「ちなみに」は敬語で言い換えが必要? 意味と使い方・言い換え表現を解説
「ちなみに」の類語・言い換え表現
ここでは、「ちなみに」に近い意味を持った類語を紹介していきます。
(1)「補足すると」「補足しますと」「補足いたしますと」
「ちなみに」をより分かりやすくした言い方で「補足すると」というフレーズがあります。「補足」には、前の内容について、情報が不十分なところを足して補うといった意味合いがあります。
より丁寧に言う場合は、「補足しますと」「補足いたしますと」のように、敬語表現をプラスしましょう。
(2)「また」
「また」は話の続きとして別の事柄を付け足したい時に使えるフレーズ。
「彼は教師であり、また小説家でもある」のような形で使用します。「さらに」「そればかりでなく」と言い換えることもできます。
(3)「なお」
「なお」は話をした後に、さらに別のことを添えたい時に使います。
例えば「今日はこれで終了します。なお次回の開催は金曜日です」のように、いったん終了した話題に対して、追加で説明が必要な事柄について伝えるイメージです。
「ちなみに」は同じ話題の補足をしたい時に使える言葉
「ちなみに」は話していた話題に、情報を補足したい時に使える便利なフレーズです。「ところで」のようなニュアンスで話題の切り替えに使用すると、誤用となるため注意しましょう。
また、「ちなみに」自体には敬語の意味合いはないため、目上の人との会話では「ちなみに申し上げますと」のように、敬語とセットで使うといいでしょう。
(#にほんご倶楽部)
※画像はイメージです
※この記事は2024年09月18日に公開されたものです