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「かしこまりました」の意味と使い方とは。「承知しました」との違いも解説

にほんご倶楽部


「かしこまりました」の言い換え表現

「かしこまりました」と似た意味を持った表現を知っておくと、相手との関係性やシーンに合わせて柔軟に使い分けられるため、便利でしょう。下記でいくつか紹介します。

(1)「了承いたしました」

「了承いたしました」は、相手の申し出に対して、事情をくんで納得し、受け入れた旨を意味する表現です。

部下や同僚からの要望を受け入れたり、分かったことを伝えたりする時に使うといいでしょう。ただし、やや上から目線と取られるケースもあるため、目上の人に使うのは避けた方が無難といえそうです。

(2)「同意いたします」

「同意」は相手の意見に賛成することを意味しています。また「いたします」は謙譲語の「いたす」を含んでいるため「同意します」よりもさらに丁寧な表現です。

幅広い相手に使えるため、相手の意見に賛同する時や同じ考えを持っていると伝えたい場合に使用しましょう。

(3)「承りました」

「承りました」は、「引き受ける」の謙譲語である「承る」に、丁寧語の「ました」を加えた表現。

「承知しました」と同様に「引き受ける」「理解した」というニュアンスが強いのと同時に、「かしこまりました」のように柔らかな雰囲気があります。

「かしこまりました」は目上の人に広く使える表現

「かしこまりました」は相手を敬う気持ちを込めつつも、「分かった」ということを伝えられる表現です。

お客さま相手など、丁寧でありつつもマイルドな表現を使いたい時には「かしこまりました」と伝えましょう。内容について理解している状態だとしっかりと伝えたい場面では「承知しました」がおすすめです。

相手によって柔軟に言い換え表現を使うなどして、コミュニケーションを円滑にする言葉遣いを心掛けましょう。

(#にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2024年09月18日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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