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依存体質な人とは? 特徴や直し方、原因を心理カウンセラーが解説

服部希美(心理カウンセラー)

依存体質につながりやすい原因

依存体質になりやすい原因はいろいろありますが、「ここにしか救いがない」「こうでもしないと生きられない」という、焦りや不安が根本的な理由であるケースが少なくありません。

つまり依存することが、一時的ではあるものの、その人にとって唯一の救いになっているのですね。

ここからは、依存体質につながりやすい焦りや不安の原因を3つほど紹介します。「自分って依存体質かも?」と感じる方は、チェックしてみてくださいね。

(1)他に頼れる人がほとんどいない

他者に助けを求めたり迷惑を掛けたりすることが苦手で、1人で抱え込む癖がある自立的な人ほど、過度に何かに依存してしまう場合があります。

人に頼れない分、お酒に溺れたり、頑張りすぎてストレスがたまり、つい過剰にお金を使ってしまったりといった具合です。

依存体質と聞くと「甘えている」というイメージを持つ人がいるかもしれませんが、実は「1人で抱え込みすぎ」な場合も少なくないのです。

(2)自分で決める経験が少な過ぎた

過保護・過干渉など、育ってきた環境が自分の意見を伝えたり、聞いてもらえたりするような状況になかった場合、自らの意見に自信を持つのが難しくなりがちです。

その結果、「誰かに依存しないと生きていけない」、といった心境をつくり出してしまうことがあります。

(3)成功体験が少ない

過去にチャレンジすること自体が少なかったり、失敗ばかりを繰り返したりした結果、「自分にはどうせできない」という無力感が強くなるケースがあります。

その場合、「誰か・何かに依存しないと生きていけない」と感じやすくなるのです。

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