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何気なく彼女を傷つけた時の8つの対処法

二宮ゆみ

あなたの何気ない言動で彼女が傷ついている場合、あなたならどうしますか? 今回は、元人気ホステスでコラムニストの二宮ゆみさんに彼女を傷つけた時の対処法を教えてもらいます。

俺の彼女が怒っている。なぜかは分からん。でもこれだけは分かる。原因は、俺だ。

そんな、「女心、分からん……」と頭を抱えたくなる状況も、男性の皆さんは少なからず経験していることでしょう。少なからずというか、よくあります。あり過ぎるくらい、あります。

「え? ねーよwww」とせせら笑ってらっしゃるそこのあなた。それは多分、彼女がその思いをあなたに気付かれないように、毎日ぐっと我慢しているだけかもしれません……。

行き違いも、あるかもしれません。あなたが悪くないことだって、あるかもしれません。男女の脳の作りの差や、生物学的な本能の差かもしれません。

でも真実は一つ。

「彼女が傷ついてしまった」ということです。

それにどう向き合うか。

これを読めば、女性が男性に何を求めているか、どうして傷つけたり、怒らせたり、泣かせたり、けんかしたりが毎度のように起こるのかがすっきり分かるでしょう。

グサッとくる胸の痛みとともに(笑)。

知らぬ間に彼女を傷つける言動とは?

あなたも彼女に対して、知らぬ間に傷つけてしまう言動を取っているかもしれません。それは、一体どんな言動なのかご紹介します。

(1)彼女を蔑ろにする言動

当たり前ですが、彼女を蔑ろにしてはいけません。

「めんどくさいなぁ」
「はいはい……」

言葉に出さなくても心の中でコソッと呟くだけでも、態度に出ます。ばっちり、出ます。バレます。女性は相手の頭の中を読むの、上手ですから。

(2)彼女の容姿に対するダメ出し

ポジティブな方向で言葉を選んで伝える分には問題ないです。

でも、直球すぎる容姿へのダメ出しは危険です。

女性は、あなたたちが思っている以上に、容姿で悩み、そして容姿を評価されて生きています。

だから、彼氏くらいには「かわいい、ホントかわいい。かわい過ぎて死ぬ。宅急便のお兄さんにすら嫉妬するから会ってほしくない」くらい言ってほしいんです(切実)。

(3)彼女を見下した言動

これ、本当に多いので困ったものです。

「ほんと頭悪いなぁ」とか。
「こんなことも分かんないのか」とか。

ため息とか、鼻で笑う、舌打ちするなどなど、油断してるとすぐ出ます。

このように、残念ながら女性を見下している男性がいるのも現実です。

深い意味はない、悪気もないことは分かりますけど、このサイトにたどり着けるくらいの年齢なら、「人の気持ちを考えよう」とかもうそんな小学生レベルの話はさせないでください。

(4)彼女の仕事や趣味の否定

仕事や趣味の否定は、絶対ダメ。

どんな仕事や趣味だろうと好きでやってたり、頑張ってやってたりするんです。仕事の場合は、気に入らなくてもそこに至るどうしようもない理由があったりもします。

それを彼氏とはいえ、安易に踏みにじるべきではないです。

(5)彼女の家族や周りの人の否定

大事な人を否定することは、その人を否定することと変わりません。一緒に生きてきた人たちって自分の人生そのものに深く深く関係しているし、過去は変えようがないから。

自分の友達は大事にするくせに、「ねえ、あの友達との付き合いちょっと考えた方がいいんじゃない?」なんて、彼女からさも当たり前のように言われたら……。

どういう気持ちになるか分かりますよね?

彼女を傷つけた時の対処法

既に彼女が傷ついているなら関係を修復するために行動するしかありません。

女性目線で対処法をお伝えしますので、今すぐ実践してみてください。

(1)なぜ彼女が傷ついたのか考える

無意識での自分の行動を、振り返ることはとても難しいです。だって、無意識なんで、覚えがない。でも、記憶をたどって思い出すしかありません。

相手の立場に立って、自分が同じことをされたらどう思うか、まずはそれを考えてください。謝るべきポイントは、必ず出てくるはずです。

(2)しっかりと謝る

自分が何をやってしまって、どうして彼女が傷ついたのか、腑に落ちれば自然としっかり謝ることができます。

悪いことをしたら謝る。幼稚園で習うことです。あなたにできないわけがない!

どうしても自分に非があると思えないのなら、誰が悪いとかではなく「彼女を傷つけてしまったという状態」に対して取り急ぎ謝りましょう。そして、そこから話し合いましょう。

(3)傷ついた理由を教えてもらう

「傷ついている理由は多分コレだろうな」と見当をつけ謝りはしますが、あなたの想像とは違う可能性もあります。

ですので、しっかりと謝った上で、傷ついている理由は自分の認識と合っているのか、その他でこれまで我慢していたことはないか、良い機会ですのでこの際じゃんじゃん教えてもらいましょう。

彼女の中でモヤモヤしている負の気持ちを吸い上げて浄化してあげられる、すてきな彼氏のできあがりです。

(4)共感する

あなたの優先順位と、彼女の優先順位に相違があって、彼女が「私、軽視されてる」と感じてしまった時、「傷ついた! 私は悲しい!」となりがちです。

あなたにも、譲れないモノへの価値観や順番があるのと同じように、彼女にも大切にしていることやモノがあります。

まずは、自分と相手の違いを受け入れること。そして、相手の気持ちになって考え共感できるところは共感する。それだけで、多くの女性は安心して、あなたの隣に居続けられます。

(5)自分の言動を振り返る

大好きで大切にしているであろうはずの彼女に、なぜそのような言動を取って傷つけてしまったのか考えましょう。

なぜ、なぜ、なぜと3回くらい深く深く自身の心を堀って「あぁ、無意識に軽く見てたな」とか「バカにしてたな」とか、何か必ず出てきます。

コンサルの仕事みたいになってきましたが、失敗を繰り返さないための改善プロセスは、仕事も彼女も同じってことです。

(6)改善案を提案する

なぜこういう言動を取ってしまったか、彼女に事実を淡々と説明をして、それを今後どう改善するのか、2人でどういうふうにしていきたいのか、彼女の意見も取り入れながら話し合ってください。

「今後の2人のために」という気持ちを忘れずに!

(7)お詫びを提案する

彼女が自分の気持ちを分かってくれた。その上で謝ることもきちんとできて、これからも2人でやっていける見込みが立った。

で、おわり! と、あなたは気分爽快で今日からまた生きていけますが、彼女はそうか分かりません。足りない。「なんかまだモヤっとする……」と、心に何かをくすぶらせている可能性があります。

びっくりしました? でも、これが「女性の気持ち」です。

それなら、2人でおいしいものでも食べに行きましょう。お寿司とかどうですか? 仲直りの後は、2人で幸せになれる提案をするとなお良しです。

(8)お互いに感謝し合う

落ち着ついてもらえたかな? と思ったら、お互いに感謝の気持ちを伝えましょう。どんな時でも支え合い、一緒に過ごせるのは素晴らしいことです。

それを「ありがとう」と言葉に出して伝えてください。

ご飯を奢ってもらったら、その直後、別れる間際、次の日のLINE、次に会った時に「ご馳走様でした」を4回伝えましょうという話は有名ですが、同じように彼女への謝罪や感謝も4回は伝えよう、そんな心意気で接してください。

すると、「この人が言ってることはその場しのぎのテキトー発言じゃない。本当なんだ」と彼女に思ってもらえることでしょう。

自分にも非があるなら、まずは謝る姿勢が大切

相手がモラハラな場合を除いてですが、他人とのお付き合いです。どんなに「この人しかいない!」と思った相手同士だとしても、どうしても事故って起きます。

だから、「起こさない」ではなく「起きた時にどうするか」がこの場合重要です。

俺ばっかり悪いわけじゃないけど、俺が悪い部分もあったな。だから謝る。そういう姿勢って大事だと思いませんか?

目指せ、いいオトコ♡

(二宮ゆみ)

※画像はイメージです

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