目をそらす男女の心理。目をふせる意味とは

「目は口ほどに物を言う」という言葉がある通り、人の心の動きは目に表れます。会話中、相手の目が動いていると、どんなことを考えているか気になりますよね。また、自分でも知らないうちに気持ちが目の動きに表れているかもしれません。そこで、心理コーディネーターの織田隼人さんに、目の動きでわかる男女の心理について教えてもらいました。

目をそらす男女の心理

会話をしているとき、相手が目をふせたり、そらしたりしていると、「自分と話すのは楽しくないのかな？」と不安になってしまうことも。実は、男性と女性で目をそらす理由は異なるようです。それぞれ、目をそらすときの心理を見ていきましょう。

男性の心理

会話中に男性が目をそらすときは、別のことを考えていたり、過去を思い出そうとしたりしている傾向があります。これは、脳が処理に集中するときに、人を見るのではなくて虚空を見ることで、目から入ってくる情報量を減らして考えに集中するから。会話中に男性が目をそらしたときには「脳が処理に集中している」、「大事なことを考えている」、「別のことを考えている」というふうにとらえましょう。

難しいのは、話に興味がなくて別のことを考えているのか、それとも話の深いところを考えはじめて脳が処理に集中しているのかがわかりにくいこと。これは男性がしゃべりはじめるのを待ち、その内容を聞くことで、相手が深く考えていたのか、まったく興味がなかったのかがわかるはずです。

女性の心理

女性が会話中に目をそらした場合は「話がつまらない可能性がある」と考えたほうがいいかもしれません。

ただし、相手を恋愛対象として意識している場合は、恥ずかしがっているケースも。照れているのか、興味がないのか、どちらか確認したいときは、少し顔を近づけたりして、照れているのかどうかを推し量ってみるのもおすすめです。

目線の動きでわかる心理

会話中にはさまざまな目の動きが起こります。ここでは、目線の動きでわかる、人間の心理状態と恋愛に応用するコツをご紹介します。

目線の意味

横（左 or 右）を見る

横に目を向けることは「興味のなさ」を示すバロメーター。目線の高さはそのままに別の方向に顔を向けるのは、「別のことに興味を向けたい」ということを示しています。つまり、目の前のことに対して興味がない可能性があります。

目をふせる

相手が目をふせていると「自分は嫌われているのかな？」と感じるかもしれませんが、自信のなさや照れというケースが多いです。

右上を見る

右上を見るときは「（頭の中で）何かを創造している」状態。クリエイティブな発想をしていたり、未来について考えていたりすることが多いです。例えば、新しくやってみたいことを考えていたり、設計図を脳内で作っていたり。また、場合によってはウソを考えていることもあるので要注意です。

左上を見る

左上を見るときは「過去の映像を頭に思い浮かべている」という状態。以前起こったこと、過去のことを思い出している傾向があります。人は考えごとをしているときに上のほうを向きますが、その中でも目線が左上になっていれば、昔の情報と照らし合わせていたり、過去を思い出しているということの表れです。

恋愛に応用する方法

見つめる時間を増やすと、恋が生まれやすくなります。男性はそもそも目をそらしやすいもの。8秒程度目が合っているとそれだけで緊張し、相手に対して恋心を抱きやすくなる傾向があります。つまり、8秒以上男性のことを見続けると、恋に発展しやすくなります。女性にとって、8秒程度相手を見続けるのはそれほど負担に感じないはず。男性に自分との恋愛を意識してもらいたい場合、少し長めに相手と目を合わせ続けましょう。

「目は口ほどに物を言う」は本当だった

ささいな目の動きから、さまざまな心理状態がわかるようです。うまく使えば恋愛を有利に進めることもできるかもしれませんね。よりよい人間関係を築くために、ぜひ参考にしてみてください。

（監修・文：織田隼人、文：篠崎夏美）

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