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いったんおつかれさま加湿器! しまう前のお手入れで、次シーズンも快適保湿

ミノシマタカコ

藤原千秋

衣替えの季節です。秋冬ものの洋服をしまう際に一緒に片付けておきたいのが加湿機。ただし、ケアが不十分なまま、しまいこむと翌シーズンまでにカビや雑菌の温床になってしまうこともあるとか。All About「家事・掃除・子育て」ガイドの藤原千秋さんに正しい加湿器の片づけ方を聞きました。

■カビや雑菌が繁殖するとアレルギーの原因にも

「残った水を捨てた後は、殺菌効果のあるエタノールで拭いたり、しっかり乾かしてから片付けることが大事です。水を入れっぱなしで放置するのはもちろん、“水を捨てるだけ”で収納するのもカビや雑菌を増やす原因になります」(藤原さん)

タンク内や中にたまった水のなかに細菌やカビなどの微生物が繁殖したまま、長期間使い続けると、“加湿器病”と呼ばれるアレルギー性の肺の病気を引き起こすこともあるとか。

「加湿器には主に『超音波式』と『加熱式』、『気化式』の3タイプがあります。
ヒーターで熱を加える『加熱式』やフィルターを透過させる『気化式』の場合は、カビや雑菌がそのまま空気中に放出される心配はほぼありません。一方、『超音波式』価格も手ごろで、デザイン性にも優れている反面、水分と一緒にカビや雑菌を放出しやすいため、入念なお手入れが欠かせません」(藤原さん)

加熱式や気化式も油断は禁物。カビや汚れを放置すると、イヤなニオイを部屋中に振りまくことにもなりかねません。

■白いカスのような汚れは“ミネラル分”

加湿器の内部を見ると、白いカスのような汚れがこびりついていることがあります。これは水に含まれるミネラル分が固まったものだとか。

「拭いても落ちないようときは、クエン酸を使うのがオススメです。水にクエン酸を5%くらいの濃度で溶かしミネラル汚れに浸します。そのあと割り箸などで軽くこすれば、簡単にはがせますよ」(藤原さん)

カビを除去するにはキッチン用などの塩素系漂白剤を薄めた水で水拭きしたり、市販のカビとり剤を使用するといった方法があります。ただし、商品によってはカビとり剤を使えないことも多く、日頃の予防策が肝心です。

「水を入れっぱなしにするのを避け、こまめに汚れを落とすなどカビや汚れをためこまないことが大切です。また、ミネラルウォーターや浄水もカビや汚れの原因になりますので、なるべく水道水を利用することをオススメします」(藤原さん)

(ミノシマタカコ+ガールズ健康ラボ)

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