最愛の人と“別れのとき”……「残す方」と「残される方」どっちがつらい?
すべてのひとに平等に訪れる「死」。永遠に一緒にいると誓った夫婦でさえ、その「時」は必ず訪れます。いつかくる「別れ」の日について、「相手に先に逝かれる」と「自分が先に逝く」のではどちらがつらいのか、働く女性のみなさんに聞いてみました。
Q.結婚をして夫婦になるといずれは「死」のお別れがきますが、あなたは先に死ぬの(残す方)と、相手が先に死ぬ(残される方)どっちがいやですか?
自分が先に死ぬほう(残すほう)……51.9%
相手が先に死ぬ(残されるほう)……48.1%
ほぼ同数の答えとなりました。具体的に意見をみていきましょう。
<残すほう>
■さみしい
・「最後に残されるのは寂しい」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「相手に死なれたら、寂しすぎてどうしたらいいかわからなくなりそうだから」(32歳/医療・福祉/専門職)
・「残されたら、寂しくて生きていけない」(32歳/その他/事務系専門職)
相手に先立たれると、さみしくて生きていけないと思うからいやだという方が多くいらっしゃいました。1人でこれから生きていくことを考えると、つらすぎるものです。
■彼が心配
・「ごはんとか家事全般できないし心配」(26歳/その他/販売職・サービス系)
・「旦那を1人にしたらご飯の用意とか心配だから」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「自分の死後にちゃんと生きているのか心配になってしまう」(33歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
残された相手のことを考えると、これから先、きちんと生きていけるのかが心配という方も多いようです。自分なら何とかできると思うけど、旦那さんだったら不安になってしまうようですね。
<残されるほう>
■つらい思いをさせたくない
・「相手に寂しい思いをさせたくないので」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「相手が残されるのがかわいそうなので」(32歳/通信/営業職)
・「相手に悲しい思いをさせたくないから」(28歳/機械・精密機器/その他)
自分が死んだあとのことを考えると、つらい思いをさせてしまうのが耐えられないと思う人も少なくありません。いなくなるだけでもさみしいのに、その後に1人になってしまうことを考えると、なおさらかもしれませんね。
■最期を見送りたい
・「相手の最期をみとってあげたいから」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「残した相手が心配だから、自分が相手の最期を見届けたい」(29歳/情報・IT/営業職)
・「相手を見送ってから自分が死にたい」(29歳/電機/技術職)
一緒になった以上は、ちゃんと相手を見送ってから後を追いたいという方も。さみしい最後を1人で送らないか、しっかりついていてあげたいと思うようです。
死は誰にでも平等にやってきますが、愛する人の死だけは耐えられないものですよね。どちらが先に旅立ってしまうのか、こればかりはわかりませんが、残された人がなるべく悲しまないように努力したいものです。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数212件(22歳~34歳の働く女性)