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論理的な意見を上手にかわすテクニックとは?「最初から白旗をあげたふりをする」

どこからどう見ても非の打ちどころのない論理的な意見に言い負かされそう…。こんなときは、まず相手のペースを崩してしまうことがポイントです。うまくかわす方法をご説明します。

【対立している人とうまく付き合う方法とは?「笑顔で論理的に」】

ボクシングに学ぶ

ボクシングのテクニックのひとつに「スウェイバッグ」というものがあります。これは、相手の攻撃を上体を反らしてかわすというもので、ボクシングの試合をテレビで観戦していると、よく「今のスウェイはうまかったですね」などと解説が入るものです。

この「相手の攻撃を紙一重のところでうまくかわす」という戦法は、議論の場においても有効なテクニックなので、ズバっと切り込んでくる相手をうまくかわすために是非身につけておきたいところです。

相手の体力の消耗を待つ

野球の試合で、バッターがわざと何度もボールをファウルさせて相手のピッチャーの疲労を誘うという戦法があります。ピッチャーは早く決着をつけたいのに無駄に何度も投げさせられるわけですから、肉体的にも精神的にもかなりダメージを受けてしまいます。

これと同じように、筋の通った反論のしようがない意見をガンガンぶつけてくる相手に対し、微妙に論点をずらしながらのらりくらりとかわしていくことで、話の本質を歪めさせてしまうことができます。すると、しだいに相手の話も論点がずれてきてしまい、「こんなことを言いたかったんじゃないのに」となってしまうのです。

気勢をそぐ

人は、対等の力でくってかかってくる相手に対しては100%の力で応戦しようとしますが、最初から「まいりました」と白旗を上げている相手に対しては本気の力を出そうとはしないものです。この心理を利用してしまいましょう。

議論の相手は、「なんとかしてあいつを言い負かしてやろう」と息巻いています。そこへあなたが「そういう考え方もありなんじゃないですか?私はいいと思いますよ」などと素直に相手を認める発言をしてしまうと、相手は「あれっ?かかってこないの?」となり、戦意を喪失してしまうのです。ここで相手のもくろみを崩すことができます。

※この記事は2013年10月21日に公開されたものです

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