妊娠を知らせる体調不良……。その種類はどれくらいあるの?
■十人十色の体調変化。あまりシリアスになりすぎないで
妊娠したときに出る症状は人それぞれです。10人の妊婦さんがいればその症状は10通り。人によっては大きな体調変化を感じる人もいれば、まったく体調の変化を感じない人もいます。また、生理前の症状や風邪などのちょっとした体調不良に似ているため、病院でも症状だけで判断をするのは難しいです。妊娠したかもしれない、とあまり自分の症状を気にしすぎてもよくないので、あくまでも体調の変化は参考程度にしておきましょう。
■具体的にどんな症状が出るの?
妊娠すると、女性の体の中ではホルモンバランスが大きく変化するので、さまざまな体の変化が見られます。まず代表的なものとしては眠気があります。症状が重くなると、「妊娠随伴睡眠障害」という名前がつきますが、軽度のものであれば多くの妊婦さんに見られます。妊娠初期は安静が大事な時期。これは体を休めてというサインかもしれませんね。
次は食欲の変化。吐き気、といった消化器系の症状があります。こちらは、女性ホルモンバランスの変化とも、妊娠に伴う不安などからくる自律神経系の乱れともいわれています。無理をせずに、自分の口に合うものを少しずつとるようにしましょう。
また、おりものの変化もよく見られます。これは妊娠だけではなく、流産や感染症の印になることもあるので、おりものの色や量、血が混ざっていないかなどは注意してみてみましょう。そのほか、胸が張るようになる、便秘になる、疲れやすくなる、熱っぽくなるといった症状もよく見られます。