオススメしません。

デリケートゾーンのムダ毛処理で失敗しないコツは?

デリケートゾーンは、顔の皮膚とちがって、皮膚が薄くて入り組んだ形になっています。Vラインを自己処理する場合は、電気シェーバーをやさしく肌に当てるなど、正しい方法で気をつけて行ってください。

また、自己処理を頻繁にする場合は、だんだん肌がかたくなる原因になりやすいので、なるべく早めの時期にきちんとしたプロの手に任せて脱毛をすることを考えてみるのがよいと思います。プロの手に任せて脱毛をする際の最大のメリットは自己処理が楽になり、美肌効果があるということです。脱毛をして自己処理の頻度が少なくなるだけで、自己処理で荒れてしまった肌の状態も少しずつよくなりますよ。

クリーム

自己処理をするにしても、プロの手で脱毛するにしても、失敗しないためには普段の肌のコンディションと、ケア後の肌のコンディションをどれだけいい状態に保てるかが、とても大事になってきます。日常のケアとアフターケアにおいて、特に大事なのが保湿です。肌が乾燥していると、カミソリ負けしたり、脱毛したとき肌トラブルになりやすくなってしまいます。効果的に脱毛する上でも、ご自身の肌に合ったクリームやワセリンなど何でもいいので、きちんと保湿をするようにしましょう。

まとめ

デリケートゾーンはその名のとおり、とてもデリケートで、ほかの部位よりトラブルが出やすいパーツになります。上記のポイントを押さえ、処理をする場合は失敗しない方法をとってくださいね。

(取材協力:大地まさ代/リゼクリニック新宿院、文:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックを行いました(2018.05.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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