将来、結婚相手の両親の介護をする覚悟はある? 約7割の女子⇒「覚悟はない」
人は誰でも老いていくもの。今は元気な親もいつかは介護を必要とする日が来るというのは、誰だって頭の中では理解していることですよね。とはいえ、自分の両親のことだけでも手いっぱいになりそうなのに、結婚相手の両親の介護までとなると、自分自身の負担もかなり大きくなりそう……。そこで、今回は結婚相手の両親の介護に対する女性たちの本音を聞いてみました。
Q.結婚相手の両親の介護をする覚悟はありますか?
「ある」32.7%
「ない」67.3%
結婚相手の両親を介護する覚悟を持っているという女性は3割ほどと少数派という結果に。では、どうしてその覚悟を持てるのか理由を聞いてみましょう。
結婚したら当然
・「自分の親も介護したいので、平等に介護すべきだと思っているから」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「介護保険をフルに利用して、できる限り負担を減らします」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「結婚するならそのくらいの覚悟はないと、ダメな気がする」(28歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「夫のご両親の面倒を見るのは当たり前だと思う。向こうが嫌がればやらないけれど、それくらい覚悟しておいたほうがあとがラク」(25歳/その他/その他)
結婚するなら相手の両親も含めて、最後まで面倒を見るという覚悟がないと結婚できないし、最初から覚悟ができていたほうが後になって「こんなはずじゃなかった」という気にもならないという女性も。相手の両親の介護もするけれど自分の両親の介護もきちんとしたいということなら、夫となる男性も納得してくれるかもしれませんね。
では、まだ覚悟ができていない、という女性にも理由を聞いてみましょう。
金銭面だけの負担ですませたい
・「金銭的な援助はするつもりだが、次男なので、長男に任せたいと思っている」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「ある程度は手伝うが、ほぼアウトソーシングになりそうです」(31歳/その他/その他)
・「他人に仕事でしてもらうほうが安心」(25歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
ある程度、面倒を見ないといけないことはわかっているけれどできれば、金銭面の負担だけですませたいという女性は多そう。ほかに兄弟がいるのならそっちに、もし、いないのであれば、施設に入居してもらうなど、仕事としてほかの人に任せたいということのようです。自分も仕事をしているとそうするしか仕方のないこともありそうですね。
所詮は他人だから
・「所詮見知らぬ人になるので、介護をしたいと思わない」(27歳/小売店/販売職・サービス系)
・「育ててもらってもないし、嫁としてかわいがってもらってもない、ただの他人だから」(28歳/金融・証券/営業職)
・「できることはするけど、実の子どもが主になってやるべき。男だ女だって言うことは関係ない」(30歳/学校・教育関連/事務系専門職)
結婚はしたけれど、相手の両親はあくまでも他人。育ててもらったわけでもないのに介護をするなんて考えられない! という女性も少なくなさそう。夫の両親に対してできることはしたいとは思うものの、介護のために自分が苦労するのはおかしい。実の子どもがいるのであれば、介護はその人たちが中心になってやってもらいたいということですね。
実際に介護の経験がなくても祖父母を介護する両親を見ていたり、テレビなどで介護業界の大変さを目にしたりすると、自分にはとてもできないと思ってしまう人も多いようですね。介護保険や施設を利用したいと思っても世間体を気にして、自分だけで負担を抱えこんでしまう人が少なくないというのも事実。でも、自分の親の介護に加えて、相手の親のことも……となると負担の大きさは想像以上かも。金銭的な負担も含めどこまで面倒を見るのか、夫婦でしっかりと話し合っておかないといざというときに困りそうですね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年8月にWebアンケート。有効回答数202件(22歳~34歳の働く女性)