SNS事故を避けるための最低限のマナー「他人のことは書かない」「限定公開する」
コミュニケーションに自己アピールにと、SNSを駆使する方も多いのでは? 便利な半面、SNSが原因で、怖い事件に発展してしまうこともあるようです。利用の際には、ルールを守り、注意する必要があります。今回は、SNSを利用している働く女性のみなさんに、「利用の際に気を付けていること」について聞いてみました。
Q.SNSを利用するときに気をつけていることはありますか?
気をつけていることがある 57.0%
気をつけていることはない 43.0%
過半数の女性が、気をつけていることがあると回答しました。ネットを利用する上で、最低限必要なマナー?
■何を公開するか
・「余計なことは言わない、他人のことを書かない。ちょっとしたことで喧嘩になったりするようだったので、面倒にならないためにもうわべだけの更新しかしなくなった」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「リアルな知人にしか公開しない。また、念には念を入れて画像などから場所を特定されないように細心の注意を払う。(マンホールやガードレール等)」(31歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
公開する内容に気を付けているという意見が多くありました。実名、住所、勤務先などの個人情報、写真はNG! マンホールにまで気を配るのは大変ですが……それでも利用したい魅力があるということなのでしょう。
■誰に公開するのか
・「facebookは、職場の人とも友だちになっているのでグループ分けして、職場の人に見られたくない投稿はちゃんと限定公開している。Twitterには鍵をかけて友だちからしか見えないようにしています」(23歳/小売店/クリエイティブ職)
・「知られたくない相手に知られないように、検索設定をオフにしたり、プロフィールに重要なことは書かなかったり、日記にブロックをつけている」(32歳/医療・福祉/専門職)
誰とでも気軽に繋がれるのがSNSの魅力! しかし、働く女性の中には「会社の人とは繋がりたくない」と考える方も多いよう。「友だち」を削除することは難しいので、事前の対策が重要です。
■見られること前提だから
・「誰が見ているかわからないし、悪い印象を与えたくないので、悪口や愚痴は書かない」(26歳/運輸・倉庫/営業職)
・「他人の悪口になるようなことは書かない、誰が見ているか分からないという気持ちで、あまり深入りした内容やぞんざいな言葉遣いで書かない」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
公開範囲を限定していても、閲覧者を完全に把握することは難しいです。誰に見られてもいいような発言を心掛ける女性も多いようです。「人を不快にさせない」のは、SNSでのマナーと言うよりは、むしろ社会人としてのマナー!?
■自分だけでなく
・「友だちからの誘いをあいまいに断った日に、別の人といる写真などをアップしたりタグづされないよう気をつける。友だちを不快な気分にさせたくないから」(25歳/通信/営業職)
・「写真を載せるときに、許可のない人の顔が載らないように気をつけている」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
自分のプライバシーを気にするだけではダメ。文章や写真に登場する、友人知人のプライバシーにも配慮する必要があります。思わぬところで誰かを傷つけないためにも、必要なことです。
自分の情報、安全を守るために、さまざまなことに注意している女性が多いようです。窮屈なことも多そうですが、やはりそれでも、SNSの魅力は絶大!? みんなの意見を参考に、気持ちのよい利用方法を模索してみてはいかがでしょうか。
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2013年10月にWebアンケート。有効回答数296件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2013年11月11日に公開されたものです