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「高みを目指す」とは? 意味・使い方・言い換え表現を解説【例文付き】

言葉解説

にほんご倶楽部

「高みを目指す」という言い回しは、ビジネスシーンや日常生活の中でよく耳にするフレーズです。

強い意志を込めた言葉だからこそ、誤解なく気持ちが伝わるように正しく使用することが大切。

この記事では、「高みを目指す」の意味と使い方、類語を解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

「高みを目指す」の意味

「高みを目指す」の「高み」を辞書で調べてみると、以下のような意味があります。

たかみ【高み】

周囲より高い場所。「—に立つ」」

(出典:『デジタル大辞泉』小学館)

つまり、「高みを目指す」とは、現状よりもさらに高いレベルの物事を成し遂げようとしたり、大きな目標を掲げたりすることです。

今いる場所よりもさらに上を目指す意味合いが強く、向上心を示す時に使います。

「高みを目指す」の使い方【例文付き】

「高みを目指す」は、ビジネスシーンだけでなく、日常生活など幅広いシーンで使用できる言葉です。

上手に活用すれば、向上心がある様子や、自分の意志や意欲を伝えたい時にとても役立つでしょう。採用面接時や社内面談など、自己PRしたい場面で用いるのもおすすめです。

また、自分自身だけでなく、実際に目標を高く設定している人のことも「高みを目指している人」と表現できますよ。

以下で、例文を紹介します。

例文

・「さらなる高みを目指して努力を積み重ねていきます」

・「現状に決して満足せずに、常に高みを目指していきたいです

・「今よりも高みを目指さないと、目標の成果を得ることは難しい」

「高みを目指す」を使う時のポイント

ここからは、「高みを目指す」を使うにあたって、注意したいポイントを紹介します。

(1)本当に努力したい時にだけ使う

「高みを目指す」という表現は、自分や他者に対する成長や向上心を意味する言葉です。真剣に目標に向けて取り組みたい気持ちを示すものだからこそ、気軽に多用するのは避けましょう

本当に努力したいと思える物事に対して使わないと、口だけで結果が伴わない人という印象になりかねません。周りからの信頼を損なわないためにも、使用シーンにはくれぐれも注意しましょう。

(2)具体的な理由も添える

このフレーズを使う際は、どのような高みを目指したいのか、具体的に伝えることも大切です。ただ「高みを目指したいです」と述べても、努力の方向性は相手に伝わりません。

例えば、「売り上げ成績を上げて社内で評価されるように、高みを目指して営業スキルを磨きたいです」など、具体的な言い回しを心掛けましょう。

「高みを目指す」の類語

シチュエーションによっては「高みを目指す」という表現よりも、カジュアルな言い回しを使用した方がシンプルで分かりやすいケースも。

ここからは、堅苦しい印象になってしまうのを避ける時に使いたい、3つの類語を紹介します。

(1)「向上心がある」

高みを目指して努力する様子は、「向上心」という言葉で表せます

そのため、「向上心がある」と言い換えることで、よりカジュアルで幅広い相手に使用できる言い回しになるでしょう。また、誰かを評価する時の表現としても使用できる便利な言葉です。

しかし、自分自身で向上心があることをアピールしすぎると、やや自信過剰な印象になってしまう可能性も。使いすぎには注意してくださいね。

(2)「高い目標を持つ」

「高みを目指す」をシンプルにした言い方が「高い目標を持つ」です。

基本的に意味は同じですが、「高い目標を持つ」は具体的な目標がある時に使いやすい表現といえます。実際に夢に向かって努力している最中でも使える、汎用性のある言い回しです。

(3)「チャレンジ精神が旺盛」

高みを目指して行動するには、挑戦しようとする気持ちが必要。そのため、目標達成に向けて努力する意志がある人を「チャレンジ精神が旺盛な人」と言い表すこともできるでしょう

「高みを目指す人」だと堅苦しい印象になってしまう時にこの表現を用いれば、話し言葉としてもストレートに意味が伝わるはずです。

「高みを目指す」は目標のために行動する意志を示す言葉

「高みを目指す」とは仕事での出世、世間からの評価など、目標達成のために行動する姿勢そのものを意味します。

ビジネスシーンでもよく使いますが、普段から挑戦する心を示す表現としても定番のフレーズです。

言い換え表現もいくつかあるため、シーンに合わせて言い方を変えると、よりスマートで伝わりやすい言い回しになりますよ。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2024年06月26日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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