教え上手になる! 後輩への教育で心がけていること5つ「イライラをぶつけない」「ひとつは褒める」
職場へやって来た新入社員。後輩に仕事を教えるのは先輩の役目ですが、なかなかうまく伝わらなくて悩んだり、教えてみてはじめて気づくことも多いもの。どういう風に教えたら、うまくいくのでしょうか。後輩への教育で心がけていることを、働く女性のみなさんに聞いてみました!
その1:イライラしないで教える
・「イライラをぶつけないこと」(29歳/金融・証券/専門職)
・「繰り返し同じことを聞かれても、慣れるまで辛抱強く教える」(22歳/その他/事務系専門職)
・「冷たくならないようにする」(24歳/医療・福祉/事務系専門職)
人手不足で後輩に一刻も早く仕事を覚えてほしい現場は多いですが、相手がミスをしても感情を抑えて教育を優先します。
その2:相手の立場に立って教える
・「その子の仕事量を確認して指示を出すようにしている」(32歳/自動車関連/事務系専門職)
・「『わからなかったら何度聞いてもいいから』と言う」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「初めて聞く人にわかりやすいように、自分が習ったときのことを思い出して教える」(30歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
経験を積むと、最初自分は何を理解しにくかったのかを忘れてしまいがちですが、相手に歩み寄ることが大事です。
その3:わかりやすく具体的に教える
・「具体的に手順を教える。できれば、やってみせる」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「とにかくかみ砕いて教えることと、知識として教えるときはレジュメを作る」(30歳/その他/事務系専門職)
失敗してはじめて身につくことも多いですが、先輩にお手本を見せてもらえればわかりやすいですね。
その4:やさしく教える
・「しかっているような感じにならないようにしています。やさしくお願いするようにしています」(31歳/ソフトウェア/事務系専門職)
・「『言いすぎて申し訳ないけど……』などクッションをたまに入れる」(28歳/医療・福祉/専門職)
・「ひとつは褒めるようにする」(25歳/電機/事務系専門職)
入社してしばらくすると、ミスした後輩を再教育する機会が増えます。その際、しかられると後輩が萎縮してしまうことを避けることも必要です。
その5:上から目線は避ける
・「普段からあまり敬語を崩さないで話をして、対等であるというようにしている」(28歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「お局として嫌われないように、なるべく友だちのように振る舞えるように気をつけています」(26歳/小売店/秘書・アシスタント職)
・「あまり先輩ぶらず、最初はできなくて当たり前なので、何度か失敗してもできるようになるまできっちり教えるようにしている」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
先輩としてやりがちなのが教えられる側の反感を買ってしまうこと。予防として、できるだけ親近感を持てるようなスタンスで振る舞う方法もあるようです。
働く女子のさまざまな心がけを見てきましたが、いかがですか? 最初は誰でも新人であり後輩。自分自身もあのころがあって今があることを忘れず、自分なりのモットーに従ってうまく教育していきたいものですね!
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2014年5月にWebアンケート。有効回答数191件(22歳〜34歳の働く女性)