うれしい？　引く？　好き好きアピールで駆け引きする方法

彼のことを好きすぎてしょうがない、自分の気持ちを抑えきれないほど好き。しかし、好きだという気持ちが強すぎて彼が引き気味になってしまった経験はありませんか？　いったい何がいけなかったのか、もしかして間違った愛情表現をしてしまったのかと悩んでいる女性もいるはずです。そこで今回は、女性たちの好き好きアピールの経験談と効果的な方法をご紹介します。

女性に聞いた。好き好きアピールで引かれた経験は？

人は恋に落ちてしまうとまわりが見えなくなってしまい、好きな人に自分の気持ちをアピールしたくなってしまうもの。しかし、あまりにも夢中になっている彼を追いかけてしまうと、逆にうまくいかなくなってしまうこともあります。まずは、実際の好き好きアピールにありがちな失敗談をご紹介していきます。

好き好きアピールの失敗談

いつの間にか「都合のいい女」になっていた

・「好き好きになるから、都合のいい女になって終わる」（26歳／医療・福祉／専門職）

・「あまり尽くすと、相手が引く」（27歳／電機／技術職）

「恋に駆け引きなんて必要ない」とはよく言いますが、都合のいい女になりやすいなら、少しは駆け引きも必要かも？　恋愛で盛り上がってしまいやすいなら、こんなしくじりパターンに要注意です。

挙動不審すぎて、気持ち悪がられた

・「ぶりっこをしたら、ドン引きされて着信拒否されて最低だった」（27歳／ホテル・旅行・アミューズメント／営業職）

・「じろじろ見すぎて、気持ち悪がられた」（28歳／医薬品・化粧品／営業職）

人を好きになると、少しでもかわいいと思われたいし、好きだってことを少しでも伝えたくなるもの。ただし、やりすぎると「不審者」扱いされ、気持ち悪がられることも。ぶりっこと熱い視線は、ほどほどがベストです。

好き好きメールと、迷惑メールは紙一重？

・「メールを送りすぎて、うざがられることが多い。いい加減学習した」（26歳／金融・証券／事務系専門職）

・「毎日メールしていたら、うざがられて返信がなくなった」（28歳／生保・損保／専門職）

好き好きアピールに便利なのが、メール。しかし相手の都合お構いなしにガンガン送ってしまうと、迷惑メールとほぼ差がなくなったり……。迷惑フォルダに振り分けられないよう、メール頻度にも十分注意が必要ですね。

肉食系の好き好きアピールは引かれやすい

・「職場の飲み会などで隣に座ったり、どんどん話しかける。草食系の人にはダメだった」（32歳／医療・福祉／専門職）

・「露出しすぎて引かれたことがある」（28歳／食品・飲料／営業職）

スキンシップや露出など、肉食系女子の好き好きアピールは、特に草食系男子からは敬遠されがち。本命の相手がどんなタイプなのかを見て、やるかどうかを検討したほうがいいかも。

まだまだある！　うざがられやすいアピール

・「つい、顔に出してしまって、結局うざがられてだめになる」（28歳／機械・精密機器／事務系専門職）

・「ずっと近くにいたらうざいと言われた」（30歳／人材派遣・人材紹介／事務系専門職）

・「相手のことを知りたくなり、いろいろ聞いていたら、聞きすぎて引かれた……」（27歳／団体・公益法人・官公庁／技術職）

相手の立場に立って、どのくらいの好き好きアピールが心地いいのかは考える必要がありそうです。中にはこんなふうに顔に出したり、近くにいたり、質問しすぎたりするだけでうざがられることがあるとか。好き好きアピールは、やりすぎないことが大事なようです。

好き好きアピールで駆け引きするには

気になってしょうがない男性に、好きな気持ちをアピールし振り向かせたい。一方で、自分の気持ちに正直になりすぎて、たくさんの好意を相手に伝えすぎてしまうと逆効果になる可能性もあります。そこで、心理コーディネーターの織田隼人さんに、好き好きアピールで駆け引きする効果的な方法を教えてもらいました。

好き好きアピールのメリット

人間という生き物は、自分に好意を向けられたらうれしく感じるようにできています。男性も女性に好意を向けられると、うれしい気持ちを抱いて当然だということ。しかも、男性が乗り気になった場合は恋の進み具合もスピーディです。最近では、ニュースなどでセクハラが問題となることが増えています。そのため、男性も好きな気持ちを伝えてしまうと相手に迷惑をかけるかもしれないと考えて、積極的になりすぎないよう警戒する場合も。女性から好きという気持ちが伝わってきたとき、もし男性も好きな気持ちを持っていれば、安心して女性に好きな気持ちをアピールすることができるので一気に恋は加速するでしょう。

好き好きアピールのデメリット

恋愛は「お互いの気持ちの盛り上がりが同じように進む」とうまくいきやすいものです。どちらか片方だけが急激に盛り上がっている場合、相手からは「自分はそこまで好きじゃないんだけど……」と思われて引かれてしまうことも。つまり、好き好きアピールが強すぎると相手の男性に引かれてしまい、恋のチャンスを失ってしまうことがあるのです。好きとアピールすることは悪いことではありませんし、好かれるチャンスを手に入れることにつながります。だからこそ、ほどほどのアピールを心がけましょう。

効果的な好き好きアピール

緩急をつける

好き好きアピールの連打攻撃は厳禁。一度アピールをしたら必ずひと息つきましょう。具体的には連絡をいったんやめるとか、仲よくしゃべる時間を少し減らすなど意識してください。好き好きアピールを続けすぎると、男性からは「面倒な人」と思われやすいですが、ひと息つくことで「あれ、俺のこと好きじゃなかったの？　もしかして勘ちがい？」という疑念が生まれ、そこから男性が女性を意識するようになっていくのです。そのころを見計らって、好き好きアピールをしてまた一息つくというのを繰り返すうち、きっと恋が盛り上がるはずです。

過度なボディタッチはしない

好き好きアピールをするときに、ボディタッチをするのも効果的であることは事実です。ですが、あくまでも「軽く肩や腕を触る」程度にしましょう。それ以上にベタベタと触ってしまうと、男性でも不快に感じることがあるのです。女性はセクハラに敏感ですが、意外にも女性から無遠慮に触られることに抵抗感を持つ男性も多いのです。相手の嫌がることをしてしまうと、嫌われることに直結するというのは言うまでもありません。ライトなボディタッチにしましょう。

SNSで「公開好き好きアピール」はしない

ソーシャルメディアでの公開情報で、不特定多数の人が閲覧している可能性があるのにもかかわらず、特定の人に好き好きアピールをするのはやめておきましょう。男性の気持ちがわかっていない状態で、女性が公衆の面前で好きな気持ちをアピールすると、相手の男性は不愉快にも思うでしょう。女性の立場でも、誰が見ているかもわからないSNSで、好きになっていない男性が自分のことを好きだとアピールしてきたとしたら迷惑に感じますよね。外堀から埋めてこようという意図が明確で、イヤな気持ちになるのではないでしょうか。男性だって同じだということを忘れてはいけません。

駆け引きのある好き好きアピールが効果的

恋は盲目というように、好きな男性に振り向いてもらいたいあまり、ひと呼吸置くような冷静さを失ってしまいがちです。しかし、好き好きアピールしたあとには、必ずひと呼吸置くことが恋の駆け引きというもの。アピールしすぎてしまうと、結果的に相手の男性に引かれてしまい、恋のチャンスを失ってしまうかもしれません。そうならないためには、効果的な好き好きアピールを踏まえて、恋をリードしていくことが大切です。

（文：織田隼人、構成：藤奈子）

※画像はイメージです。

※『マイナビウーマン』にて2013年12月～2014年1月にWebアンケート。有効回答数183件（26歳～34歳の未婚の働く女性）