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義理堅い人の特徴と心理~上手な付き合い方~

織田隼人(心理コーディネーター)

藤奈子

まわりに義理堅い性格の人がいて、どのように付き合っていけばいいのか、ちょっとした悩みの種となっている人もいるのではないでしょうか。特に自分は決して義理堅いわけではないと思っているなら、なおさらどうすればいいかわかりませんよね。もしかすると、自分では当たり前だと思ったことが、相手にとっては失礼になってしまうこともあるかもしれません。そこで今回は心理コーディネーターの織田隼人さんに義理堅い人との上手な付き合い方について教えてもらいます。まわりに義理堅い性格の人がいて、どのように付き合っていけばいいのか、ちょっとした悩みの種となっている人もいるのではないでしょうか。特に自分は決して義理堅いわけではないと思っているなら、なおさらどうすればいいかわかりませんよね。もしかすると、自分では当たり前だと思ったことが、相手にとっては失礼になってしまうこともあるかもしれません。そこで今回は心理コーディネーターの織田隼人さんに義理堅い人との上手な付き合い方について教えてもらいます。

義理堅いとは

「義理堅い」とは、人間関係においてささいなことまでお返しをするような気配りを見せるイメージがあるかもしれませんが、実際はどのような意味なのでしょうか。辞書では、“人付き合いで「義理」をおろそかにしないこと”とあります。この義理とは、物事の正しいことわり、道理とも言えるもの。また、江戸時代からは面倒であったり、納得いかなかったりすることであっても務めなければならないもの、という意味合いも持つようになりました。そのため現代の場合、「義理堅い」とは、道理をわきまえながら、相手にしなければならないことをすることと、言えるのではないでしょうか。

義理堅い人の特徴

義理堅いと認められている人にはどんな特徴があるのでしょうか。実は義理堅さを象徴する特徴があるのです。自分やまわりの人が当てはまるかどうか確認してみてください。

義理堅い人の性格

約束を守る

義理堅い人は「信用」をとても大切にしています。そのため、ささいなことだったとしても、約束したことは守ります。コツコツ、コツコツと、約束をきちんと守ることで、誰からも信用され、そして義理堅い人と思われるようになっていくのです。

恩を忘れない

相手が大したことがないと忘れてしまいそうな、ちょっとした恩があるとき。義理堅い人は「借り」だと思ってきちんと返そうとします。この借りを返すまでは、なかなか忘れないのです。しかも、同程度のお返しではすみません。恩を受けたとき以上のものを返そうとするのです。そのため、お返しをしてもらった相手は「そこまでしなくてもいいのに、とてもいい人だなあ」と思うことに。その結果、さらに義理堅い人という評価が定着していきます。

責任感がある

義理堅いと言われる人は、何かあったと、責任を持って最後まで物事をやりとげます。責任感があるということは、自分よりもほかの人を優先するということでもあります。自分を犠牲にしても最後までやりとげる姿勢から「この人はしっかりやってくれる」と思われるようになり、それが信用となって義理堅い人と見られるようになっていくのです。

義理堅い人の行動

理屈以外の行動をとる

理屈で考えれば損をするためあえて避けてしまうようなことであっても、義理堅い人は「この人のためにやらなければならない」と思ったら、損得勘定関係なしに実行します。相手に嫌われるかもしれない、お金もかかるかもしれない、時間も浪費してしまう、それでも必要なら行動するのです。「損な役回りを引き受けるね」とよく言われますが、最終的には信用も得ることになります。

自分や家族を後回しにする

義理堅い人は自分だけではなく、家族も後回しにしてでも、誰かのために行動することがあります。家族をどうでもいいと思っているわけではありません。ですが、自分と家族を同じ立ち位置だと思っているため、自分同様に家族を犠牲にしてしまうのです。もともと自分を犠牲にする精神を持っていることから、家族からは不満に思われてしまう場合も。

まわりに気を配る

気配りをおこたることがないのも特徴。いつもある程度の緊張感を持って、まわりの人たちに気を配っています。「不義理なことをしてはいけない」と、礼節を持って接するため、相手を大切にすることにもつながっています。まわりの人からは、いつもていねいに接してもらっているため「人情のある人」とも思われるようです。

義理堅い人の心理

義理堅くあることに縛られて行動していることも少なくありません。人から受けた恩は返さなければいけない、という意識の高さがあるからです。プレゼントを受け取ったら、後日に自分もプレゼントを用意して渡します。誰かに助けてもらったときは、どんなときでも機会を逃さずに自分が助けます。人間は恩を受けたとき、その相手に何かしらを返そうという意識が働きますが、これは当然のこと。このような恩を恩で返そうとする人間の性質を「返事報性の法則」と言います。義理堅い人はこの「返報性の法則」を強く受けていると考えられるでしょう。そのため、自分を犠牲にしても返そうとするのです。

義理堅い男性の見極め方と落とし方

義理堅い男性を見極めて、落とすためにはどうすればいいのでしょうか。見極め方もさることながら、義理堅い性格だからこそ落としにくそうな気もしてきます。ここで、そのポイントとテクニックを教えてもらいます。

義理堅い男性を見極めるには

「約束を守れるか」を確認すると、義理堅い性格なのか、それともいい加減な性格なのかが見えてきます。待ち合わせをしているときに、約束どおりの時間に来てくれるか、2人でプランを立てていたデートの日程をしっかり守ってくれるか、このようなところを意識してみてください。約束の時間までに必ず来たり、デートの日程を守ることができたりするなら、義理堅い人である可能性が高いです。なぜなら、約束をしっかり守るというのは責任感が強くないとできないことだから。いい加減な男性では、デートの約束をしていても、油断をするとすぐ遅刻をしてしまいます。

義理堅い男性を落とすには

義理堅い男性に好きになってもらうには、女性も義理堅くなること、そして相手のために行動することが、友好的な手段。それは「価値基準が近いことにより共感できる」できるから。人間は自分に似た人を好きになる傾向があります。義理堅い男性の場合だと、約束を守り、恩をしっかり返すことができる女性に「しっかりとしていて、とても好感が持てる」と思う可能性が高いでしょう。したがって「約束を守る」、「時間を守る」、「受けた恩は必ず返す」などを意識するべきですね。

義理堅い男性と付き合う際の注意点

義理堅い男性と付き合うことになったら、約束を必ず守るようにしましょう。義理堅い人は「信用」を何より大切にします。損得を勘定することはありません。そのため、彼から信用をしてもらえない、あるいは信用を失ってしまうと、これまでの関係にヒビが入りやすいのです。ささいな約束でもひとつひとつ守るようにしましょう。もし自分が約束ごとにルーズなタイプなら、約束したことをメモしていき、スケジュールもアプリで管理するといったように徹底するべきです。

義理堅い人には義理堅く付き合うべき

義理堅いと言われる人たちは、ささいなことでも恩を返したり、約束を守ったり、責任感を持って物事をやりとげたりするので、必然的に周囲からの人望も厚くなります。一方で自己犠牲をいとわないところも。相手に不義理を働かないよう、誠心誠意接することから、女性から見ても魅力的に思えるでしょう。そんな義理堅い男性と親しくなるためには、自分自身も義理堅くあるよう努力することです。付き合うことになったら、信用を失わないためにも、不義理な行動をしないよう注意することが必要。親しい知り合いであっても恋人であっても、義理堅い人は相手のことを大切にしてくれるため、こちらもそれに応えるように付き合っていくと、互いに思いやりを持てるいい関係が築けるのではないでしょうか。

(文:織田隼人、構成:藤奈子)

※画像はイメージです。

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