お休み厳守! フランス人の日曜日の過ごし方って? 「書店ではなく映画か美術館へ」
働きすぎだと指摘されがちな日本人。スペインの「シエスタ」という休憩を取る習慣をうらやましいな、と思ったこともあるのではないでしょうか。同じヨーロッパのフランスにも、休暇について意外な決まりごとがあるようです。今回はフランスの日曜日についてお伝えしていきます!
■法律によって定められた休日
フランス旅行をして、お店が閉まっていて困った経験はないでしょうか。フランスでは日曜日の小売業の営業が禁止されています。食料品店・書店・衣料品店などさまざまな形態のお店が休業。もちろん観光客向けのお土産物を売ることもできないので、どんなに店先にお客さんがいようとシャッターを開けてはいけないのです。
■日曜日は家でだらだらするしかない!?
例外的に営業している映画館やショッピングセンターもありますが、数が少ないのが事実。お金を使って用事をすませたり、外で遊ぶことはできません。子どものいる家庭では親子水入らずで公園で遊ぶということもあるようですが、お家でのんびり・だらだらするのが一般的な過ごし方のようです。
■パリの観光はちょっぴりおトク!
さて、パリでは閉まっていない施設も多くあります。それは美術館や博物館。毎月第一日曜日には、国立の施設なら入場が無料になる太っ腹なサービスもあります。
■日曜日でも働きたいフランス人も
フランスには「マルシェ」という大きな朝市が毎日のようにあり、たくさんの人たちが日曜でも出店しています。不便だったり生活が厳しいという理由で日曜日も働きたいという人は多いのです。しかし一方で、家族とともに過ごせる曜日が週に一日は必要だという世論もあります。これから現行法制度がどう変わるかわかりませんが、ひとつの注目ポイントかもしれませんね。
フランス人の日曜日の過ごし方についてお伝えしました。日曜日には必ず休まなければならないという法律。うらやましいと思いますか? それとも、仕事のことが気になってのんびりできないでしょうか。
(ファナティック)
※この記事は2014年06月22日に公開されたものです