不倫の結末とは? 女性に聞いた壮絶エピソード6選
魅力的な既婚男性が目の前に現れたとき、あなたはどうしますか? 不倫の沼に片足を入れそうなら、ちょっと待ってください。あなたはきっと知らないのです、不倫の行き着く先を。今回は女性たちから聞いた「不倫の悲しい結末エピソード」を紹介します。
「不倫なんて、私には別世界の話よね」
そう一笑に付して、むしろ不倫に溺れる人を軽蔑すらしていたのに。
社会人数年目、浮いた話もなく、仕事で日々忙殺されていく私に、やさしく声をかけてくれるのは、いつもあの人。気がつけばそのやさしさに惹かれている自分がいた。
「俺が独身だったならぁ……」
その言葉に心が揺れる……。
そこの貴女、それ以上先に足を踏み入れるのは少しお待ちください。
不倫の行く末とデメリットを、きっと貴女はよく知らないのだと思います。
不倫沼で溺れてしまう前に、貴女に不倫のバカバカしさをお伝えします。
不倫は悲しい結末を迎えるもの?
「不倫は悪いこと」
「不倫は相手の家族を傷つけること」
「許されない行為」
そういう倫理的な話は、ふつうの感性をもっている人なら当たり前に知っていることだと思います。それでも一歩踏み出そうとしてしまうのが、盲目な恋のおそろしさです。
きっと、不倫の入り口に立っている貴女の耳には、そういった倫理的なことは何も届かず、むしろ禁断の恋を燃え上がらせる材料のひとつにしてしまっているのではないでしょうか?
もし不倫をしてしまった場合、いかに貴女ひとりがバカをみて、悲しい結末になってしまうのか、読者のアンケートをご紹介します。
不倫の悲しい結末エピソード【一般女性アンケート】
略奪婚したものの……
・「不倫がバレて離婚し、略奪愛で結婚した友人がいたが、結局破局して離婚してしまった」(34歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「不倫してデキ婚をした知り合いがいたが、結局自分もすぐに離婚し、前の奥さんの子どもにも自分の子どもにも恨まれていた」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
仕事を失うことに……
・「奥さんにバレて警察沙汰の修羅場になった。会社にも知られることになり、辞めざるを得なくなった」(31歳/金融・証券/事務系専門職)
・「不倫にハマった女が、相手の男の会社のメールで怪文書を回して大問題に。結局男は会社を辞めて、女は田舎に帰りました。安い三流小説のようで思わず笑ってしまいました」(31歳/学校・教育関連/事務系専門職)
流血ものの修羅場を迎えた
・「奥さんにバレて修羅場に。奥さんに顔をひっかかれてすごい傷になってた」(26歳/情報・IT/技術職)
・「別れ話になって、相手に逆上されて刃物を持ち出された、みたいな話を知り合いから聞いたことがある」(32歳/不動産/専門職)
裁判沙汰に
・「離婚して相手の女性を(妻が)訴えた。相手の女性側の両親が本人を連れて土下座してきた」(22歳/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)
・「大学のときに結婚している男性と浮気している子がいて、今裁判で訴えられてるって言ってる子がいました」(29歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)
・「私の夫。何人もの女性ととっかえひっかえ浮気をし、現在私からも相手からも慰謝料請求されている。家を追い出され、会社にもバレ、女性社員からは総スカン」(33歳/医薬品・化粧品/営業職)
妊娠してしまい……
・「不倫して相手の子を妊娠して、相手には家族がいて、2年後に離婚するから今は子どもはあきらめてくれと言われ、中絶したけど結局捨てられていた友だちがいました」(30歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「不倫していた女友だちに子どもができてしまって、正直旦那の子なのか不倫相手の子なのかわからなくなって、そのまま流産。結局その流産がきっかけで子どもが作れない体に……。かける言葉もありませんでした」(31歳/情報・IT/営業職)
不倫沼にハマっているときは、相手のいい部分しか見えないもの。
「きっと奥さんに、ないがしろな扱いをうけているのよね」
「私だけは彼をわかってあげなきゃ……」
「こんなやさしい人に、奥さんはなんて仕打ちをするんだろう?」
「私ならもっと彼を大切にするのに!」
そう、「かわいそうな彼フィルター」すらかかってしまいます。
が、不倫男の真実はズルくて弱虫……。
おそらく貴女に対して、「家族想いの俺だったのに、ケチをつけてくる恐妻エピソード」を肩を落とし哀愁を漂わせながら、話してきたのではないでしょうか?
実のところは、共働きで一切家事育児を負担せず妻に愛想をつかされていたり、妻の妊娠や出産、育児において思いやりのない言動を続けたりして、夫婦関係に亀裂が入っている状態がほとんどだと考えられます。
または、夫婦仲も良好でレスにもなっておらず、新しい女性と関わることで得る新鮮さを求めているだけだったりもします。
冷静に考えれば、妻ひとり幸せにできずに、そして夫婦間のミゾを解決することよりも、ほかの女に癒しを求めて、フラフラ現実逃避している弱虫男です。はたまた、ほかの女性を自分の恋愛ごっこや性欲発散のために利用する、ズルい男。
そんな男性が、上手に不倫の後始末などできるわけもないので、女性側にすべてのとばっちりがいくのは当然のことなのです。(ちなみに、バレたら奥さんに男泣き&土下座して、許しを請うものです。情けない!)
不倫で幸せにはなれない?
恋愛コラムニストとして、年間150本の恋愛相談に回答し見えてきたことですが、恋愛をしている女性の幸せとは、「最愛の女」であることに辿りつきます。
不倫男が「愛してる」と100万回言ってきたとしても、たった1枚の婚姻届けに署名捺印して、貴女に差し出さなかったとしたら、その「愛してる」はウソ。女性の喜びそうな言葉をちらつかせ、都合よく扱える相手を離さないようにしているだけです。
相手は既婚者だからこそ、この「紙切れ1枚」の重みを知っているものなのです。
それを今すぐ貴女に渡さないということは、
「君と結婚する気はない。そういう意味では、家族や嫁のほうが大切なんだ。ただ、恋愛ごっこの相手としては、サイコーだよ」
というのが本音といったところでしょう。
「最愛の女」とかけ離れた、「都合のいい女」。こんな扱いをされて、その関係の中に貴女の幸せな未来はありますか?
不倫をはじめるか悩んだら
女性にとって不倫は損しかありません。
「恐妻で……」
「ずっとレスで……」
「もっと早く君と出会いたかった」
「君だけが心の支えだよ」
「愛したのは君がはじめてだよ」
不倫男が貴女を口説くとき、こんなロマンティックなセリフを使ったり、弱みを見せて母性本能をくすぐったりしてきます。
それにまんまと騙された貴女のカラダを堪能したら、ストレス発散完了。「あ~やっぱり、俺も男としてまだまだ魅力があるってことだよな♪」というように承認欲求を満たし、気持ちを切りかえて、家庭内でよき父親、よき夫をしていることでしょう。
こうして貴女のことを、家族サービスのエネルギー源として利用しているのです。
こんなバカバカしい話ありますか?
身も心も利用された上に、訴えられたら慰謝料を支払うリスクまであるのです。下手したら、職も社会的な信用も失います。
男性側はことの重大さや貴女が背負うリスクよりも、自分の都合を優先しているのです。一体どこに「愛」があるのでしょうか?
不倫に誘われる時点で、「ずいぶんとナメられて、安く見られたもんだ」と怒ってもおかしくない話だと気づいてください!
なので、もし不倫を持ちかけられたら、「私を不倫に誘ってるの? バカにしないでくれる?」と、これくらい毅然とした態度で突っぱねることです。
「安い女」になどならないというプライドを持ってください。
不倫をはじめてしまった貴方へ
私の知り合いに、20年近く不倫していた女性がいました。不倫相手の「子どもが成人したら、一緒になろう」のひと言にすがって……。
ところがある日突然、不倫相手の男性はこの世を去りました。死水もとれず、彼の骨も拾えず、当たり前ですが不倫相手に遺産相続の権利などあるわけもなく、自分の子どもを持つチャンスも失ってしまったとき、すでに50代。
しかも、奥様とはずっとレスだったと聞いていたのに、自分との不倫期間中に末っ子が生まれていたことを、そのときはじめて知ったのです。
ふつうに結婚していたら、子どもに恵まれていたかもしれない……。遺産や遺族年金が入ることで、これから迎える老後の生活の備えになったかもしれない。
何もかもが形に残らなかった20年。
不倫というのは、故人の思い出を家族や友人たちとしのぶことすら叶わず、しょせん自分は遊び相手だったのだと、最後の最後で突きつけられる、虚しいものなのです。
それでも貴女は、不倫をしますか?
女性としての賢さを身につけて!
「彼が愛してるのは、私」そう信じたところで、貴女は二番目の女。男性にとって不倫相手は、承認欲求を満たしたり、気分転換したりする遊び相手にすぎず、一番大事なのは奥様や家族だと書いてきました。
しかも世の中には、不倫などせずに奥様を大切にしてる人はたくさんいます。社会的地位に関わらず、こういった男性は本当の意味で成熟しています。
不倫する男性というのは、大人の男性として未熟者なのです。
女性の賢さとは、家族を大切にする成熟した大人の男性を結婚相手に選び、家庭円満であり続ける気づかいをすることです。
不倫男に利用されて、うつつをぬかすことでは決してありません。
貴女が「いつかは結婚したい!」「もし叶うなら子どもを持ちたい!」という思いがあるのならば、1秒でも早くさっさと目を覚ますことです。
不倫男の甘いセリフに騙されて、時間を消費しないでください。私たち女性にとって、時間というものがいかに貴重で有限なものなのか、貴女自身も充分にわかっているはずです。
貴女は、きっとまだ間に合う。さっさと不倫沼から足を洗い、自分の温かい家庭を築くために、女性としての賢さを身につけてください。
「彼と幸せになりたい」なんて淡い期待は捨てて。
(神崎メリ)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年6月16日~2017年6月17日
調査人数:142件(22~34歳の婚活経験のある女性)