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母は強しの意味とは? 「さすがお母さん」と感じたエピソード

ファナティック

身近にいるお母さんを見て「母は強し」と感じたことはありますか? この言葉、実は「女は弱し、されど母は強し」という文豪の名言なんです。この記事では、「母は強し」の意味と、そう感じたエピソードをご紹介します。

母は強し、とはよく言いますが、あなたの身近にいる「お母さん」たちに、そんな言葉を当てはめたくなったことはありませんか?

今回は女性のみなさんが「お母さんたちは強い!」と思ったエピソードを聞いてみました!

「母は強し」とは?

「母は強し」とは具体的にどういう意味なのでしょうか? まずはこの言葉についておさらいしておきましょう。

元は「女は弱し、されど母は強し」

「母は強し」は、「女は弱し、されど母は強し」ということわざからきている言葉です。

これは、『レ・ミゼラブル』などの作品で知られるフランスの文豪・ヴィクトル・ユゴーの名言として知られています。

彼が生きた時代が19世紀ということもあり、「女は弱い」というやや古い価値観が反映された言葉だと言えるでしょう。

言葉の意味

「女は弱し、されど母は強し」は、辞書によると以下のような意味を持ちます。

女(おんな)は弱(よわ)し、されど母(はは)は強(つよ)し の解説
女性は母親になると、子供を守るために強い力を発揮するものだ。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

意味は辞書のとおりで、普段はか弱い女性であっても、子どもを生んで母親になると強い力を発揮するということを表しています。

母は強しと感じたエピソード

アンケートで集まった「母は強し」と感じたエピソードをご紹介します。

(1)仕事と育児を両立する姿に拍手

・「どんなに仕事が忙しくても、日々家事と仕事を両立させている母たちを見て、すごいと思います」(32歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)

・「保育園のお迎えを意識して仕事の効率がよくなった」(30歳/情報・IT/クリエイティブ職)

・「子どもを保育園にあずけて、遠いところからフルタイムで通ってる同僚たち」(29歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)

職場にいる母たちに強い! と感じさせられる人は多いようです。仕事だけでも大変なのに、その後に家事や育児が待っている……、その毎日を維持する精神力がすごいですよね!

(2)子どもの抱っこにパワーを感じた

・「子どもを抱きながら重そうな買い物袋も抱えてるとき」(24歳/小売店/販売職・サービス系)

・「寝てしまった子どもをずっと抱っこしていたのを見て、重いのにすごいと思った」(33歳/アパレル・繊維/クリエイティブ職)

・「子どもを肩に担ぎながら洗濯物を干す友人を見たとき」(30歳/小売店/秘書・アシスタント職)

 

生まれたての小さなころから、徐々に大きくなる子ども。その重さの変化に日々慣らされて、気がついたらかなりの重さの子だって抱っこできるようになっていた! という人は多いはず。でも、ハタから見ると、力持ち〜! という印象になりますよね。

(3)自分よりも子どもを優先する

・「自分の体調が悪くても、子どものお弁当などはきちんと作っていると言っていたとき」(31歳/医療・福祉/専門職)

・「台風の日、電車が止まってしまって足止めをくいましたが、暴風雨の中、彼女は木がなぎ倒されている中でも、わが娘のためにと、前進して歩いて帰っていました……」(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

・「子どものためならなんでも優先しているところ。みんなで約束していても、子どもが病気になったり、ほかに子どもをあずけられないと約束を断って子ども優先にしているから」(30歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)

子どもの世話をするのは、親である自分。そう思うと、多少のことは我慢できてしまうようです。

(4)病気も吹き飛ばす!?

・「風邪をひかない。夫婦で同じ会社に勤めている先輩がいるけど、いつも旦那のほうは、子どもの風邪をうつされてる」(33歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)

・「インフルエンザに旦那と子どもがかかったとき、自分は平気だった」(32歳/その他/その他)

風邪なんかもらったら、苦労するのは結局自分。そうならないための気合いが、ウイルスを吹き飛ばしてくれるのかも!?

まだまだある! 母は強しエピソード

・「ゴキブリを素手で掴んで始末したとき、強いと思いました」(28歳/小売店/販売職・サービス系)

・「ヤンキーに怒っていた。学生のときは人に注意することができないくらい大人しかったのに」(31歳/その他/事務系専門職)

・「ペーパードライバーだったのに、大きい車を乗りこなすようになっていた」(33歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

子どものためなら! と日々いろんなことを乗り越えている間に、本当にたくましい母に成長しているケースも。

お母さんたちだって、初めから強かったわけではないはず。子どもを育てる中で、自分自身も「強い母」へと成長しているのかもしれませんね。

この言葉が嫌いだという人もいる

「母は強し」という言葉に勇気づけられる人は多くいるでしょう。例えば陣痛や出産の痛みに耐えている時や、子育てのプレッシャーに押しつぶされそうになった時、「母は強し」と自分に言い聞かせて乗り切ったという人もいるようです。

また、思わぬ瞬間に「母は強しだな」と実感して、母親としての自信が芽生えることもあるでしょう。

しかし中には、他人から「母は強しだね」と言われ、モヤッとした……という意見も。自分で言うならまだしも、他人から言われると「母親なんだから強くあれ」と強要されているように感じてしまうのかもしれません。

前述のとおり、元は19世紀の文豪が遺した、古い時代背景が反映された言葉でもあります。相手が言葉をどんなふうに受け取るか、他人への使い方にはやや注意が必要でしょう。

(ファナティック)

※『マイナビウーマン』にて2014年6月にWebアンケート。有効回答数250件(22歳〜34歳の働く女性)

※画像はイメージです

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