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【お悩みガールズ白書】管理職に就きたい・就きたくない問題

ジェーン・スー

◆「責任」って言うけど……。

外山 あと、「責任を取るのが……」っていうのも管理職に就きたくない理由として大きいみたいですね。でも、正直責任を取らないタイプの管理職の人、実際けっこういると思うけどなー。

ジェーン 責任取らない管理職だらけじゃん! だってさ、「私は(管理職に就くような)そんな能力ないので……」ってみんな言っているけどさ、自分の上司、見てみ? デキる奴ばっかり? ちがうでしょ? 男の管理職も女の管理職もさ。

外山 まぁ、ある程度の年齢になったら、管理職に就かざるを得ないっていう状況もあったりしますしね。

ジェーン まあね~。外山さんだったら、(管理職に就くチャンスがあった場合)どうします?

外山 うーん……。今の職業だったら、ラジオとかでずっと喋っていたいな、と思っていたとしても、管理職で「管理」する立場になった場合、自分はプレイヤーでいたいけど、それを我慢しなきゃいけないと思わなきゃいけなくなるわけですよ。私は、プレイヤーと管理業務を一緒にやる、っていう器用なことは多分できないと思うので……

ジェーン うん。どうします!?

外山 ……(管理職に)なるしかないですよ! だって、それ会社から言われてることだから。

ジェーン そうですね。

外山 それか、(会社を)辞めるかな~。

ジェーン (笑)! まぁ、アナウンサーは専門職だから、普通の会社員と比べるとちょっと状況がちがうかもしれないけど。まぁ、自営で、好き勝手やっている自分が言うのもなんなんですけど、(管理職のポジションを)後輩に譲る、というのもひとつの手かもしれませんよ。

外山 じゃぁ、私は社長目指します。

ジェーン そうね、それもアリかもね(笑)。

◆ジェーン・スーより
誰もが上昇志向になる必要はまるでないけれど、その「私は向いていない」の理由が「私は女だから」ではないか、一度自分自身の捉え方を疑ってみた方がいいとは思います。個人の能力や向き不向き、そして希望はそれぞれだけど、女だからと自分で自分にリミットをかけるのは勿体無いと思うのであります。

<番組情報>
◆週末お悩み解消系ラジオ『ジェーン・スー 相談は踊る』
毎週土曜日 19時~21時生放送
出演:ジェーン・スー
http://www.tbsradio.jp/sd/

<ジェーン・スー>
東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティ、コラムニスト。音楽クリエイター集団agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、ラジオ番組、テレビ番組など幅広く活動中。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎刊)、ラジオ『相談は踊る』の書籍版『ジェーン・スー 相談は踊る』(ポプラ社刊)。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2015年03月27日に公開されたものです

ジェーン・スー

東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家、ラジオパーソナリティ、コラムニスト。音楽クリエイター集団agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、ラジオ番組、テレビ番組など幅広く活動中。TBSラジオ「週末お悩み解消系ラジオ ジェーン・スー 相談は踊る」が現在毎週土曜、生放送中。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎刊)、ラジオ『相談は踊る』の書籍版『ジェーン・スー 相談は踊る』(ポプラ社刊)。

『ジェーン・スー 相談は踊る』
http://www.tbsradio.jp/sd/

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