体を温める野菜は「にんじん」「ネギ」「ごぼう」、では、冷やす野菜は?
働く女子が、ランチタイムに眺め読みするだけでも楽しい、作っている自分をイメージして、キレイになるコツがわかったような気になる。そんな、美味しくて、楽しそうな料理レシピをお伝えする連載です。4人の人気料理ブロガーが週替わりで料理レシピをお伝えします。
★精進料理ちょい辛利久汁 * 赤だし味噌仕立て
こんにちは、北海道のフードアナリスト・Jr野菜ソムリエMimiです。
先日、和食がユネスコ無形文化遺産に決まりましたね。そこで今月は、根菜をたくさん食べることができる、精進料理を紹介します。精進料理……と言っても難しい料理ではなく、身近な食材で作ることができるお味噌汁のレシピです。
旬の根菜に生姜とネギもたっぷり加えた「利久汁(りきゅうじる)」。冷えた体を内側から温める効果抜群。体が喜ぶ“具だくさんお味噌汁”で冷え風邪を撃退しましょう!
★体をあたためる野菜は「土の中で育つもの」、冷やす野菜は「土の上で育つもの」
野菜には 体を冷やすものと温めるものがあります。
・土の上で育つ野菜は、体を冷やす(キャベツ など)
・土の中で育つ野菜は、体を温める(かぼちゃ、ごぼう、れんこん、にんじん、ねぎ、たまねぎ、生姜 など)
と一般的に言われています。こちらのレシピは、多種類の体をあたためる野菜を一度に食べることができますよ。特にこの時期店頭にならぶ、越冬野菜は美味しさもアップ!
野菜は気温が下がってくると、自分を寒さから身を守ろうとする作用が働き、うま味と甘味が増すためなのです。特に北海道の越冬野菜(にんじん、大根、白菜、長ネギなどの野菜)は、厳しい寒さを乗り越えるため、美味しさ格別です。もしお近くの店頭で見かけたときには、お試しくださいね。
なにかと慌ただしい師走到来。ついつい食事のバランスが悪くなり、体調を崩しがち。そんなときにこそ、根菜をたっぷりとれるあったかいお味噌汁をいただきながら、冷えを改善してみてはいかがでしょう? 日々の食事で体質も少しずつ変わります。
さて、世界規模で注目されつつある「和食」への造詣も深めながら、体も心も豊かな素敵女子として過ごせますように。北海道より、がんばる女子を応援し続けます。新年は、お節料理に使うあの野菜で5分でできる和の小鉢の予定です。お楽しみに!
材料(4人分)調理時間60分
- A にんじん 小1本(100g)
- A ごぼう 1本(約100g)
- A 大根 150g
- こんにゃく 1/2枚(100g)
- 椎茸 4枚
- 水煮大豆 100g
- 水 5カップ
- 昆布5センチ四方 2枚
- あらみじん切りネギ 1/2本(約50g)
- B 練りごま 大さじ1
- B 赤みそ 30g
- B 醤油 小さじ1
- B 豆板醤 小さじ1/3
- 針生姜、または、すりおろし生姜 適量
作り方
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- こんにゃくは、まな板の上でたたき伸ばし、味をしみ込みやすくしてから、一口大にちぎる。椎茸は薄切りする。
- Aの根菜を1cm四方位の大きさに揃えて切り、水洗いする。※ごぼう:乱切り、大根はにんじんより気持ち大きめに
- 熱湯にこんにゃくを入れ、さっと下ゆでしてから取り出す。その後2をまとめて入れ2分位下ゆでし、冷水にとってからざるにあげる。
- 鍋に水と昆布、1と3を入れ火にかけ、柔らかくなったら(目安20分:大根が透き通ったくらい)、水煮大豆とあらみじん切りネギを入れる。
- Bをあらかじめ混ぜ合わせ調味料を作る。汁で溶きのばしながら加える。器によそい、生姜を添えてでき上がり。
*フードアナリスト×ジュニア野菜ソムリエMimiさん*
普段は食品会社に勤務。そのほかに、北海道野菜の魅力を伝える「ジュニア野菜ソムリエ」としての取材・告知活動、食の情報を解説する専門家「フードアナリスト(協会本部広報委員)」としても食トレンド情報をアグレッシブに発信中。
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