「人差し指がエレガントさを演出」日本一の美人に聞く「美しさの作り方」5つ
合コンでは、第一印象が勝負。好印象を与えるためにも、ファッションやメイクに気合を入れて臨むことでしょう。それなのに、なぜかあまり目立たないルックスの女性に人気が集まっていて、不思議に思うことはありませんか?
「そんな『何となく違う』オーラは、『美しい所作』からうまれているんですよ」と語るのは、『いるだけでなぜか視線を集める人の美しい所作のルール』(PHP研究所刊)の著者であり、トータルビューティーディレクターとしても活躍する金ヶ江悦子さん。
金ヶ江さん自身も、2010年度ミス・インターナショナル日本代表に選ばれたときには、姿勢や歩き方、話し方などの所作のトレーニングを重ねたそう。そんな「日本一の美人」に、美しさを作るための5つのコツをうかがいました。
■1:「美しい姿勢」がナイスバディを作る
「『また会いたい』と思わせることによって人脈が広がり、さまざまなシーンで活躍するチャンスに恵まれます。姿勢や所作が美しい人の周りには、自然と人が集まるものです。そんな女性を目指すなら、まずは基本姿勢をマスターしましょう。
壁を背にして立ったときに、後頭部、肩、お尻、ふくらはぎ、かかとの5つの部位がついていればOKです。このとき、腰と壁の間に手のひらの厚みくらいのすき間を作るようにしましょう。正しい姿勢をキープできれば、横から見ると、耳、肩、股関節、ひざ、くるぶしが一直線になった状態になります」
美しい立ち姿をマスターすることによって、「ウエストにくびれができ、お尻もキュッとアップしますよ」と金ヶ江さん。ただ立っているだけで、エクササイズ効果も期待できるなんてお得ですね。
■2:座り方を見れば「デキる女性」かどうかわかる
「どんなにオシャレをしていても、足を投げ出すように座っていたら、それだけでだらしなく感じてしまいますよね。座り姿を見れば、その人の内面までもが浮き彫りになってしまうものです。デスクワークのときにも、つねに美しい姿勢を心がけましょう。
座り方の基本姿勢としては、背もたれからバッグ1つ分のスペースを空けたところに、背筋をすっとのばして座るといいでしょう。手を膝の上に置く場合は、左手が上になるように重ねます。両脚は膝から下をぴったりそろえ、膝がしらは正面を向くようにしてください。つま先もそろえていただき、足の裏をしっかり床につけましょう」
実際にやってみると、太ももがかなりキツい……。でも、このぷるぷるした感じが筋肉に効いているとのこと。脚が引き締まり、膝上部の筋肉のたるみも解消するそうです。
■3:エレガントさを演出するのは「人さし指」
「美しい所作というものは、ひとつひとつのしぐさから作られています。中でも手の所作は、日常生活においても他人の目に触れやすいところです。エレガントさを表現したいときには、人さし指の使い方を意識するといいでしょう。
書類を渡すときや髪をかき上げるときには、人さし指を軽く伸ばすだけでも、女性らしさがグッとアップします。ワイングラスを持つときには、人さし指をややおこし気味にするとエレガントな印象を与えることができます」
何かを手で持つとき、つい小指を浮かせてしまいがちですが、不自然でわざとらしく感じてしまいます。手を動かすときには、人さし指に注意したいですね。
■4:美肌に見せるためにも「目薬」はマストアイテム
「黒くてつぶらな瞳は、日本人女性の魅力でもあります。これを引き立たせるには、白目を白くキープすること。そのためには、目薬でケアしてあげるといいでしょう。実は、黒目を美しく見せることによって、肌がきれいに見える効果もあるんですよ」
白目を美しく保つことで、清潔感をアップさせる効果もあるとのこと。充血を防ぐためにも、目薬を持ち歩くモデルや女優は多いそうです。
■5:「気づかせ言葉」でファンが2倍
「これまで、姿勢や所作についてお話ししてまいりましたが、話し方や気遣いも美しさを構成する大切な要素。言葉のチョイスを意識するだけでも、あなたの魅力がさらに引き出されることでしょう。
たとえば、雑談を切り上げてランチへ行きたいときは、『そろそろランチに行きましょうか?』と、ストレートにお誘いする方が多いと思います。しかし、相手によっては『話を遮られた』『もう、うんざりしているのかな』と思われるかもしれませんね。
こういった場合は、『そろそろお腹がすきませんか?』と声をかけてみましょう。相手も『もう昼休みか』『ジャマして悪かったかな』と気づくことでしょう。
人に好かれる女性たちは、『○○してください』などの命令形を使いません。自分の意志をきちんと伝えつつも、相手に嫌な思いをさせないように配慮しているのです。相手に『○○しよう』と気づかせる言葉を、私は『気づかせ言葉』と呼んでいます」
この気づかせ言葉を上手に使えるようになれば、相手は「楽しい時間を過ごせた」と満足し、「この人とまた話したい」と思うはず。こういった気遣いによって、自分自身も気持ちよく過ごせます。みんながハッピーになる魔法の言葉なのですね。
「今回お話しした5つの項目は、どれも当たり前のことばかり。『こんなに簡単なことでいいの?』と驚かれるかもしれませんが、当たり前だからこそ、おろそかにしてしまいがちなのです」と金ヶ江さん。
すべてを一度にマスターしようとせず、ひとつでもいいから自分にできそうなものを1週間だけ実践してみましょう。それだけでも、周囲の目が違ってくるのを実感できるそうです。ひとつひとつの所作を意識して、美しい振る舞いを身につけたいですね。
(OFFICE-SANGA)