依存体質な人とは? 特徴や直し方、原因を心理カウンセラーが解説
依存体質につながりやすい原因
依存体質になりやすい原因はいろいろありますが、「ここにしか救いがない」「こうでもしないと生きられない」という、焦りや不安が根本的な理由であるケースが少なくありません。
つまり依存することが、一時的ではあるものの、その人にとって唯一の救いになっているのですね。
ここからは、依存体質につながりやすい焦りや不安の原因を3つほど紹介します。「自分って依存体質かも?」と感じる方は、チェックしてみてくださいね。
(1)他に頼れる人がほとんどいない
他者に助けを求めたり迷惑を掛けたりすることが苦手で、1人で抱え込む癖がある自立的な人ほど、過度に何かに依存してしまう場合があります。
人に頼れない分、お酒に溺れたり、頑張りすぎてストレスがたまり、つい過剰にお金を使ってしまったりといった具合です。
依存体質と聞くと「甘えている」というイメージを持つ人がいるかもしれませんが、実は「1人で抱え込みすぎ」な場合も少なくないのです。
(2)自分で決める経験が少な過ぎた
過保護・過干渉など、育ってきた環境が自分の意見を伝えたり、聞いてもらえたりするような状況になかった場合、自らの意見に自信を持つのが難しくなりがちです。
その結果、「誰かに依存しないと生きていけない」、といった心境をつくり出してしまうことがあります。
(3)成功体験が少ない
過去にチャレンジすること自体が少なかったり、失敗ばかりを繰り返したりした結果、「自分にはどうせできない」という無力感が強くなるケースがあります。
その場合、「誰か・何かに依存しないと生きていけない」と感じやすくなるのです。